レトロポケモン冒険記⑥
Added 2024-12-05 01:33:47 +0000 UTC今回はYです。
今まで色や宝石だったのにXとY?変数??と誰もが思ったであろうタイトルです。
Yもまた強烈な個性を持っていました。一つは疑似ハーレムです。
男主人公を選んだ場合に限りますが、スタートしてまず友達のサナとライバルのセレナが二人揃って主人公を出待ちしており、色々と世話を焼いてくれます。その後も行く先々でデートをしたり一緒に戦ったり、ポケモンは孤独な旅であったという常識を完全に破壊しに来ました。
序盤の宮殿でサナと花火を見るイベントなんかはポケモンのボーイミーツガール路線の可能性すら感じました。
3DSの立体視機能を使ったバトルも良いものでした。ポケモンが背景から手前に飛び出して存在していることが確かに感じられて、それだけでバトルをするのがちょっと楽しくなったくらいです。
Yのストーリーですが、一言でいうと「劇場版ドラえもん」でした。
5人の子どもが冒険に出たらその先で世界の危機に直面してしまい、それを解決する話と言うとピンと来るんじゃないでしょうか。
伝説のポケモンの力を使って悪事を働く組織は数ありましたが、ポケモンと関係ない古代兵器で人間もポケモンも滅ぼそうとする敵はなかなかインパクトがありました。
人間サイドにも人知を超えた存在がいたりして、一番ファンタジー色が強いタイトルだったかもしれません。
ポケモンYの大きな変更点として、がくしゅうそうちの仕様が緩和されました。それまでは持ち物に登録しているポケモンだけに経験値が入るものでしたが、Yではプレイヤーががくしゅうそうちを所持しているだけで手持ちのポケモン全てに経験値が入るようになりました。
ポケモンはずっと6匹まで持ちあることが出来るシステムでしたが、Y以前は育成の手間の問題で現実的に戦力になるのは3匹~4匹程度でした。それががくしゅうそうちの仕様変更のお陰で手持ち6匹全てに活躍の可能性が出ました。このYでポケモンがゲームとして完成したと言えるかもしれません。
旅をしたのは
マフォクシー
ゴロンダ
ガブリアス
ルチャブル
ラプラス
フシギバナ
今回のレトロ冒険シリーズで使うポケモンは絶対に被らないように気をつけていたのですが、ガブリアスはプラチナでも使っていたことにクリアしてから気づきました。よっぽど惹きつける何かがあるのでしょうか。
ポケモンYで最後に一つ語りたいことがあって、それは3Dを活かしたリッチな演出や、マップのロケーションの幅広さが素晴らしかったということです。
思い返せば、僕がポケモンを遊んでいて一番気になるのがマップや世界観みたいです。大人になって日々の刺激が減ったことで、非日常を強く求めているのかもしれません。
それでマップの話ですが、Yでは3Dの表現の活かし方として視点がよく動きます。印象的なオブジェクト・建物が出てくるとそこに一旦フォーカスしたり、そのマップが印象的に映るよう視点が変わったりします。僕がホワイトのスカイアローブリッジで感動した演出があらゆるところで出てきて、観光的な楽しさは全ポケモンタイトルの中で一番かもしれません。
特に感動したのが「輝きの洞窟」というエリアです。ここは狭い通路をひたすら進んでいくエリアなのですが、それまで見下ろし状態だった画面からカメラがプレイヤーの背後に周るTPS視点になって、まさに洞窟の中を進んでいる圧迫感を感じます。洞窟はただ狭く息苦しいだけでなく、地面や壁にはカラフルな結晶が埋まっていて幻想的な雰囲気になっています。
そもそもポケモンでは洞窟的なエリアが頻出しますが、まさに「洞窟」といった作りになっていたのはこの輝きの洞窟が始めてでした。見下ろしタイプのドットでは空間の広い狭いという表現に限界があるので、3Dになったことで大きく世界観に深みが出せるようになった良い例だと思いました。
というわけでポケモンYのお話でした。
賑やかな冒険、遊びやすいシステム、多様なロケーション。ポケモンにバトル以外のものを求める人にはとてもお勧めできるタイトルです。