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豪放磊落(ごーほうらいらく)
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『超次元ラジオ』ができるまで

どうも傲岸不遜です。

ニコニコ・カドコミにて新作『超次元ラジオ』が公開されております!

ニコニコ

https://manga.nicovideo.jp/comic/72862

カドコミ

https://comic-walker.com/detail/KC_006640_S


高次元生命体・チュカとただの人間・ウダのパーソナリティコンビが、何でもありな世界観のラジオブースを舞台にトークを繰り広げる。前作とはだいぶコンセプトの違うお話ですが、自分のカラーは出せたので楽しんで読んでいただければと思います。


さて今回はこの漫画が出来上がるまでの変遷、主にキャラデザにスポットを当てて語っていこうと思います。


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前作の制作が一段落してまもなく、公開まで少し時間が空いたので次回作に取り掛かることになりました。担当の方からご提案いただいた方向性としては「トークもの」。基本的に同一の場所を舞台に、いつものメンバーがやりとりするのがメイン……というコンセプトだと解釈しました。それをもとに、3つほどアイデアを提出。一つはファンタジー、もう一つは学園モノ、そしてこのラジオ。特にラジオは、もともとアイデアとして持っていた"何でもありな世界観"というのを採用し、ぶっ飛んだ展開を意識しました。自分の中では学園モノが話を回しやすいかな~と思ったのですが、通ったのはラジオ。ということで、この設定を元にプロットを設計することに。


プロットは思ったよりすんなりと通ったのですが、個人的にはキャラデザと設定に苦心しました。初期の定まってない設定画を出すのはなんか気恥ずかしいですが、順番に公開していきます。


最初期の設定画。この時点ではまだ名前も決めていなかったと思います。今で言うチュカは全然デザインが違いますね。共通点としては眼力の強さでしょうか。これだけではわかりませんが、初期案では2人共高次元生命体という設定でした。ウダのほうがツッコミ役、という役回りは最初から変わりませんが。


顔のデザインだけ変えた第2稿。チュカの方は丸々デザインが変わりました。そしてここで名前がチュカとウダに決定。高次元生命体である2人の本当の名前は下位次元の生物には発音できないので、そのためにつけた名前です。ただ彼女(?)らはネーミングに無頓着なので、カチューシャをしているから「チュカ」、ダウナーだから「ウダ」と名付けました。現行のデザインではチュカのカチューシャはなくなっていますが、そのまま採用しています。


初期のコンセプトイラスト、ラジオブースのイメージ。ゲスト席には邪神らしき後ろ姿。今とは全然見た目が違いますが、読み切りのゲストは邪神と最初から決めていました。


最初のネームを切る前の、デザイン決定稿。まだチュカは前のデザインのままです。2人共ちょっとパンク寄りのファッションを参考にしました。ウダは今より目つき悪いですね。ダウナーな正確なので、ツッコミも今みたいな勢いはなく、しれっといれるイメージでした。




邪神の初期デザイン。今と違って目が髪で隠れていました。体型は決定稿同様グラマラスな感じですが、セクシーさより目が見えないことによる不気味さを狙ったものでした。現行の目が出ているデザインは担当さんのご提案で、結果的に見れば大正解でしたね。胸の部分に目の紋様があるのは、現行と共通しています。


ネーム第1稿の表紙。構図自体はこの頃から殆ど変わっていません。ただパースを強めに聞かせた背景を描くのが難しく、最終的には3Dモデルを作って使用しました。2人のポーズもかなりおとなしめですね。初っ端から公開したものと同じクオリティで仕上げられれば楽なんですけど、まだまだ経験不足なのでそうもいきません。まあ、こういうものは試行錯誤を重ねてクオリティいアップを重ねていくものですので、これも一つの経験です。


デザイン改変。このへんで「高次元生命体チュカ」と「人間ウダ」になりました。チュカの衣装や髪色、目の中に星と現行に近いものに。ストーリーの大まかな筋(オープニングトーク→ゲスト邪神召喚→ブース破壊、邪神消滅)は同じだったのですが、より読者目線に近く強いツッコミを入れるための役割として、ウダを人間に変更。それによって会話の内容が大きく変わったので、結局大半は書き直し。


邪神第2稿。髪ではなく拘束具で目を隠し、後半のシーンでそれがほどける予定でした。ほかは最初とあまり変わっていませんね。


チュカとウダ、ほぼ現行のデザインが完成しました。ウダの表情はだいぶ柔らかく。チュカは雰囲気をガラッと変えて明るい表情のキャラになりました。高次元生命体なので、下位の生物とはズレた感性・倫理観を持っているので、目の光は可愛さというより、理解の及ばないキマっている感を表現しています。頭周囲の輪は……なんでしょうね?自分もよくわかっていません。


邪神第3稿。まだ目の部分を拘束具で隠すというのは変わっていませんが、目のデザインが現行と同じに。ただ衣装が全体的にボンデージっぽく、なんかSMの女王様みたいで邪神らしさがないな……と思ったのと、元・豊穣神という設定を加え、現在のデザインに落ち着きました。


チュカの髪は内部に宇宙空間が広がっているようなイメージでデザインしており、白黒に落とし込んだときどう表現するかの案をいくつか出しました。決定稿ではCを採用しています。


……とまあ、紆余曲折と試行錯誤を重ねて彼女らが生まれたわけです。実は短期連載という予定もあり、その場合はストーリーを練り直す必要があったのですが、うまくまとまらず断念。つまり数回先のアイデアも持って入るということで、それが世に出るかどうかは、まあ言ってしまえば数字次第ということです。

トーク主体のコメディ漫画は初挑戦で、出過ぎたことを言うようですがギャグ漫画家が心を病みやすいと言われている理由が何となくわかりました。描いている最中は自分なりに面白いものを描いているつもりでしたが、何度も見直しをしていると必然読み返すことになり、そのたびに「これ本当に面白いか……?」がぐるぐると頭の中を回って公開時にはよくわからなくなってしまっていました。いただいたコメントを見るに概ね好意的に見ていただけているようで、胸をなでおろしております。

初挑戦のことも多く不安もありましたが、全力で取り組んだ作品ですのでまだ読んでないよという方はぜひご一読いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。


おまけ。

作中で舞台となるラジオブース全景です。ここは1話通して出てくる舞台なので、Blenderというソフトを使って3Dモデルを作成しました。初めて触るソフトでなかなか時間がかかり、上手くいかないことも多かったですが、なんとか下地は作ることができました。外側から見たとき用にもう一回り副調整室や廊下などを足したモデルが有るのですが、あくまで外観のために作ったものなので内部を詳細には作り込んでいません。


また、今回も通常の全年齢向けに出したかったのですが一部描写が引っかかってしまったようでした。例えばこのシーン。

公開されたもののコメントを見て初めて気がついたのですが、邪神の股間に闇の力が……!まさかここを黒塗りされるとは。一般の漫画でももっと過激な描写があるじゃん……とは思いましたが、昨今は色々と規制が厳しくなっているんでしょうね。ちなみに、ちょっと画像荒いですが元はこちら↓


恥丘が見えているのがいかんのだとか。成人向けを描いているから感覚が狂っているのかもしれませんが、基本スジまでは修正入れなくても何も言われませんからね。これあかんのか……というのが正直な感想です。


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と、ここまで長々とお読みいただきありがとうございました。改めまして新作『超次元ラジオ』をよろしくお願いいたします!


ニコニコ

https://manga.nicovideo.jp/comic/72862

カドコミ

https://comic-walker.com/detail/KC_006640_S

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Comments

ありがとうございます!楳図かずお先生は存じておりましたが、他の先生方含めあまり作品を読んだことがなかったので参考にしてみます!

豪放磊落(ごーほうらいらく)

一応アイデアとしてあと4人(?)ほどストックがあるので、出す機会があればいいですね……!

豪放磊落(ごーほうらいらく)

面白かったです 機械生命体とか時代劇世界のSAMURAIとか色んなゲスト呼んでほしいですね

大塚署長

しろうといけんなのでかんだいなきもちでよんでね 私、ギャグ・コメディとホラーは裏表だと思い込んでまして 楳図かずお、あろひろし、松沢夏樹、等々 古い作家さんだから知らんかもですが もし未読でしたらオススメっす

BCG


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