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ギャランドゥ
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イケメン魔女に堕ちた師匠と妹弟子を救おうとした姉弟子が自分も魅了されてしまう話

上昇気流によって発生した強い風が吹いている。何百年もの間そびえ立つ森の木々は風を受け流す術を身につけているが、その大木たちでさえ幹がミシミシと僅かに揺れるほどだ。もし普通の人間が立っていれば、吹き飛ばされないように近くの木にしがみつくのがやっとで、目を開けておくことさえこんなんだろう。


「......」


パタパタ...


しかしそんな強風の中森を歩く人影が1つ。全身を隠す外套からは姿が見えないが、少し小柄に見える。本来ゆとりある外套は風によってピッタリと体に張り付いており、凹凸のあるボディラインから恐らく女性であることが分かった。


バサ


その時外套のフードが風の影響で外れ、森の中を歩く人物の素顔が露になる。風にたなびく銀色の髪がハラリ...と揺れた。


「ふぅ...ここはいつ来ても風が強いなぁ」


ボブカットに切り揃えられた自身の髪を撫でながら、女性がそう呟く。顔立ちは整っており、風を浴びながら苦笑する様も絵になっている。外套の隙間から流行りに乗った町娘のような衣装が姿を見せており、肩周りや太ももは健康的な肌がチラチラ...と見えた。


「師匠もこんな辺鄙な所に住まなくてもいいのに〜...近況報告するだけで一苦労だよ。私は飛行魔法とか苦手なんだから...」


女性は風の中を進みながら、会おうとしている彼女の師匠の住処について愚痴をこぼす。全ての属性を十全に使いこなす師匠とは違い女性は1属性の才に偏った1点集中型のため、移動に便利な風属性の魔法はあまり得意ではないのだ。


「ま、これも師匠と可愛い後輩たちと会うためと思えばしょうがないか」


女性は頭の中で師匠の姿と赤・茶・青・緑それぞれの髪色をした個性豊かな少女たちの姿を思い出し、クスリ...と笑みをこぼす。


「よーし、頑張ろ!」


そう呟いた彼女、浄化と回復を得意とする光魔法の使い手であり、その実力から『救世の魔女』と呼ばれるヒラナは、魔力で自身の前に壁を作って風を避けながら歩みを進めていった。








コンコン...


「師匠〜!」


魔法の修行をしていた時に住んでいたログハウスの前で、ヒラナは扉をノックしながら自分の師匠を呼んだ。彼女の師匠、マリンダは『全能の魔女』と呼ばれる全ての魔法に精通した人物で、魔女界の中でも一目置かれた存在だった。修行が一段落しこの地から旅立った直後のヒラナは、師匠マリンダのネームバリューに助けてもらったこともある。最も、今のヒラナは現在師匠に負けないほどの知名度を誇る魔女にまで成長しているのだが。


...コツ...コツ......コツ...


するとヒラナの声が届いたのか、家の中から玄関へ向かってくる足音が1つ聞こえてきた。ヒラナは髪を少し整えながら扉が開くのを待つ。


ガチャリ...

フワ...❤


扉が開いた瞬間、ヒラナの鼻を爽やかな甘い香りがくすぐった。


スン...❤スン...❤


物事を考える暇もないほどの僅かな時間、その間にヒラナの鼻は無意識のうちにヒクヒク...❤と動き、嗅ぎ慣れない香りを楽しむ。


「おや❤これは可愛いお客さんだね❤」


「......ん?」


しかし正面から聞き覚えのない声に話しかけられ、現実に引き戻されたヒラナは相手の姿を見つめた。


「っ❤」


ドキッ❤


目の前の人物を見たヒラナは小さく息を飲み、同時にドクン❤と心臓を高鳴らせる。


(か、かっこいいっ...❤)


ヒラナの心を一瞬で掴んだ女性。ログハウスから出てきた彼女の容姿は、男と女のいい所取りをしたような中性的な麗人だった。サラサラとした金髪と美しい碧眼、素晴らしい顔のパーツが黄金比率で配置された整った顔立ち。その甘いイケメンフェイスの前では、どんな女性でも今のヒラナのように心を動かされずにはいられないだろう。


タプン❤ムチィ...❤


しかし一度下を向けば、男の欲望と女の憧れを全て詰め込んだような抜群のスタイルが目に飛び込んでくる。ローブ越しでもはっきりと分かる凹凸に富んだ体。美男美女どちらでも通用する顔に対し、体つきは極上としか言い表せない女体をしていた。


「ボクの顔になにかついているかな❤」


一人称まで中性的なイケメン美女はヒラナに微笑みかけながらそう尋ねてくる。


「っ!?❤あ、いえ...❤ごめんなさいっ...❤」


ヒラナは思わず女性のかっこよさに見蕩れてしまっており、直接指摘されて慌てて目を伏せた。俯いた彼女の頬は少し赤くなってしまっている。


(一旦落ち着かなきゃ...!)


心を落ち着かせる為に深呼吸をすると先程感じた甘い香りが肺に取り込まれ、ヒラナの体から程よく力が抜けていく。


「あ、あの...師匠たちはいないんですか...?それとあなたは...?」


「あぁ❤マリンダたちなら町へ買い物に行ってる途中なんだ❤ボクはその間の留守番を頼まれた通りすがりの魔女だよ❤」


息を整え、マリンダたちはどうしたのかと尋ねるヒラナ。すると師匠とその弟子たちは現在町に下りているという答えが返ってきた。その時、女性がごく自然な動作でヒラナとの距離を縮めてくる。


スッ...❤


そしてヒラナの手を優しく握ると、その美しい顔でヒラナの目を覗き込んできた。


「ボクの名前はローラ❤可愛いお嬢さんの名前を教えてくれないかな❤」


ギュ❤


「っ!?!?❤」


(なっ...❤なんで手を握ってくるのっ...!?❤)


ドキドキ...❤ドキドキ...❤


「ヒ、ヒラナです...❤」


ヒラナは女性、ローラの温もりを手に感じドキドキしてしまう。何とか自身の名前を告げるが、その声は非常に聞き取りづらい。


「......へぇ❤ヒラナちゃんって言うんだね❤」


名前を聞いたローラは一瞬目を見開いたが、すぐに爽やかな微笑みを浮かべ直す。ヒラナはずっと目の前のイケメン美女の顔を見てはいたが、その美しさに心を奪われ細かな表情の機微までは気づけていない。


(な、なんだかローラさんを見てると頭がボーッ...としてくる...❤なんだかいい匂いもするし...❤)


クラ...❤


ヒラナは会ったばかりのローラに対して早くも好意を抱き始めていた。ドクドク❤と脈打つ心臓はさらに速くなり、ローラという存在に思考を埋め尽くされていく。


「ヒラナじゃないか。久しぶりだな」


しかしその時、背後から聞き覚えのある声が聞こえてくる。


「っ!?❤」


バッ...!


それを聞いたヒラナは慌ててローラの手を振り払い振り向くと、取り繕うように笑みを浮かべながら挨拶をした。


「師匠、お久しぶりです」


「あぁ。元気にしていたか?最近風の噂でお前の活躍はよく聞いているぞ」


白髪赤目の美女がヒラナに微笑みかけてくる。彼女こそがヒラナの師匠であり、『全能の魔女』と呼ばれる伝説の魔女、マリンダだ。


「みんなも久しぶり」


ヒラナはマリンダに軽く会釈をし、さらに彼女の後ろにいる少女たちにも声をかけた。


「久しぶり!」


「お久しぶりです、ヒラナさん」


「ご無沙汰してますー!」


「...おひさ...」


赤髪のエンリ、茶髪のチカ、青髪のシズク、緑髪のフウナがそれぞれ返事をしてくる。彼女たちは現在マリンダの元で修行を行っている魔女の卵であり、ヒラナの妹分とも呼べる存在だ。


「おかえり❤早かったね❤買い物は上手くいったのかな❤」


するとヒラナの背後からローラがマリンダたちに話しかける。


「問題なく購入出来ました❤」


「それはよかった❤なら、ヒラナちゃんもいる事だし家の中でゆっくり話そうか❤」


「「「「「はい❤」」」」」


ローラの提案にマリンダと4人の少女が頷きを返す。


「...?」


しかしヒラナはマリンダの畏まった口調や妹弟子たちの少しおかしな様子に違和感を覚える。










机の上に人数分のティーカップが並べられ、ヒラナはマリンダたちに近況報告をし始めた。弟子の成長をマリンダは笑みを浮かべながら聞いており、エンリたちも先輩の活躍に目を輝かせる。


「あー、いっぱい喋ったから喉が渇いちゃいました」


カチャ...


最近の出来事についてキリのいい所まで話すことが出来たヒラナは、目の前の紅茶で喉を潤す。


「そういえば、師匠たちは何を買いに行ってたんですか?」


そして話題の間の軽い雑談のつもりで、町での買い物についてマリンダたちに話を振る。


「ん?あぁ、これから必要になる生活用品を買い足していたんだ」


マリンダが虚空に手をかざすと空中に黒い孔が生まれた。物を大量にしまい込むことが出来る収納魔法だ。


「へぇ〜みんなでお出かけなんて珍しいですね」


(息抜きも兼ねてたのかな?)


ヒラナは相槌を打ちながらそう予想する。


「いつもならば私一人で事足りるが、ローラ様の元へ行くには十全の準備が必要だからな。この子達も自分のものは自分で選びたいだろう」


「なるほど、そういうことだったんで......え...?」


しかしマリンダから告げられた内容はヒラナの想像の遥か上を超えてきた。頷いていたヒラナはその内容を理解し、ピタリと動きを止めて聞き返す。


「ど、どういうことですか?」


「言葉通りの意味だが。この場所はもう引き払い、弟子たちを連れてローラ様の居住地へ移住するんだ」


マリンダはヒラナの質問にうっすらと笑みを浮かべながら答える。


「アタシたちラッキーだよな❤ローラ様の家に呼んでもらえたんだから❤」


「えぇ❤失礼のないようにしないと❤」


さらにエンリとチカの会話が聞こえてきた。頬を赤く染める2人のうっとりとした視線はローラに向けられている。


「...でも師匠にとってこの場所はすごく大事な場所だって...」


修行をつけてもらっていた頃、マリンダはヒラナにこの土地への思い入れを語ってくれた。その時の話を今でも覚えている彼女は、だからこそ師匠がこの地を離れようとしていることが信じられない。


「あぁ、そんなことを言ったような気もするな。だがそんなことはもうどうでもいいんだ」


「っ!?」


ヒラナはマリンダの言葉に強いショックを受け、俯き加減だった彼女の顔がマリンダに向く。


「今の私にローラ様以上に大切なものなどないのだからな❤」


弟子の視線を受けながらそう呟いた『全能の魔女』表情は今まで見た事がないものだった。現存する言葉で形容するのならば"恋に堕ちたメス"とでも言うべきだろうか。


「......っ!」


ガタンッ!


マリンダの表情を見た瞬間、ヒラナは椅子から勢いよく立ち上がった。そして微笑んだままずっと口を閉じているローラを強く睨みつける。


「...師匠に何をしたの」


マリンダとエンリたちの様子は明らかにおかしい。ローラを様付けで呼び、言動に滲ませる感情からは崇拝すら感じられた。


「そんな怖い表情をしないで欲しいな❤せっかくの可愛い顔が台なしだよ❤」


「ヒラナさん、ローラさんにそんな言い方しちゃダメです❤」


「...ローラ様に失礼...❤」


ヒラナに警戒と怒りを向けられていても、ローラの微笑みは崩れない。それどころかシズクとフウナがヒラナの態度を咎めてくる。2人の表情はマリンダやエンリたちと同じく、恋慕に蕩けた乙女の表情だ。


「皆、今治してあげるからね」


しかし、シズクとフウナの言葉は逆にヒラナを冷静にさせた。いつも明るいヒラナは鳴りを潜め、代わりに荘厳な空気を纏った『救世の魔女』が詠唱を始める。


「ヒラナ!何をして...」


『"聖域"』


師匠であるマリンダが止めようとするが、それより先に魔法が発動した。ヒラナの頭上には天使のような輪が浮かび、彼女から部屋全体に優しい光が放たれる。


パァァァ...


その光はローラとマリンダ、エンリたちを包み込む。数秒経つと、その効果は直ぐに現れた。


「私は何を...」


ヒラナに妨害魔法を放とうとしていたマリンダが自分の手を見つめる。エンリたちも不思議そうな表情を浮かべてキョロキョロと周囲を見渡しており、先ほどまでの熱に浮かされたような様子ではない。


「......!」


マリンダたちを見たヒラナは目論見が成功したことを確信し喜びを顕にする。


「へぇ❤まさかボクの魔法を解除するなんてね❤」


そんな彼女に唯一変わった様子のないローラが声をかけてきた。


「もう師匠たちの洗脳は解けたよ。私の"聖域"の中では魔法の効果は全部解除される。私や師匠たちにもう一度魔法をかけようとしても無駄だからね」


ヒラナの"聖域"は光を浴びた者にかかっている魔法を解除する効果がある。精神を支配するという卑劣なやり方でマリンダたちを連れ去ろうした相手を許すつもりなどない。


「洗脳だなんて酷いなぁ❤ボクはそんなことしてないよ❤」


「そんな嘘をついても無駄だから。今の師匠たちの様子をどう説明するの?」


ヒラナがマリンダたちに視線を向ける。するとそこでは未だに状況が理解出来ず戸惑う魔女と弟子たちの姿があった。


「ヒラナちゃんの魔法のせいで、みんなボクの愛を忘れてしまったんだね❤...マリンダちゃん❤」


するとローラが唐突にマリンダの名前を呼ぶ。


「あっ...!?❤」


ビクンッ❤


すると声に反応したマリンダの背筋がピン...❤と伸び、小さく声を漏らしながらその場に硬直してしまった。


「な、なんで...!?」


ローラが魔法が解けたはずのマリンダに声だけで影響を与えたことに驚くヒラナ。


(確かに私の魔法は発動してるはずなのに!)


「あくまでヒラナちゃんの魔法は『魔法の効果を解除する魔法』みたいだね❤てことは、マリンダちゃん達がボクと愛し合った記憶は忘れてないはず❤可愛い子猫ちゃんたち❤"その場から動くな"❤」


「「「「「っ!?❤」」」」」


ピタ...❤


ローラの声を聞いたマリンダたちは、その瞬間金縛りにあったかのように動けなくなってしまう。ヒラナの光魔法によって魅了魔法が解けローラに盲目的な恋心を抱く精神状態ではなくなかったが、たっぷりと可愛がられた記憶が体の支配権をローラに明け渡す。


「それと1つ気づいたことがあるんだ❤ヒラナちゃんのこの魔法、ずっと発動してないと効果が消えちゃうみたいだね❤」


5人を声だけで拘束したローラはさらにヒラナの魔法の弱点を指摘する。


「......っ」


図星だったヒラナは表情を歪めた。聖域の維持をやめれば、その瞬間マリンダたちは再び洗脳状態に戻ってしまう。本来ならば解呪魔法を併用したいところだが、そうすればローラが何かしてきた時対処ができなくなってしまう。


「...でも、何も出来ないのはあなたも同じでしょ?あなたの洗脳はこの聖域の中では使えない。私、格闘戦も苦手じゃないよ」


クルン...


ヒラナは収納魔法によって取り出した両手用の杖を持ち、威嚇するようにその場で回す。


「気の強い子だね❤そういう子もとっても好みだよ❤」


ニコリ❤


「っ!?❤」


ドキッ...❤


(何動揺してるの!私がしっかりしないと師匠たちを助けられないんだから...)


しかし甘い王子様フェイスで微笑まれると、ヒラナの思考は僅かに乱されてしまう。彼女も相手のペースに飲まれまいと自分を奮い立たせるが...


「おいで❤」


その間にローラは手に浮かび上がった紋章から精霊を呼び出していた。


「なっ...その精霊は...!?」


「フウナちゃんの相棒のシャルルちゃんだよ❤ボクとも契約してくれてるんだ❤ヒラナちゃんの顔が赤いから暑いのかと思ってね❤シャルルちゃん、ヒラナちゃんに風を送ってあげて欲しいな❤」


「......❤」


コクリ❤


マリンダの弟子の1人フウナと契約している風の精霊、シャルルはローラのお願いに笑顔で頷く。精霊の彼女にはヒラナの聖域も効果がない。


フゥゥゥゥゥゥ...❤


シャルルは顔の前に手のひらを出し、そのまま息を吹きかけてくる。するとヒラナの体全体に優しい風が吹いてきた。


フワァァァァ...❤


ローラの甘いフェロモンの香りをたっぷりと乗せて。


「な、なにこれぇ...❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


甘く官能的な匂いを嗅いでしまったヒラナは、みるみるうちに顔を蕩けさせる。彼女はその場に立った状態で、ガクガク❤と体を震わせた。


(甘いぃぃ❤頭の中真っ白にっ...❤)


クンクン❤クンクン❤


ヒラナが鼻をヒクつかせ、風と共に運ばれてくるローラのフェロモンを肺の中に取り込む。


「ふふっ❤ボクの香り気に入ってくれたみたいだね❤すっかり可愛い顔になった❤」


「あっ...❤」


ドクン...❤ドクン...❤


ローラの声を聞いたヒラナの胸が高鳴る。


「さっきヒラナちゃんはボクが皆を洗脳したって言ってたけど、誓ってボクはそんなことしてないよ❤」


コツ...❤コツ...❤コツ...❤コツ...❤


ローラは爽やかな微笑みを浮かべたまま、ブーツの音を鳴らしてゆっくりヒラナへ近づいてきた。


「あはぁ...❤」


(か、かっこよすぎるぅぅ...❤まつ毛長...❤)


その人間離れしたかっこよさ、美しさにヒラナは見蕩れてしまう。


「知ってるかい❤マリンダちゃんはベッドの上ですごく可愛い声を出すんだ❤」


「っ!?❤」


ローラは彼女に魅了され始めたヒラナに対して、師匠マリンダがベッドで乱れる様を語る。


「エンリちゃんはボクのおっぱいが大好きでね❤トロトロになって谷間に顔を埋めるんだ❤」


タプン❤


自分の胸を撫でるローラ。手の動きに合わせ豊満な乳房が艶やかに動く。


「チカちゃんは足が好きなんだ❤ボクに顔を踏まれたくて、床に寝転がっちゃう❤ワンちゃんみたいだよね❤」


ス...❤


彼女の手が今度はスラリ❤と長い自身の足に触れる。


「っ❤」


ゴクリ...❤


抜群のプロポーションを見せつけるイケメン美女の一挙一動にヒラナは目が離せなくなっていく。


「シズクちゃんはボクのキスにメロメロ❤この唇で何度もキスしてあげたよ❤」


プルン...❤


瑞々しい唇。見るからに柔らかそうで、思わずキスの感触を想像してしまう。


「フウナちゃんは腋だね❤顔を挟んであげるとすごく嬉しそうな声を出してくれる❤」


スッ...❤


最後にローラはヒラナに腋を見せつけ、師匠とその弟子の少女たちが如何にして自分の体に溺れたかを説明した。


「はぁ...❤はぁ...❤はぁ...❤」


何もされていないにもかかわらず、ヒラナの息は既に荒い。頭の中でマリンダやエンリたちがローラの言ったプレイを味わっている姿を想像し、羨望と嫉妬で敵意すら抱いてしまう。


「ヒラナちゃんにもみんなと同じこと、してあげようか?❤」


「っ!?!?❤」


そんな状態でローラが告げた提案は、今のヒラナにとってあまりにも魅力的なものだ。


「その代わり...❤ボクの為にこの魔法を解いて欲しいな❤」


「はぅ...❤」


キュン...❤

トロ...❤


ローラの『ボクのため』という言葉に反応したヒラナの子宮が甘く疼き、恋を覚えた女性器から愛液が滴る。


(ダ、ダメ...❤解いたら師匠たちが...❤)


フル...❤フル...❤


ヒラナは微かに首を横に振り、何とか理性を保とうとした。しかし聖域内で魔法を使えなくとも、数多の魔女を堕としてきた『白百合の魔女』にかかればメスの本能を揺さぶることなど容易い。


「ボクの目を見て❤」


「あぁっ...❤」


後ずさるうちに壁まで来てしまったヒラナはローラに言われた通り彼女の顔を見つめる。こちらを見つめる美しい青の瞳にズキューン❤と心が撃ち抜かれた音がした。


クイ❤


ヒラナの顎にローラの指が添えられる。


(かっこいい❤かっこいい❤きれい❤好き❤好き❤)


至近距離で尊顔を見せられたヒラナは、もはや体の内から溢れ出すローラへの好意を抑えることが出来ない。


「ヒ、ヒラナ...❤」


師匠であるマリンダがこれまで聞いた事のないようなか細く不安げな声でヒラナの名前を呼ぶが、既に彼女の脳はローラ以外の存在を頭の中から消していた。


ムン...❤ムン...❤


メスを虜にするフェロモンがヒラナの体を包む。


「ヒラナちゃん❤お願い❤」


とどめと言わんばかりにウインクしながら改めて魔法の解除を頼んでくるローラ。


「〜〜〜〜っ❤解除っ❤かいじょぉぉぉ❤」


ビクビクッ❤ビクンッ❤


その瞬間ヒラナの理性は弾け飛んだ。彼女の頭上からは天使の輪が消え、部屋全体を包んでいたあたたかい光もなくなる。


「「「「「んほぉぉぉぉぉぉぉっ!?❤❤❤」」」」」


ガクガクッ❤ガクガクッ❤


その瞬間マリンダたちも再び魅了状態になり、体・脳・魂のより深い部分にローラという存在が刻まれていく。


(やっちゃった❤師匠たちのこと見捨てちゃった❤)


ヒラナは心の中で自分が行った事を言葉にするが、そこに罪悪感は含まれていない。『ローラへの愛を優先した』という事実を確認し、恋に震える心の栄養分にしようというのだ。


「ありがとう❤これでヒラナちゃんもボクのことが好きな女の子になってくれたね❤君もマリンダちゃん達と一緒にボクの家へ招待するよ❤たっぷり可愛がってあげる❤」


「は、はひぃ❤ありがとうございますっ❤嬉しいですぅ❤ローラ様ぁ❤」


ヒラナはローラからかけられた言葉に喜ぶ。最愛の人と共に過ごすことが出来るというこれ以上ない幸せに、彼女の背筋が震えた。


チュッ❤


そんなヒラナにローラからキスがプレゼントされる。唇を触れ合わせるだけの優しい口付け。


「〜〜〜〜〜〜っ!?❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


しかし今のヒラナにはそれでも十分すぎる刺激だった。彼女は大きく体を仰け反らせ、全身を包み込む多幸感と快楽に身を任せ絶頂する。


(ローラ様ぁぁぉ❤ローラ様❤ローラ様❤好き❤好き好き❤すき❤すき❤すき❤)


あまりにもかっこよく美しい美女の姿がまた1人の魔女の頭の中を埋め尽くす。ヒラナの目にはくっきりとハートマークが浮かび、魅了が完了したことを示していた。





しばらくして、『救世の魔女』が世間から姿を消したという話題が世界を駆け巡った。彼女がどこに行ったのか、ほとんどの者は知らない。


「あぁぁ❤ローラ様ぁぁ❤」


恋を知ってしまったヒラナが人知れずある魔女への愛を叫び寵愛を欲していることは、ごく一部の者だけが知る秘密なのである。

Comments

そう言っていただけて良かったです! またリクエストもお待ちしてます🥰️

ギャランドゥ

依頼させていただいた二刀流です! もうさいっこうでした… 一回魅了が解けてからの再魅了で深く心に根づいちゃうのもエッチだし大事な師匠や妹弟子が堕ちちゃうってわかってても恋心に抗えず言いなりになっちゃうのもエッチ…… 魅了が解けても身体がローラ様に刻みつけられた快楽と愛を覚えてるから逆らえないっていうのもツボを抑えていて最高です……! 前回のお話も今回のお話も性癖にブッ刺さる素晴らしいお話でした…… またご機会有れば今度は本チャンのリクエストさせていただきます…! 改めてありがとうございました…!

二刀流


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