そろそろしねぇとなぁ?!と思ったので今回は「YOUR MESSIA.」、通称君飯屋の解説です。
ネタバレバンバンしまくるので既プレイの方のみどうぞ
■時間軸
・4月辺りのイメージで進んでいます。
いうて今作そこまで時期が重要なシーンもないので正直どうでも良いんですが…。
一応全作品の中で最も新しい話ではあります。
■作品の流れ
風音が両親を亡くし、悲しいという感情を知る為に殺人に手を出す。
↓
7人目のターゲットとして主人公と接触
主人公は風音が殺人鬼と会いたがっていると思い込み助けようとする
↓
風音が主人公をターゲットから外す
そのタイミングで鷲次と風音が再開 殺人鬼だとバレる
↓
主人公と風音が和解(?)する直前で弟により風音殺害
追い打ちを掛けようとしたところ主人公が風音の死体を庇い主人公重症
↓
主人公は植物人間に 弟は刑務所に。
本篇自体はこんな感じです。
■シナリオについて
・今作はあり得ないくらいシナリオに悩みました。
まず初めに、ギリエアとネーメルが主人公の話を作る予定でした。
二人の過去を交えた話しにしようかな~と思っていたら、
何故かいつの間にか別の主人公がメインの話に。
そしてその主人公がいつの間にか消え引きこもりの20代男性が主人公となり、
更にそこから話も大きく変わって現在に至ります。
いや変わりすぎだろ コンビニのスイーツか貴様は。
ただ20代男性が主人公の部分が、現在のシナリオに一番近いです。
その時は主人公がヒロインである風音が虐待されていると勘違いした主人公が、
風音を誘拐するという話でした。
現在出てくるキャラは全員この時点で決定していました。
でも性格は結構違います 鷲次とか老人轢き殺したのがきっかけでヤクザ入ってるし……。
今作のテーマはタイトル通り「救済」です。
今作では色んなキャラが救世主であり、救われている人物です。
救いたかった人を救えなかった健徒
救えないことをしているけど、ある意味救われた風音
救われなかったけど救って欲しかった四葉
復讐の為に生きる鷲次
基本はこの4人で構成されています
分かりにくいので図にするとこうですね。
アサギ先輩はそこまで話に絡んで来ませんが、
補足の四コマやおまけ部分で彼が鷲次に対してどういう気持ちで接していたか分かります。
基本あいつ心情が分かりにくいです。
弟君? 弟君は何かもう最後が全てを物語っているから……。
救済がテーマである通り、主人公健徒は風音を助けようと奮闘します。
でもお気付きの人も居ると思いますが、健徒の行動って何の確証も無い「思い込み」からなんですよね。
風音が殺人鬼に殺されたがっている確証も、両親に虐待されているという確証も無い。
そのうえで健徒は風音を助けようとしている、まぁ言っちゃうと「身勝手」な救済です。
元々健徒は優しい奴だったけど、四葉との交流、それと共に行われた暴行、そして彼女の死をきっかけに大きく狂った感じです。
そういう意味でも健徒は最大級に「巣食われる」存在なのかも知れない。
いやまぁ今作に限らずこのシリーズは全員救われない奴等なんですけど……。
ギリエアとネーメルは完全に野次馬的なポジションです。
本来出す予定はありませんでしたが、
鷲次の立場や考えをより強調させる為に出したという形です。
おかげで登場キャラが多くなりましたが、まぁいつものことだし良いか!!!
上野Pもとい先生は……まぁ本当にいつも通りですね。
あいつ色んな事象に首を突っ込まざるを得ない立場に居ますが、
本当に何処まで知っているのやら……。
少なからず先生は風音の殺人理由等は全て把握し、
面白いのである程度援助はしています こいつはいつもそう。
実は没エンドがありまして、明が風音を殺そうとした際に健徒が風音を庇い死亡。
その際にやっと風音は悲しい、という感情を理解してしまうというエンドです。
こっちはこっちで好き。
でも健徒には「救われる者」であり「巣食われる者」であるので、
このエンドはお蔵入りとなりました 残念。
因みに殺人鬼の殺し方は七つの大罪に由来しています。
傲慢→着飾った状態でシャンデリアに敷かれて死亡
強欲→不明
嫉妬→顔の皮を剥がされ継ぎ接ぎしまくりで出血死
憤怒→身体中の血管から血を出し死亡(鷲次の兄)
色欲→お腹掻っ捌かれて子宮だけ取り出さ死亡
怠惰→餓死 家はゴミ屋敷状態
暴食→排泄物食わされて吐しゃ物喉に詰まる
何かこういう感じのサイコホラー胸糞映画あったよね
尚登場人物は八つの主要な悪徳由来の行動が主軸 というかアクセント?になっています。
主人公→クソ雑魚メンタル、迷い、トラウマを持つ 悲嘆
風音→救われる側、もとい足元を掬う側、主人公を救い巣食う存在 強欲
四葉→主人公の心の拠り所且つ恐怖の対象、救えなかった存在、トラウマ 色欲
ネーメル→トリックスター、主人公の弱い部分を突きまわす 暴食
ギリエア→ネーメルへの肯定、同意、主人公に対する無頓着さ(=その程度の存在) 怠惰
明→排他的、女嫌い、主人公への執着、縋りつき 憤怒
アサギ→粘着質、諦めの悪さ 嫉妬
鷲次→後悔、愚か、前向き(主人公とは対照的) 傲慢(虚栄)
最初これを更に煮詰めて突き進めてたんですけどシンプルなグロになったのでやめました。
■キャラ
◎木春未 健徒(きはるみ けんと)
・今作の主人公です。
モチーフはマーガレットですが、名前自体は「未見当」が由来です。
元々心優しく、少しおっちょこちょいで抜けている少年でしたが、
親戚の四葉と交流を持ってからどんどん可笑しくなって行きました。
元々はおねショタシナリオ(ショタがマジで可哀想なタイプ)から引っ張ってきた存在で、
そんな少年の数年後の姿をイメージして作りました。
大人になった今は根暗で世の中の悪いこと全部自分のせいだと思ってそうな奴ですが、
お人好しで優しい部分は何一つ変わっていません。
ただ少し、思い込みが激しくなっているだけで……。
四葉の死や両親の死をきっかけに、かなり救いに対して執着しています。
一方で自分が救われる、というのはいまいちピンと来ていないので、
明に対して申し訳なさをひたすらに感じています。
下手したら自分は救われない方が良いと思ってるかも。
全体的に言うなら「救世主になりたいけどいまいちなれない救えない奴」な感じです。
四葉からも風音からも、ある意味巣食われてたのでまぁある意味すくわれてるのかも……?
ただどこまで行っても、健徒は困っている人を助けたいと思うような奴なので、
四葉や風音の行動も許してしまうとは思います 恐怖心は抱きつつも。
今後鷲次と明どっちを取るか、みたいな判断を迫られてもどっちも選ぶと思う。
多分健徒の優しさは「自分の身を滅ぼすタイプ」なんだろうなぁと……。
エンディング後も植物人間状態で生きています。
現時点では彼は鷲次がめんどうを見ている状態です サンキューシュージ…。
因みに彼の髪が幼少期は茶髪で現在白髪なのでストレスによる物です。
◎鉄仙 風音(てっせん かざね)
・今作のヒロイン……ヒロインなのか?
モチーフはクレチマスです。
感受性の強い主人公とは対照的な存在で、
ドライで自分本位な感じの奴です そんな奴しか今作出て無くない?
「悲しい」という感情を理解する為に殺人をしてきた風音ですが、
自分を救おうとする健徒に対して強い嫌悪感や苛立ち、好意といった色んな感情を抱いています。
恐らく初めてだったんでしょうね、ここまで風音に入れ込むというか、
危険な目に会うかも知れないのに助けようと奮闘した人は……。
そもそも救いの手を差し伸べる人はいなかったし、
差し伸べる前に殺すことが殆どだったんじゃないかなぁ。
そのおかげか四葉に留まらず鷲次やネーメルにも嫉妬しています ヤキモチ焼きさんめ。
最後は風音もある意味救われたのかもしれませんが、
彼女が今まで犯した罪が消える訳ではないのでそこはあしからず。
少なからずそれでも風音を拒絶しなかった健徒を地獄の果てでも思い続けているでしょう。
でもそこまで来るともう呪いなんだが?
風音の最期の台詞の意図は、ご自由にと言った感じです。
因みに地頭は良いです 際立って良いです。
それもあってか学校では少し浮いた存在でした。
両親はそれを考慮して、あまり無理に学校に行かせず、
風音のしたいように勉強を家でさせていました 金があったんやなって……。
余談ですが風音の父親は別作品のキャラと血縁関係があります。
◎白詰芽 四葉(しろつめ よつば)
・主人公が救えなかった人物。
モチーフは名前通りシロツメクサです。
ある意味全ての元凶です。
父親や自分より強い男性から逃げられないストレスを、
自分より弱い少年である健徒にぶつけるという負のスパイラル。
もしも四葉が健徒の母親に殺されなかったら、
多分今度は明が四葉を殺してたのかなぁ……と。
それよりも先に罪悪感で自殺するかも。
元々母親が居なくなったことがきっかけで父親から暴行を受けていたのですが、
父親以外にも暴行をがっつり受けています。
多分父親だけだったらここまでえぐい性格にはならなかった と思いたいなぁ……。
それ故に男性に対して恐怖心と嫌悪感を抱いており、
その結果健徒にあんなことを……といった流れです。
本来は大人しくて穏やかな女性なんです 信じて。
彼女も彼女で救われるべき存在ではありましたが、
恐らく救われはいない終わり方でしょうね。
なんせ救いを求めた結果相手を追い詰めていた訳ですし、
多分その後に自分の犯した罪が自分の父親たちと同じことであることにも気付いてると思います。
なので健徒の前に現れる四葉は健徒の中に存在する罪悪感や恐怖心の具現化であって、
本来の四葉はここまでではないかなぁと思います。
まぁもう死んでるから誰にも分かんないんですけどね えへへ。
◎木春未 明(きはるみ あきら)
・主人公健徒の弟です。
モチーフは弟同様マーガレットですが、名前は「未明」です。
最後の最後でえぐいことをしてきますが、
まぁそれ以前から異常なまでの献身的・ヤンデレ気質があったので察した人は多いかも?
初登場から最後までお兄ちゃんっ子な彼ですが、
多分四葉の件が無くてもヤンデレ気質が発揮されていたと思います(主に鷲次に向けて)。
ただ今みたいに女性に対する嫌悪感とか過保護さは出なかったんじゃないかなぁと。
一応本篇開始時点で30人以上は殺害しています 風音より殺しとるやんけ!
ある意味健徒を救っていた彼ですが、
そんな彼も最後の最後で救いたかった相手が憎き相手を庇い、
意図せず傷付けてしまいました おかげで精神崩壊ですわ!
ただ今後ある程度回復したら活躍の場は出るんじゃないかなぁと。
その頃には更に健徒絶対守るマンになってると思うけど……。
◎小田巻 鷲次(おだまき しゅうじ)
・負けヒロインみたいな奴です。
モチーフはオダマキ。
本当にマジでまともな奴です 最初はじいさん轢き殺したことがヤクザのきっかけだったのに……。
強いて言うならちょっと大げさで復讐相手を殺す為に生きてることくらいですね。
一応健徒とは友達という関係でありますが、
お互い唯一の友達というだけあってか何か双方感情が重い。
人によっては恋のようにも見えるでしょうが、
本人的にはあくまで友愛のつもり。
まぁ兄以外で初めて理解者が出来た訳ですし、
更に言えばウソをつかない相手という点では健徒が唯一なので……。
引っ越しも無く四葉の件も起きなければ、
距離感ガバガバな親友として上手くやっていけたと思います。
そう考えると友達は植物人間になるし復讐相手死ぬし目標失うでめっちゃ可愛そうだなこいつ。
まぁ現在は健徒の面倒を鷲次が見るという形で定期的に会っているので寂しくは無いのかも。
◎津根島 アサギ(つねしま)
・鷲次の先輩です でも年下です。(アサギ19歳 鷲次20代後半)
別作品【Valentine's・Overdose】のヒロインの一人、津根島弘穂の弟です。
彼女が死んだ当時は2060年で14歳程度です 若いなぁ。
その後ヤクザとなった感じです なのでまぁ鷲次より若いのも当然と言えば当然。
モチーフはアサツキ。
今作ではあまり話に関わらないのでまともに見えますが、
台詞の節々になんか主人公に対する牽制が見え隠れしたりと、
鷲次に対し強い執着心を見せています。
原因はまぁ間違いなく姉の死なんですが、本人に自覚があるかは不明。
補足として描いた漫画ではハッキリ執着心を出します。
ただアサギ本人はこの感情が異常と判断しているので、
人前で赤裸々と出すことは無いと思います。
でも健徒が目覚めてしまったら本当にどうすんだこいつ……。
◎ネーメルテイス=シアリーズ
・野次馬の青い方です。
モチーフはネリネ。
元々主人公だったのに何か急に降ろされた可哀想な奴。
でもシリーズと色々関わることが多いので今後も登場するでしょう。
多分今作でトップクラスで自分勝手と言うか自分の為に動いていますが、
過去が大きく関わっています。
でも直接的に過去が語られることは本篇では無いかもしれない……?
多くを語ると何か凄いネタバレしちゃいそうなのでここらへんで勘弁してやるぜですわ!
ちなみに小説はペンネームを使って普通に売られてます そこそこ売れてるよ。
◎ギリエア=ミネーヴァ
・野次馬の赤い方です。
モチーフはソラリア・アトロプルプレア それ何?
一応ネーメルの翻訳係(元々給仕係)として一緒に居ますが、
日本語が怪しいしネーメルを咎めることも無いです。
身体中の刺青含め今後語られるとは思います 多分……。
ネーメルに対して色んな感情を抱いていますが、
ネーメル的には二人の関係は唯一無二なので言い表せる言葉など無い、と思っています。
ギリエアはネーメルがそういうならそれで良いか~、くらいの気持ち。
公式的には一応主従(?)で行くと思われる。
何かもうネタバレしそうだから凄い曖昧なことしか言えねぇぞおい!
■曲に関して
・実は最初はドビュシュー中心のアレンジを曲として使う予定でした。
でもなんか全部一から作ってるんですけどなんで? わからん!
その場合は子供の領分という組曲を引用する予定でしたが、
風音のみそこ以外からクラシック曲とかを使う予定でした。
これは風音以外は子供の頃の経験を引きずり続けている意味を込めての物です。
(風音は現在進行形で子供なので領分がそもそも判明していない)
まぁもうそれもお蔵入りになってるから今更なんやねんという話なんだが?!
自作曲に関してはEDとOP気に入ってます 不穏。
■作り終えて
・もうちょっと上手くまとめたかったなぁとか色々思っています。
最後の部分とか、主人公が庇ったの何となく皆分かってくれるやろ~!
と怠慢かいた結果思った以上に伝わってなかったり……。
ただ今回登場したキャラは今後も出るでしょうから、
その時の活躍に期待しましょう。
次の私は上手くやってくれるでしょう ZAPZAPZAP