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藍と桃色の秘蜜車両

※SKEBにてリクエストを頂きました!

 今回は『黒子のバスケ』から相田リコと桃井さつきが、痴女専用車両に乗り込んでしまい……というお話です!

 それでは、下記よりお楽しみください!




 ──その車両に乗り込んだ瞬間、相田リコは何とも言えない“違和感”を覚えていた。


「どうしたんですか、リコさん? 思っていたより混んでいて驚いたんですか?」

「いや、そうじゃないんだけど……」

「あ、それならリコさんだけ普通車両に移ります? ほら、リコさんは何処とは言わないけれど慎ましやかだから、普通に乗れるかも知れませんよ?」

「アンタまさか、その弄りする為に『最近は痴漢とか怖いし女性専用車両にしましょう』とか言ったワケ!?」


 相も変わらず胸の大きさでリコを揶揄ってくる桃井さつきに、ふしゃー! と怒りを露わにしたリコであったが……すぐに声を潜めて、さつきにこそこそと話しかける。


「今日って、この辺りでソムリエの大会とかあったりする?」

「はい? ソムリエの……いいえ、聞いたことないですけどね」

「私も。いや、じゃあなんだろう?」


 きょろきょろと車内を見回しては首を傾げているリコの様子に、さつきは彼女の特殊な能力を思い出す。

 身体を目で見るだけで、対象者の身体能力や肉体の疲労度合いを数値化して分析することが可能という特殊な目──『読みとる眼(アナライザー・アイ)』。

 この能力によってバスケ部を支えているリコであるが、この車内で何を読み取ったというのか。


「……この車内で目に付く女性、全員が“手”と“舌”に何か精通してるっぽいのよ」

「手と舌ですか?」

「着衣の上からだから、正確に読み取れてる訳じゃないけどね……ほとんどアスリート並。手だけなら卓球かなとも思ったんだけれど、舌ってなにかな?」


 異能によってもたらされる、奇妙な情報。

さつきも車内を見回すと、何かの競技者といった様子の見た目の者はむしろほとんどおらず、ごく普通のOLとか落ち着いた様子の主婦とか、そういった装いの者が多い。

 そして、先は精々「座るところが無いな」程度の混雑具合だったのだが……気付けば、リコとさつき以外の情や客が、明らかに“包囲”を少し狭めてきていた。

 この段になって、騒いでいたからだけではあり得ないほどに、乗客全員から見つめられていることにリコたちは気付く。


「な、なに……!?」

「あの……リコさん。もしかして、もしかしての話ですよ……ソムリエ以外にも手と舌を使うことって、一つ思いつくんですけれど……」

「もったいぶって無いで言いなさいよ!」

「……えっちなことですぅ」


 さつきの言葉に目を剝くリコ。

 それは彼女の価値観の中では考慮していなかった可能性であり、そして冷静になれば“あり得る”話でもあった。

 その時には既に……明らかに社内のスペースは十分あるはずなのに、二人の周囲は満員電車のように女性たちがひしめいている状態になっていた。


「きゃっ……! や、やめて、触らないでよ!?」

「やぁぁ……! お尻触っちゃ駄目ですよ!?」


 遂に女性たちは二人の体へ手を伸ばし触り始め、その手先からは明らかに性的なニュアンスが漂っていた。

 怯えるさつきを抱きしめて庇いながら、にらみつけてくるリコの姿に周囲から小さく「格好いい♥」「ナイト様ね♥」という声が上がる。


「ふふふ、この電車に乗ってきておいて、おさわり禁止だなんて……本当に何も知らずにここへ入ってきたのねぇ?」

「そういう何も知らない獲物って、最近はすっかり減っちゃったからありがたいわぁ♥ ようこそ、痴女専用車両へ♥」

「ち、痴女専用車両!?」

「そう、この車両に居るのは全員がレズの痴漢師なのよ♥ 互いに盛り合うのもいいんだけれど……やっぱり、素人の子を弄るのが一番楽しいのよねぇ♥」


 恐るべき事実が明らかになった瞬間、四方八方からリコとさつきに手が伸びてきて、二人はあっという間に引き離されてしまう。

 そうして、あちこちから伸びてきた腕が、敏感な場所を徹底的に撫でまわし始めた。


「ひっ、あぁぁ……ちょっ、ちょっと、本当に……やめっ……う、あぁ……」

「やぁぁ……こ、怖いぃ……んっ、んふぅぅ……は、あぁぁっ……」

「怖くなんかないのよ? すぐにいっぱい気持ちよくしてあげるから……♥」

「みんなで楽しみましょうねぇ♥ 優しくしてあげるから、すぐに立派なレズになれるわよぉ……♥」


 リコもさつきも、一応は健康な女子高生である。

 経験はないがセックスの知識はあるし、自慰の経験くらいは何度かある……達するまでは至らなかったが。

 しかし、まるで触手の群れのように後から後から大量の腕が伸びてきて、体のあちこちを撫でまわしていくというのは、当然ながら初めての経験である以上に、彼女たちの常識に存在しない光景であった。


「んっ、あぁっ……あっ、あぁんっ……♥ ダメ、ダメぇ……そ、そんな、胸ばっか……ん、くぅぅぅぅっ……♥」


 乱暴に揉みくちゃにされるのならば、暴力への抵抗ということで強気に構えることもできたかも知れない。特にリコは気性が荒く、こういった理不尽に対しては屈しない精神力の持ち主だ。

 だが痴漢師を名乗る女たちの手つきは、どれもがひどく優しく繊細で、リコの胸をまるで壊れやすい宝石のように慎重に撫でまわし、ほんとうに少しずつ無理ないように力をかけ、ふに……ふに……と揉み上げていく。

 さながら、それは高級マッサージのような様相。

 複数人にもみくちゃにされていることを忘れれば、リコが妄想したことのある「理想に初めて」かと思うほどの緻密で気遣いに満ちた手つき……リコの警戒心は溶かされて、快感だけが体を這いまわっていく。


「は、はぁぁ……あぁ、駄目です……お尻もみもみしないでください……ん、気持ちよくなりたくないぃぃ……♥」


 さつきの方もそれは同様で、勝手に痴漢と言うと無理やり下着の中に手を突っ込み、乱暴に指を恥ずかしい場所に挿入してくるような“暴力”だと想像していたのだが、実際には下着の上から優しく尻を何度もタッチされ、まるで傷んでいる個所を撫でているような手つきで愛でられて、どんどん警戒の檻を外されていってしまう。

 二人の耳元で聞こえる声も「可愛いわ♥」「感じちゃってるのね♥」「若くて、すべすべ……うらやましい♥」「好きになっちゃいそう♥」と優しい声音で好意的な内容ばかりであり、もしもこれが特殊なエステだと言われたら信じてしまいそうだ。


「(ち、痴漢って、こんなにこっちを気持ちよくしようと……気を使ってくるものなの……? ダメ、これじゃ抵抗できない……)」

「(あぁ……り、リコさんが諦めた顔しちゃってる……私の気力もなえちゃいます……う、あぁぁ……すごく、心地よくてぇ……)」


 気付けば二人は制服をたくし上げられて、その大きさの異なる胸を直接揉み上げられていた。

 さつきの豊かな胸と比べられるのではないかと……冷静に考えれば痴女に比べられたからどうだという話なのだが……不安になったリコだったが、優しい手つきはやはり変わらず、ぷくっ……と赤く膨れてしまっている先端をくりくりと愛撫され、体を仰け反らせる。

 そうやって仰け反ると、また多くの手が体中を撫でまわし、乳首に受けている快感をまるで全身に伝達させようとしているかの如く撫でまわしてくるのだ。少し過激な少女漫画の類で、全身が性感帯になってしまうという表現があったのを、リコは思い出していた。


「あっ、あっ……返してぇ……♥」


 一方のさつきの方は、ブラも下着もいつの間にか取られてしまっており、目の前で妖艶な雰囲気のお姉さんが自分のブラに鼻先を埋め、優しい感じの奥様が下着を使ってオナニーを始めるのを見せつけられる。

 自分が性的な対象にされているというのは、先までは恐怖しか感じなかったはずなのに、今はゾクゾクとした得体のしれない高揚感が胸の奥から湧き上がってくる。


「り、リコさぁん……わ、私……変態に、なっちゃったかも知れませぇん……あっ、あぁぁっ……♥」

「な、なに言ってるのよ……負けちゃダメ、最後まで頑張るの……あはっ♥ あぁぁんっ♥」


 二人の体はいつの間にか生まれたままの姿にされており、優しく撫でまわす以外にも刺激を与えるものが加わり始めていた。

 舌だ……生暖かく、そして指以上に的確に性感帯を刺激する部位が、肌の上を這い始める。ぬくもりと僅かな湿りが、体のあちこちをじっとりと濡らしていく。

 左右の乳首をレロレロと嘗め回されて、リコは飛びあがりそうになるほどの快感を与えられ、生まれて初めての絶頂へと導かれてしまう。

 さつきの方も、太ももを複数の舌で嘗め回されながら胸を揉まれ、こちらも「あーっ♥」と切ない声を上げながら絶頂……二人は、生まれて初めて女性によって達する快感を覚えたのだった。


「はぁー……はぁー……♥ こ、こんな……すごいぃぃ……わ、ぷぅぅっ……♥」

「んむぅぅぅっ……あ、甘い匂いぃぃ……♥ ひ、ひにゃぁぁっ♥」

「ふふ、こうやってがっちり顔を腋にホールドされると、甘い匂いが直接流れ込んでくるでしょ♥」

「女の匂いで興奮するようになりながら、イッちゃいましょうねぇ♥ ほら、あそこを直接触ってあげる♥」

『んんーっ♥』


 リコとさつきの顔は、OL風の若い女性と大学生くらいのノースリーブの乙女によって、腋にホールドされてしまった。

 濃厚な雌臭の漂う腋に顔を挟まれてしまった状態で、一度達して潤んでいる秘所に指が這わされ、ぐちゅぐちゅと淫らな水音が耳に届いてくる。

 もっとも敏感な場所を複数の指で撫でまわされ、くぱぁぁ……と強制的に広げられ、つぷり……と舌先が挿入される。

 こくっ、こくっと自分たちの愛液が女性によって呑まれている音が聞こえてきて、それが顔をふさぐ甘い腋臭と相まって、二人の性癖を捻じ曲げていく。女の匂いで興奮し、股間を濡らす嗜好へと、変えられていく……。

 腋がすっと外され、二人は同時に深呼吸を吐こうとするが……その鼻先にぴたりと指が付けられた。

 リコの方にはさつきの、さつきの方にはリコの、あそこを弄っていた指だ……互いの秘所の匂いを思い切り吸い込んでしまい、同時に二度目の絶頂に達する少女たち。無意識の内に、ただ女性を性的な対象にするのではなく、互いを一番の対象にするように改造されていく……。

 二度も達してしまえば最後、秘所を始めとした性感帯はいずれも触れただけで達するほどに敏感になっている。

 二人は何度も、何度も、何度も達しては「あぁぁっ♥」「やぁぁっ♥」と甘い嬌声をひりだし続けるのだった……。



「う、あ……」


 頭が痛い……鼻腔の奥に、甘い女の匂いが張り付いてしまっているかのようだ。

 リコが懸命に頭を振って正気付こうとすると、周囲の光景が自然と目に入ってきた。

 そこはホテルの一室と思わしい場所であり、リコは裸でベッドの中に寝かされていた。目につく位置に制服が丁寧に畳まれて、籠に入れられているのが見えた。

 何度もイカされ、徹底的に女体の魅力と快楽を叩き込まれて。それで最後は潮吹きしながら絶頂し、そのまま気絶してしまったのを思い出して、リコは赤面した。あの痴漢師たちはリコたちを放置することなく、どこかのホテルへと放り込んでいったらしい。

 リコたち……そう、さつきも隣ですやすやと眠っている。リコは彼女を起こしかけて、しかし躊躇した。

 彼女を起こしたら、何か致命的な事態が進行してしまうような、そんな予感がしたからだ。

 けれどリコが起こさなくても、すぐにさつきは眼を覚まして、リコと裸で見つめ合うことになる。

 このまま気になるのならシャワーでも浴びてから、着替えて帰れば何もかもなかったことに出来る……そのことは互いに分かっていた。

 けれど、互いの裸体がもはやどうしようもなく劣情を掻き起こすものになっていて、微かに香る肌の匂いすらも官能を刺激することに、今となってはリコもさつきも抗えなかった。

 リコの側から、さつきの体を抱きしめたのは、彼女の方が高ぶりが大きかったからか、それとも年上として導かなければいけないと思ったからか。

 どちらにせよ肌が触れ合った瞬間、二人のスイッチは完全に切り替わってしまい、目の前にいるのはマネージャー仲間ではなく、愛しい片割れに変わっていた。


「リコさん、キス、欲しいです……♥」

「んっ……そう言えば、あの電車の中でもキスだけはされなかったね……♥ さつき……♥」

「リコさん……リコ、さっ……はぷっ……んちゅっ……♥」


 お互いに濃厚な口づけを交わし、とろとろと甘い味のする唾液を交換し合う。

 その間にも、痴漢プレイの中で仕込まれた動きは二人にすっかりと根付いており、自然と屹立している乳首同士を擦り付けるように、大きさの違う胸を合わせて、寝台へとリコがさつきを押し倒す。

 普段であれば胸の大きさで揶揄う場面だが、今はリコのぬくもりがたまらなく心地よく、乳首から全身に波及するほどの快感を与えてくれていた。

 濃厚なキスを交わしたまま、互いの足を絡め合い、胸に続いて秘所を重ね合う。

 くちゅっ……ぐちゅっ……くちゅんっ♥

 淫らな水音が、室内に響き渡る。

 あの車内でほぐされ切ったそこは、とろとろと愛液を噴き出しながら白く泡立って擦れ合い、上の口以上の濃厚なキスを繰り返す。


「ふぁっ……さつき、気持ちいい……? 私、すごくいいの……♥」

「は、はい……リコさんとのえっち、すごくいいですぅ……♥ あっ……もっと乳首で♥ クリちゃんでキスしたいですぅ……♥」

「もう、すっかりいやらしくなって……アンタ、もう止まれないよ……♥」


 はぁぁ……とキスを中断して甘い吐息を吹きかけると、それで仰け反ったさつきの太ももを抱え上げ、まるで異性が挿入するときのように、激しくぱん♥ ぱん♥ ぱん♥ と腰を打ちつける。

 秘所同士の激しい接触に、さつきは涎をこぼしながら絶頂を繰り返し、甘い声で「リコさんっ♥ あぁぁっ♥ リコさぁんっ♥」と繰り返す。


「さつき♥ 私の、さつきぃっ……♥ あ、イクっ……イクーっ♥」

「あぁぁぁっ♥ 私もイッちゃいますぅっ♥ あっ、あぁぁーっ♥」


 とくん、とくんと互いの膣内に愛液が注ぎ込まれ、ほんのりと体を温めていく。

 二人は内心で、このまま赤ん坊が出来てしまえばいいのにと思いながら……絶頂を迎えて敏感になっている秘所同士を、更に激しくこすり合わせ、同性交尾に耽るのだった……。



「──えへへ、リコさぁん♥ キスしましょう♥」

「こんな人目のあるところで? どれだけエッチなのよ、アンタ♥」

「本当はここで、手マンとかされたいの我慢してるんですよぉ♥ リコさんだってヤりたくて仕方ないの、我慢してるんでしょ♥」

「ふふ、当たり……れろっ、れりゅっ……んくっ、じゅるるっ……♥」


 ちらほらと人のいる駅のホーム。

 しっかりと手を恋人つなぎにしているリコとさつきは、濃厚なキスを交わしながら電車の到来を待っていた。

 あれから毎晩……いいや、昼間でも時間が合えばむつみ合い、互いの初めてをすべて捧げあった二人は今、発情しながら電車の到来を待っている。

 もう、一分一秒もセックスを我慢できない……そう思い合う二人の前に、あの人同じように女性専用車両が滑り込んでくる。

 中から注がれる熱い視線に、今度はすっかりと感化されながら、二人は迷うことなく歩を進めて、鋼鉄の淫らなゆりかごに飲み込まれて行った……。


藍と桃色の秘蜜車両

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