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柴崎しょうじ
柴崎しょうじ

fanbox


2023年

まずはみなさま、今年一年大変お世話になりました。

漫画を読んでいただいたりファンボックスで支援をしていただいたり、skebでもたくさんご依頼をいただきました。そんなみなさまの応援のおかげで今年も生き延びることが出来ました。

絵描きとして生きていけるだけで毎年幸せを噛み締めています。


今年何かあったかなと振り返ってみたら、相変わらず机に向かっていた記憶しかありませんでした。

そんな中で印象に残ったことといえば、まずは人生初のタワーマンションに引っ越したことです。

住んでみると空は広く、日の出や夕焼けを毎日楽しめて天気がいい日は遠くに富士山まで見える家で、窓の外を眺めるだけでいつでも少し晴れやかな気分になれます。引きこもりほど高い所に住むべきだと思いました。

僕が音に敏感だというのもあるので、都心部にいながら環境音から距離を置けるという意味でも高層階はとても住心地が良いところです。

仕事を辞めた勢いでアテもなく上京してきた年は築50年の家賃4万5千円、風呂はバランス釜のボロ屋に住んでいました。あの頃が遠い昔のようです。実際もう大分遠くなってしまいましたが。


次点は、自分はどうやら漫画描きとして洒落にならない程レベルが低いらしいという事実と正面から向き合ったことです。

これまでは、何かタイミングが噛み合えば自分の中の眠っていた才能が開花するんじゃないかという中学生レベルのアホな思考で生きてきました。それが今年、頭を捻りに捻って描いた漫画が全く駄目で、自分に才能なんてものは欠片もなかったことを思い知りました。完全に目が覚めました。おめでとう自分。

ここでいう才能というのはふわっとした感覚ではなく、自分の中でかなり言語化出来た性質なので、いつかここに残せたらいいなと思います。

そして、才能がないアホであることを自覚したので沢山勉強をしました。ありがとう自分。


アホであることと向き合えた自分が来年何かを掴むことができるのか、アホに生きてきたツケを払い続けることになるのか。

ある意味今までの人生で一番自分に目が離せない一年になりそうでワクワクしています。本当に、今までは生きていられたらいいやと思っていたのが初めて今後の欲が出てきたので、来年の自分に自分で乞うご期待です。

実際新しいことも準備していて、なにか手応えが掴めることを期待したいと思います。




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