レトロポケモン冒険記⑤
Added 2024-11-23 01:34:55 +0000 UTC冒険記ももう終盤になってきました。今回は「ハートゴールド」です。
こちらはポケモン2作目の金のリメイクです。
一応金は当時遊んだのですが、「赤いギャラドスがいた」くらいの記憶しかありませんでした。何十周もした赤のたった2年後に出たタイトルなのに、もうポケモンというものに飽きていたんですね。子どもの時間の密度は冗談じゃなく大人の数十倍はあるということを実感しました。
ポケモンには各タイトルちゃんとそれぞれ特色があって、ハートゴールドの特徴は「ひたすら強いやつに会いに行く」というものです。
意図しているのかどうか、ハートゴールドにはストーリー性というものがまったくありません。ロケット団の残党がせこい悪さをしているのをジム巡りの途中で懲らしめるだけで、それも途中で決着がつきます。残党なので組織のボスもおらず、ヌルっとロケット団残党は消滅します。残りはひたすらジム巡り。
ライバルの立場も特殊で、ポケモンのライバルと言えば幼馴染や近所に住む友達が定番ですが、ハートゴールドは素性がわからない謎の少年です。よって、ここにもストーリー性はありません。
徹底してポケモンバトルをすることだけに特化したタイトルです。
そして、バトルに特化しているだけあって難しい。例えばノーマルタイプのジムリーダーにアカネという子がいて、この子が出すミルタンクが異常に強いという有名な話があります。どれくらい強いかと言うと、僕がポケモンを遊んでいて唯一強化アイテムを使わないと勝てない相手でした。
まずメロメロという50%の確率でこちらが行動できなくなる技を持っていて、行動がかなり制限されます。その上、高いHPプラス自前の回復技で耐久性戦をしかけてきます。こちらも耐久戦をしようとしたとしても、ころがるという威力が少しずつ上昇する技を持っているので回復が追いつきません。
単純なステータス差でゴリ推してくるわけじゃなく、技のシナジーで強いという恐ろしいジムリーダーでした。
素の殴り合いではどうやっても勝てなかったので、今まで全く使ったこともなかったスピーダーやプラスパワーを使ってこちらのステータスを底上げし、なんとか勝利しました。
ハートゴールドでは強い敵がゴロゴロしているので、バトル中にステータスを底上げする所謂「積み」という行動が非常に重要になります。
ポケモンなんて相性だけ理解して後は適切な技を使えばスイスイ進むでしょという考えを覆されるタイトルでした。
旅をしたポケモンは
バクフーン
ギャラドス
カイリュー
ホウオウ
ミュウツー
です。
ミュウツーは最後の最後、シロガネ山のレッドと戦うためだけに捕まえました。
シロガネ山のレッドというのは全ポケモンタイトルの中でおそらく最強のトレーナーで、手持ちを全員レベル90近いポケモンで揃えています。一般的にマスコット枠であるピカチュウもレベル90近くになると恐ろしい強さです。
順当にストーリーを進めているとレッドにたどり着いた時点でプレイヤーの手持ち平均は60を超えたくらいなのに、それを遥かに上回るレベルで最後のトレーナーが待ち構えているということも、ハートゴールドがバトル特化のタイトルであることが分かります。
ポケモンにヒリつくバトルを求める方には間違いなくハートゴールドをお勧めします。
バトルの話はここまでにして、ハートゴールドにはもう一つ唯一無二の特色があります。それは「和の雰囲気」です。舞台が京都をモデルにしているらしく、建物が瓦屋根だったり、ゲーム全体の色彩が少しくすんだような渋い色合いになっています。
その究極はホウオウの存在で、五重塔のてっぺんで舞妓さんが儀式を行いホウオウを呼び出す演出は2Dながら圧巻です。
正直これまでホウオウは派手な鳥ポケモンくらいのイメージでしたが、この演出で荘厳な伝説のポケモンなんだなと実感しました。
というわけで、ハートゴールドは他には無い和の雰囲気とバトル特化のゲームデザインで強烈に記憶に残るタイトルでした。
ストーリー要素が薄いことの副産物としてプレイ時間が短いのも、人によってはお勧めできるポイントかも知れません。