絵柄の気付き
Added 2024-08-13 13:02:40 +0000 UTC先程ふと7年くらい前の自分の絵を見たら、あんまり成長してない、というか変わっていませんでした。
いつもなら「全然成長してないなあ」と勝手に凹むところですが、今回はもしかしたらその頃から完全に絵柄が固まっているのか?なんて考えが浮かびました。
絵描きである以上憧れの絵柄というものが常にあって、実は「SLAM DUNK」とか「ハイキュー」みたいな少年誌系の絵に強い憧れがあります。線がシュッとしててカッコいいし、迫力のある絵やトーンを使わないで画面が成立するのもクールだと思っているからです。憧れてるならそっちに寄せればいいじゃないかと言う話ですが、手が勝手に美少女絵になってしまうんです。
僕はずっと憧れの絵柄と実際に自分が描く絵柄の乖離っぷりに悩んでいて、「俺はいつまで経っても絵が成長しない下手くそだなあ」と自分で自分をいじめていました。
しかし、7年も前の絵が今と同じ面影を持っているなら、それはもう覆しようがない自分の絵柄というものが完成してしまっているということなんでしょう。
それを自分で「本当はこんな絵を描きたいんじゃないんだ」と自分を否定し続けているからいつまで経っても絵が上手くならないし、自分の絵を自分で否定し続けているから絵自体に苦手意識が働いて描くのも遅いのかと思いました。
ものすごく極端な例えを出すと、4コマ漫画の「コボちゃん」なんかは何十年とあの絵のままです。書き込みを増やしたり頭身を上げたりせず、あの絵柄そのものをずっと貫いています。
作者の植田まさし先生はもう気が遠くなるほどの長い間漫画を描かれていて、その気になればもっと情報量の多い絵が描けるはずです。でもそれをしないということは、自分の絵というものが手に馴染んでいるからそれに従っているんでしょう。そして、だからこそコンスタントに作品を出し続けられる。
絵柄というのは性格と同じで、「こうなりたい」と思ったとしても矯正するのは至難の業です。絵描きじゃなくても、「内気だけど社交的になりたい」と望んでも自分を変えるのは難しいですよね。
絵が上手くなるということ=憧れの絵に近づくという考えをいい加減捨てて、自分の手から自然に出てくる絵を愛してあげないといけないんでしょうね。
どんなに望んでも俺は井上雄彦先生みたいな絵柄にはなれないんだと、自分を諦めさせて自分の絵を肯定してあげようかと思いました。
Comments
ありがとうございます!応援していただけていることも肝に銘じて、いまの絵をもっと磨いていきたいと思います!
柴崎しょうじ
2024-08-16 12:23:41 +0000 UTCとても素敵な考えだと思います。こんな絵が描きたいっていう気持ちもとてもわかります! でも、今柴崎しょうじさんの絵を応援しているたくさんの人は、きっとその絵柄に惹かれている人も少なく無いと思います。 僕たちが柴崎しょうじさんの絵柄を好きな様に、自分自身でももっと好きになって欲しいです!これからも応援してます!
ぬるぽん
2024-08-14 11:27:45 +0000 UTC