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Naoi Ikumo@アングラ人鳥歌劇展
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Your_Pray_and_Space_Cat.の解説・裏話

※Your_Pray_and_Space_Cat.のネタバレ等が含まれます ご注意ください。




















◆作った理由とか

・宇宙モチーフの作品をまた作りたいな~とは思っていまして、それとは別に「推理ゲームと言うか脱出ゲームを作りたいなぁ」と考えていました。

 最初はこの二つは別物として作る予定だったんですが、スケジュールの関係もありこの二つを合わせて作るぞ!ということになりました。

 初期案では2020年頃が舞台、宇宙実験の一環と評してまだどういった存在なのか知られていない無陰陽者が一人で暮らすステーション内で……というお話でした。

 その後いやこれ宇宙のカタコンベより。とあんま変わらんな(宇宙に左遷含め)と思い没に その後最近読んでいた本の一冊に「星の王子さま」という物があり、そこから着想を得て主人公が宇宙で探し物をするというゲームになりました。

 最初は宇宙の色んな場所を巡るという予定でしたが、色々あって現在の形に 本当は宇宙で見捨てられた宇宙エレベーターとか出る予定だったんだけどね……。

 開発中は作品名もキャラクター名も安定しておらず、なので作品名登録ミスったりしてました(だからver1.00で実況はオススメしないぞと言ったんですね……)


◆システム・謎解き周り

・キャラクターの名前表示等やシステム面は犬神様の思い事。の経験を生かしています でもまぁ今作名前が感じの奴ほぼおらんのやけどなガハハ!

 ただ用語集ボタン等含めたUIを半透明にしていたんですが、再表示する度(厳密に言うと用語集ボタンを出す部分を通る度)ボタンの絵が重なる状態になり最終的に半透明じゃなくなる とかいうあほみたいなことになったので結局今の白黒状態になりました(メッセージボックスはキャラを見せる為にも半透明にしたままです)。

 で、肝心の謎解きですが解かせる気が無い…訳じゃない部分のギリギリを責めました(個人的に)。

 真っ当な謎解きは自分は作れないと分かっているし、過去作を遊んだことのある人なら私がひねくれてない謎解き何て出して来ないことは察しているだろうと思って可能な限りひねくれた謎解きを出しました。

 ただ自分の中では比較的分かりやすい謎解きかな~と思っていましたが、躓いて無理じゃ…ってほっぽられても困るなと考え上野Pこと上野鹿茶をヒント係にしました こいつならいくらでもメタ発言させてもええですからね。

 一応現時点で隠し要素もいくつかありますが、以前別の記事でもお話した通り周波数等変わった知識が無いと分からない物もあるのでここら辺はあくまでおまけ要素として考えて貰ったら……。

 あと話していませんでしたがシナリオ中にいくつかランダム要素があります 主に上野Pの会話がちょっと変わる程度ですが……。


◆シナリオ・道具について

・今作は登場人物がどいつもこいつも皆「道具」です。

 在り方や考え方は色々ありますが、個人的に一番近い考えを持ってるのがホーボギィかなぁと。

 道具は使う者が居るから成り立つ存在であり、道具がどれだけ優秀であろうと使う者が愚かであれば道具も愚かな存在となってしまう。

 そしてその責任は道具に負わせる物ではなく、使う者・作った者が負うべき責任であり、目を逸らすことは道具を裏切ることと同義……って感じ。


 道具でありながらも友達として扱われたクラークライ、もといクラークの心の歪みはこうした部分に出ています。

 AIとかロボットとか怖くないよ友達だよって言う人居るけど、じゃあ猶更それが抱える問題点や良くない状況から目を逸らすなよ友達なんだろって。

 リラが友達として扱わなければ、こんな話にはならなかったんじゃないかな そういう意味ではリラの行動ってかなり無責任何ですけど、でも最後まで道具ではなく友達としてあろうとして、クラークのプログラムに関心を示したのも彼女一人であり、そうじゃなければ多分今回の話は成立しないんですよね。


 同じようにトニオに友達として扱われたSweep_Cat№1924、もといレオンですが、レオンは最初からクラークのように考える知能はありませんでした つまり付喪神みたいなもんです。

 ステーションも一応レオンと同じような形です Space_Cat№22が話していたのがどちらかは今現在も不明です。

 知能も何も持たない存在の方が純粋であり、知能がある程度ある方が苦しむって構図は果たしてどうなんだろうか、と悩みはしつつも現在の形は気に入ってはいます。

 (そもそもレオンはトニオが愛情を注がなければ意思を持たなかっただろうし)


 因みにトゥルーエンド後はクラーク、レオン、ホーボギィ、アナベルは4人で上野Pの下でほのぼのと自由に暮らしながら、慧能社長を探す旅をしたりしています。

 今後他作品のキャラとも絡む予定もありますが、その時は4人共ただの道具じゃなく一つの存在として出て来るでしょう。

 お前犬神様に続いて今作もHappyなEndしやがって 良いだろそういう年なんだよもう…… という冗談はさておき、事態の解決に向かう為捻くれず真っ当に頑張る奴は基本的に幸福な結末を迎えます レオンが居なかったらこの話マルチバッドになってまうで!

 尚細かい部分(キャラクターの名前など)は制作中にコロコロ変わっていたので、普通に今でも間違えたりしています どあほがよ…。


◆キャラクター


■Sweep_Cat№1924

・本当の名前はレオンな主人公。

 モチーフは星の王子さま と言ってもデザイン周りくらいですが……。

 最初はカタコトな喋り方じゃなかったんですけど、ロボットぽさを演出する為今の喋り方になりました 読みづらいぜ!

 元々ある程度お喋りする機能はありましたが、おもちゃ屋さんに売ってる人形のような範疇しか喋れない状態でした。

 でもトニオに愛情を注がれ、いつの間にか意思を持つように そしてトニオの願いを叶える為宇宙に旅立ちました。

 因みにプレイヤーのことは殆ど認識していないと言うか、最初に飛ばす部分とおまけの部分以外では接触がないです。

 当シリーズではプレイヤー(3次元)と接触出来るのは限られた存在のみです その一人が上野鹿茶なのですが、じゃあ最初に飛ばす部分まで持っていったトニオって……?

 そういうのもあってレオンはプレイヤーのことを同じ世界の何処かに居る優しい誰か くらいに思っています でも住む次元が違ったところで感謝の気持ちは忘れないし友達として認識するんじゃないかなぁ。


 作中でもちょいちょい出ていますが、紛争で死体の隠蔽の為に燃焼機能を使われていたのであんまり人間のことを信用してないです。

 でも嫌いって程じゃない どっかの猫みたいに小汚いな~くらいには思ってる。

 因みにトゥルーエンド後も燃焼機能はありますが使う機会は全然ないです 要らなくなったレシート燃やすくらいじゃね。

 割り切りの良い性格だししょんぼりすることはあれど結構すぐ前を向けるタイプなので動かしやすいです 今後も出番あると思うよレオン。

 因みに性別は機械なので当然無いです 一人称はトニオに釣られてボクになってます。


●クラークライ

・フルネームは「クラーク・ラーマ・ライラック」です。

 宇宙のランデヴーや宇宙の旅でお馴染みのアーサー・C・クラークから引用されていますが、他にもクラークは「事務員」等の意味があります(ラーマは宇宙のランデブーから)。

 クラークライという名前は「クラーク+ライ(クラークは嘘を吐いている)」「クラー+クライ(クラークは悲しんでいる)」って意味も含めています。

 宇宙ステーションイーハトーブのナビゲートロボットであり、本当ならお客さんを楽しませる存在でしたがそのお客さんとは相まみえることもなく、友達を誰一人救えず40年近くステーションで一人ぼっちで過ごしていました。

 元々ロボットらしくクールな性格でしたがリラや搭乗者達との交流もあり明るく友達思いな性格になっています まぁその性格もプログラムの前では無意味だったんやけどなガハハ……。


 めちゃ優秀なロボットなので機能もスパコンよりだいぶ良いです これ一人で作ったトニオは何なんだよ。

 トゥルーエンド後修復されましたが、上野Pでも再現出来る部分は少なく前よりも機能は若干落ちてますがそれでもそこらのロボットやAIでは太刀打ち出来ない領域に居ます。

 (クラーク一機で宇宙船開発も薬品開発も気象予測も並行して出来る みたいな感覚で考えて頂ければ)。

 地球にやっとこさ来れた2064年ではロボット開発等が難しい状態+2018年当時で考えても破格の性能と作りなので、今見つかったら多分こいつ一人で紛争がまた起こるんじゃないかな……。

 因みにクラークに使われているレアメタルは2064年現在ではかなり認知されており、それ欲しさに犯罪なんて当たり前くらいの貴重品となっています(一応レオンやアナベルやホーボギィの開発にも使われています)。

 おまけでは映ってませんがトゥルーエンド後の姿では脚部パーツが追加されています まぁ脚部パーツという名の護身用マシンガン何だけどね(本人的には使いたくねぇ~って感じ)。

 ロボットなので当然性別はありませんが、レオンと違って最初から人格的な物が存在していたので名前の最初にある身体的性別を表示するワードは■ではなく●になっています。


●ホーボギィ

・人間時代の名前は「滝 ミサキ」な不愛想熱血ネズミAIです。

 カプサプライズ社のAIなので当然元々は人間 ステーションに搭乗していた人間です(途中でホーボギィ含む4人が帰還したけどホーボギィ以外全員死んでる)。

 帰還後は縁あってカプサプライズ社の社長の慧能に面倒を見てもらっており、その社長の子供であるアナベル(てまり)を可愛がっていたりしました。

 が、てまりが居なくなったと思ったら箱詰めにされていていつの間にか宇宙流しの刑に処されていたのでぶちぎれてカプサプライズ社のAIとなりステーションにカチコミに来ています。

 慧能社長には感謝していますがそれはそれとして自分のガキの面倒ちゃんと見ろやクソボケって感じ。

 会社としてはスパイ的存在なのでネズミです ハッキングも出来るからネズミってのもあるけれど。


 今作で一番まともと言うか、真面目で真っ当な人なんじゃないかなぁと思います 面倒見の良いまともな大人が居るだけでこんなシナリオまともに進むんだ……。

 道具や部下の責任は使う側・作る側が負うべきで責任とかから逃げる奴はめっちゃ嫌いだろうなぁと(だから慧能社長に明らかキレてんだよね)。

 トゥルーエンド後はやりたい放題で好奇心旺盛な子供っぽい三人のまとめ役として苦労しつつも良い顔で生活してます。

 因みにタブレットから他の機械にも移動・接続からの操作をすることが可能で車もUSB繋げたら運転出来ます 上手いけど死ぬ程荒いです。

 普段はレオンの背中内にタブレットを収納してもらって一緒に移動してます ネズミと猫ちゃんで可愛いね。

 デザインも性格も一番お気に入りのキャラです でもお前の服描きにくいねん!!!

 性別は人間時代は男性ですがAI後は無性別です AIに性別は無いって言うか性別を図る部分まで作られてないから物理的に無性別って感じ(服の下にポリゴンが存在しないので)。


●アナベルーザー

・人間耳朶の名前は「慧能 てまり」 突然の黒幕として搭乗する奴です。

 実は開発途中で急遽出ることになった奴です なので登場ががっつり後半しか存在しないしグラフィックもめっちゃ少ない。

 父親に才能を嫉妬され物理的に箱詰めにされ、会社の事業に長らく貢献させられていました それ自体は別に大好きな父親の役に立てるから別に問題なって考えてます。

 ただ父親が行方不明になった後存在が厄介すぎるということで宇宙送りになりました で、父親に会いたいがためにステーションを操って地球に突っ込もうとしてた黒幕です。

 謎解きは全部アナベルが仕掛けたものであり、クラークはすっぱり忘れてましたがクラークと一緒に考えたりもしてました。


 子供っぽく我儘だけど、友達思いで人懐っこい甘えん坊さんです。

 年齢と比べて賢い子なので説得されれば普通に折れてくれます ミサキさんもといホーボギィにはどんだけ甘えても良いと思ってるので死ぬ程駄々こねるだけで……。

 トゥルーエンド後はハンドパーツに加えて移動用キャタピラも付けてもらったのであり得ない位自由に動き回ったり好き放題してます 何だかんだ自由に動きたかったんでしょうね 人間時代は病気でろくに動けなかったし、箱化後は物理的に自由に動けないし……。

 父親と再会出来たらハンドパーツで鼻の孔どつきまわすつもりでいるし中指も立てたろうかなとは思ってる。

 因みに元から無性別(無陰陽者)です 一応今も人間ってことにはなってます。


●上野鹿茶

・過去作にでも出てるしヒントも拷問用の電流も出してくれる人。

 過去作を知らない方向けにこいつを説明すると、神出鬼没で面白ろければ全部に味方する自由人な奴です。

 今作では珍しく仲間ポジです 明確にこういうポジなのは珍しんじゃないかな。

 また今作でやっと鹿茶の過去がちょっと明かされました 具体的に言うと父親の道具として生きて来たけどある日を境に道具をやめて居なくなった父親を探しているって感じ。

 父親に味方していたのは単純に血縁関係もあるけどそれ以上に父親の情熱を認めていたから でも今ではそれも無くなって興味を失くしています。


 トゥルーエンド後や一部シーンで主人公やクラークに触れようとしないとか修復できない等シーンなどがありますが、あれはトニオの技術の再現が出来ないから…とかではなく、特定の条件下だと鹿茶に触れるだけで崩壊・死亡してしまうからです(バッドエンドのクラークはその条件下にあったので自滅した形になります)。

 鹿茶はその条件を弄ったりどうにかすることは出来ないので、基本的に自分から何かに直接触れることはしません 主人公をロアに抱っこさせてたのもそういう理由。

 パスワードも謎解きも何でも出来るけど、出来ないこともちゃんとあります。

 トゥルーエンド後は4人を匿ったり父親捜しを続けたりしています 4人のことを気に入っていますが平和空間にはあんま居たくない。


●ロア・ベルフラワー

・鹿茶のボディガード 今回は結構活躍しています。

 作中でそういうグラは出てないけど主人公のレオンをずっと抱っこしてます あの重さを……???

 鹿茶に比べて穏やかで優しい子です でも鹿茶の父親オメーは駄目だ。

 色々あって鹿茶の父親に強い憎しみとか怒りを抱いています 鹿茶はロアのことが大切なのでもうとっくに興味はないけどロアの為に父親を探しています。


 他キャラと比べて道具としての側面は非常に薄いですが、一応道具としての過去は存在します。

 ただそれをロアが覚えているかは…謎……。


■慧能 弐助…と上野鹿茶の父親

・カプサプライズ社の社長さん 行方不明になっています。

 ……とか言っていますがその正体は上野鹿茶の父親です。

 慧能社長=上野鹿茶の父親 ではなく、慧能社長の肉体に鹿茶の父親の魂(のカケラ的な物?)が潜んでいたって感じです。

 アナベルが父親のことを情緒不安定みたいに言ってたのもこいつが原因です そしてクラークの中にも潜んでいました(Act4でドアを調べた際に怒っていたのはクラークの中にいた父親が怒ったから)。

 何でそんなことになってるのか はまだ明かす予定はないです。

 でもざっくり言うなら色々あって色んな人の中に入ってトンズラ噛ましてる奴と思って頂ければ……。

 慧能社長の方は今でも消息がつかめていない状態です こいつを殴れる日は来るんだろうか……。


▼トニオ

・主人公のレオンやクラーク、ステーションを作った人物です。

 ロボットが人間の友達になれると本気で信じており、死ぬ間際までそそのロボットの幸せを祈っていた奴です 普通に脳みそお花畑野郎なので会社でそんな良い扱いはされてなかったです(厳密に言うと社長と仲良すぎて他社員からいじめ受けてた)。

 ある意味では今回の話の原因でもあるけれど、まぁ本人のやらかしでこうなった訳じゃないから……。

 アンラベル社に務めていましたが大不況により倒産 実家に帰ったら地元で紛争が起きてて巻き込まれることに という可哀想な人でもある。

 因みに科学や医学が発展した2064年から見てもトニオの技術力は異常の領域です 理解できる人は鹿茶含め数人くらいしか居ないんじゃないかな……。


▲リラ

・トニオの大切な人でクラークの一番最初の友達。

 小説家をやりながら宇宙飛行士の訓練をしていて、やっと宇宙に行けたけど地球に帰ることは出来ませんでした。

 ロマンチストでトニオに影響されてロボットと友達になれると本気で信じていました 悪い人では無いんだよね……。

 良くも悪くも最後まで友達として扱ってたから今のクラークがあると言うか何と言うか…… 今思い返すとだいぶ難しい立ち位置なキャラだぜ。


◆作り終わって

・変数管理が…面倒!!!!!!!!

 フリゲ黄金期にこんな感じの謎解きゲームが流行ったのって結構な狂気だったのかも知れねぇと改めて感じさせられました でも作るの楽しかったです。

 またこうした仕掛けありの作品作りたいな~……。


有料記事では開発中に作ったメモとか資料をば…

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