どこまでも続く広い海。水平線の上には白い雲と山のようにうねり、片側にはオレンジの空が。逆側からは宵闇の紺色が迫り、グラデーションになって広がっていました。この美しい空の下、輝く大海原の先には、まだ見ぬ冒険のロマンが! 両手に溢れんばかりのお宝が! 我が宝鐘海賊団を待っている! はずだったんですけれど……。
「……まさかこんなことになるとは……はぁ」
重く長いため息が、私の口から漏れていきます。腰を下ろした白い砂浜から、ふと後ろを振り返ると見えるのは元気に生い茂る緑ばかり。私がいるのは船の上でなく、大海原にぽつんと浮かんだ孤島の上……。
「まさか……宝鐘海賊団船上パーティー中に波にさらわれるなんて……はぁ~、船長としての格がつかないですよ……」
思い返すのは数日前、船上での酒盛りをしていたときのこと。突如訪れた高波に数人の船員たちとさらわれて、海の上に投げ出されました。目を覚ましたときには船員たち数人と一緒に、私は砂浜の上に流れ着いていたのです。
「船長、マリン船長!」
ぼんやりと海を眺めていると、私を呼ぶ声に振り返ります。そこにいるのは屈強な身体を持ち、頭には赤いバンダナを身に着けた一人の男。私と一緒に流れ着いた船員たちの一人でした。
「ん、ああ君ですか……船はまだ見えませんよ。すみません……船長が不甲斐ないばっかりに……」
「いいんですって。あいつらも俺らのこと探していますから、そのうち見つけてくれますよ。船長あっての宝鐘海賊団でしょう? それより日も暮れてきた。晩飯にしましょうよ。晩飯」
「……わかりました。行きましょう」
彼に案内された先には、宝鐘海賊団臨時サバイバルキャンプが貼られている。キャンプと言っても、草と枝木で作られた簡易的なテントがいくつか。それらで焚き火を囲んだだけの簡易的なものだ。テントの周りには、私を迎えに来た男一味と同じく、ガタイの良い男一味が武器を作ったり、食料の魚を焼いたりしている。
「あ、船長おかえりなさい! 魚、ちょうど焼けてますよ!」
「あ、ありがとうございます」
「船長! ほら、水もありますよ。近くの川でキンキンとはいかなくとも、十分冷えてます」
「本当ですか? 船長、喉が乾いていたから助かります」
「船長、美味そうな木の実がありましたよ! 大丈夫、毒見済みです!」
「デザートまでなんて、あはは、君たちは有能で、船長大助かりですねぇ……」
屈強な男一味と一緒だったのは、実際のところ何よりの幸運でした。彼らはこうしてテントを作ったり火をおこしたりする以外にも、石を割ってナイフにしたり、太い枝を削って槍にしたりと、サバイバルに必要なことをテキパキとこなしてくれます。正直、船長一人ではこうはいかなかったでしょう。三日で餓死する自信があります。マジで。
ただ……助かってることばかりでなくて……大きな問題が一つ。
「いやいや、俺らの船長のためですから! なあお前ら!」
「おう!」
「……ありがとう、ございます。本当に、船長何もできないのに」
「いえいえ、いいんですって」
「俺らの可愛い船長っすから……いてくれるだけで」
「そうそう、こんな美人と一緒にいれるだけで、なぁ……?」
日に日に向けられている、彼らの視線でした。
今のところ、役割として私に与えられているのは、海岸線で船が通らないかの見張り……けれど薄々皆気がついているはずです。私が今、この状況で一番お荷物なこと。そして、この状況で女は一人であること……。この場にいる一味は誰もが、私に惚れて宝鐘海賊団に入ったような連中ばかり……。誰もが口に魚や木の実を運びつつ、ちらちらと私の胸や太もも、腰つきに視線を向けている……♡
「……」
「……」
「……ちょ、ちょっとやだなぁ。皆。お通夜じゃないんですから~。も、もっと楽しくいきましょうよ~♪」
「あ、そ、そうっすよね~!」
「船長! なんか面白い話してくださいよ!」
「えっ、せ、船長ですかぁ? そういうのは部下である君たちの仕事じゃないですか。ていうか、頼み方ってもんがあるでしょう」
「そっすよね……おう、マリン! 面白い話しろや!」
「マリン船長だるぉぉ~~~!? そうですね、じゃ~~~船長がもうちょっと若かったころの話をしましょうかねぇ。え~とあれは確か十年前」
「出た! マリン78歳!」
「で、一味がホモカップルになってケツにアンカーぶちこんだんですよね!」
「あらやだデッキ破壊するなんて生意気ね、このクソ一味ったら」
おどけた声でバカ話に花を咲かせ、なんとか話題や注意を逸らそうとします。私もそうだし、何より一味皆がそうしているようでした。けれど、ここにいるのは男と女。飢えた雄達と……たった一人の、雌……♡
「船長、ち、ちょっとお花を積みに行ってきますね?」
「……」
「……せ、船長ぉ~、マシュマロ出してくんのー? ガハハハ……は……」
「だ、出さないけどね~~、ちょっと確認するだけ~……」
お互いに茶化しあって誤魔化しても、そんなものはまるで意味をなしません。私が席を立って歩いていけば……少し後ろからがさがさと、音がいくつもついてくるのでした。
[newpage]
キャンプの近くには一本の小川が流れています。キャンプから見て川下の方には、川を引いて作った簡易的な水洗トイレが設置されていました。周囲は大きめの石と木を組み合わせて足場を作っています。蛇なんかに噛まれないようにと、一味達は明かりをともしてくれて用を足すには問題ないのですが……今はそれが仇。
「おい……まずいって……」
「いや、でもよぉ……」
「引き返すぞ、なぁ……」
「んなこと言って、お前が一番前にいんだろ……」
うるさいなぁ……。あれで隠れているつもりなんでしょうか。これから用を足そうという私の後ろを、一味たちは草木にまぎれて熱い視線を向けています。上司部下の関係以前に、女のトイレを覗こうだなんて……いったいどういう神経してるんですかこいつらは……。船長はただ……おトイレしに来ただけなのに……♡
「お、おい……」
「ああ……」
「ん、っしょ……♡」
一味が見ているっていうのに、私はパーカーの下、身につけたホットパンツを脱いでしまう……。和式便所にまたぐみたいに腰を下ろすと、パーカーの裾から覗く丸いお尻に、一味達の視線が刺さります……♡ どうしよう。ビキニも脱ぐ……? でも、脱がなきゃどうしようもないし……よ、横にずらすだけじゃ、汚れちゃうかも、しれないし……♡
「ふー……ふぅー……♡」
息を整え、ビキニの紐に指をかけ、膝の方へとずらしていくと……♡
――ニッヂャァ……♡♡♡
「ひっ……♡」
「うぉ……ッ!」
「ばか、声出すな……!」
ひ、ひぃぃ! 見ないで、見ないでよぉ……♡
視線を下ろすと、私の股間部。赤い陰毛が少し生えた股間のあたりから、膝へと動かした水着のクロッチ。その間につーっと、透明な糸が幾重にも引いて、篝火の光に照らされていました。見られた、絶対……絶対見られた……っ♡ 後ろの方から声は潜まったけれど……代わりに暗闇の中、小刻みな音が聞こえてきます……♡
――ニチャッ、ニチャッ……しゅこ……しゅこ……ニチャ、しゅっ……しゅっ、しゅ……♡♡♡
何かが擦れる音と、粘液の張った何かがくっついたり、離れたりする音……♡
や、やめてよ、君たち……船長、ただ、おトイレしに来ただけなのに……っ♡ ど、どうしよう、今になって、こ、怖くなってきた……。膝が震えている……手も……。別な意味で、ちょろっとお股から、おしっこが漏れてきちゃう……♡
「ぁ、あ……ぁ……♡」
ばれないように、ばれないようにと声を潜めるものの、頭の中はとろけちゃう……♡ 締め忘れた口の中から甘い声が漏れて、ちょろちょろとおしっこが漏れていきます……♡ ちょろり、ちょろりと、申し訳程度のおしっこ……でもそれ以上に、とろぉ~っとした粘液が……船長のお股から垂れていくのです……♡♡ どうしよう、ふ、拭かなきゃ……いまこれ、垂れてるの見えちゃってる……♡ こんなのいつまでも見られたら……で、でも……わかる♡♡ 今ここを触ったら……私、絶対……止まれない……♡♡♡
「船長」
投げかけられる低い声に、私の肩が跳ね上がります。見ると、あの場にいた一味が全員。私の背後に立って……大きくなったモノを露出して……立っていました。
「き、きみたち、なにして……!? あ、あの……せ、せせ、せんちょう、あの、いま……と、といれ、して……」
「誘ってんだろ、船長。なあ?」
「ち、ちが……」
「違くても、なぁ、良いだろ船長」
「俺ら船長に、たくさん尽くしたろ」
「ひっ、ぁ……!♡」
座っていたせいもあるけれど、男の人の大きな体が余計に感じられます。私よりも頭一つ、人によっては頭二つ違う男たちに囲まれると、逆らえないんだということが身にひしひしと伝わります。彼らの内一人が、船長の腰をつかむと、ひょいと軽々持ち上げられて……♡
「入れるぞ」
「あっ、ま……ァッ、んん゛ッ♡」
私の中に……深々と、突き挿され……っ♡♡♡ やだ、すっごい、おっき、ぃ゛♡♡
「あ゛っ、ぁっ、あぁ……あ゛♡♡」
「……すんなり入ったよ、なあ船長?」
「あ、やぁ、ま、待っへ……せ、せんちょ、あの……♡♡」
「わかってるって船長……船長は……ッ!」
「んむ゛っ♡♡♡♡」
「非合意なのが好きなんだもんなぁ゛!」
こ、今度は、口の中に……っ♡♡ やばぃ、のど、喉無理やり、ひろがってぇ゛……♡♡♡ 一人、二人と私の体を貪れば……もうあとはなし崩し……♡ 何人もの男たちが船長の体に群がり……いきり立った雄の……おちんぽを……♡♡ 胸や、手、お尻に擦り付けてきました……♡♡
「あぁっ、船長! ほら、こっち、こっち握って。扱けってッ!」
「んんっ、んむぅ゛♡♡♡」
「あー、手ェちっちゃくてかわええ~……胸もやぁらけぇ……」
「んぉ゛んっ♡ んっむ、お、お゛っむ♡♡♡♡♡ んんんぅうん゛ッ♡♡♡♡♡」
「でるっ、でる……船長のんでっ♡」
胸や手のみならず、髪や背中も当然のように男たちの性処理に使われ……喉も男の欲望を慰めるための穴として精を注がれていきます……♡ そして何より……♡♡
「ああっ、くっそ、デカくてエロい尻しやがってッ」
「んぉっ、お゛っ♡♡♡ ち、ちょっと、はげ、しぃ゛♡♡♡」
「船長のケツがでけぇのがわるいんで、しょぉ゛!」
「んぃい゛ぃい♡♡♡」
勢いよく突きこまれたおちんぽが、お腹の奥、ポルチオを刺激してきます……♡♡ 自分よりもはるかに大きい、決して逆らえない強い存在に支配されるこの感覚……♡♡♡
「あー、やべぇ、ヤってもヤっても衰えねぇ。全身から媚薬出してんのかよ船長ッ」
「ん゛ん、あ゛っ、ぉっ、お゛っ、ンぉっ゛♡♡♡♡」
加えてたぱんっ、たぱんっと周囲に響く肉の音。子宮口に亀頭がぐちぐちって打ち込まれるたびに響くこの音は……きっと船長のお尻の音……♡♡ お尻の肉が一味の腰骨に当たって波打ち、その間からいやらしい水音を漏らしてしまっている音でした……♡♡ ウエストを締め壊すように抱えられて、後ろから苛立たし気な低い声を浴びせられます……♡♡♡
「このでっけぇケツで毎日毎日っ、俺らがどんな思いで我慢してたかっ!」
「あ゛っ、んぁっ、あ゛っぐ、ぅ、ぅぅ゛ぅ~~♡♡♡♡♡」
「おら言えッ! ケツデカくてごめんなさいって言え!」
「ごめっ、なしゃっ、ごめんなしゃ、ぃっ♡♡♡ けつでかくって、ごめん、なさぃ♡」
「声ちいせえぞマリン!」
「ひっ……! ご、ごめんなさいぃ!♡ け、ケツデカ船長、おっきいケツで、一味のおチンポ誘惑してッ♡♡ お、おっぱいもでかくって♡♡♡ ぉっ、お゛っ♡♡ 一味の屈強なおちんぽ、ゆうわくして、イライラさせちゃって、ご、ごめんなさぃい゛♡♡♡♡」
「あーっでるっ、でるっ!」
「おれもっ、っぐ!」
「船長、いくっ、イ゛っ、いけ、オラっ!」
ああ、だめ、そんな命令されたら、船長もう……♡♡♡
「ぉっ、お゛っぉお゛♡♡ んぉっ、いっ、い゛っ、んぃ♡♡♡ あっ、ぅっぐぅう゛♡♡♡ ぃっぐ、いぐっ、い゛っぐぅうう゛んんぅんぅう~~~~~~♡♡♡♡♡♡♡♡」
[newpage]
「…………君達、何か言うことは?」
「ずみまぜんでじだ」
「すぴばぜん」
臨時キャンプの焚火前。もう夜は明けて日は高く上った頃。私は一味の全員を正座させていました。並んだ屈強な男たちは全員顔面や頭にたんこぶをつくっていて、鼻血も流したりしている。もちろん、船長がやったんですけど。
「あのですねぇ、船長と君達は、上司と部下なんですよ。それをなんですか、一時の感情に身を任せて、ムラムラするどころか一線を越えてしまって。宝鐘海賊団はお色気むんむん、ドキドキ集団であっても、ドスケベエロマンガの乱痴気集団とは違うんですよ?」
「はい、申し訳ないっす船長……!」
「もう二度としません、本当に……!」
「まったく……こんなことして、他の船員たちに示しがつかないですからね。このことは、船長と君達だけの秘密です。いいですね!」
「あ、今ちょっとみつひ」
「何か言ったか、おめぇ!?」
「はい……」
そろいもそろって、大男たちは肩をすくめてしゅんとしている。まったく、あんなことしていて根は小心者の男の子なんですから……。私はくるりと背中を向けて、海辺の方を眺めます。無人島から見る海は、今日も今日とて変化はなく……私の船の姿も見えませんでした。もし、このまま誰も来なかったら……そう思うとつい……♡
「まぁ……君達も男の子ですから? ムラムラすることの一つや二つあるわけですし? ……船長もその……ムラムラは解消できたわけですし……一線を越えちゃったことは……船長と、君達だけの秘密なわけで……言わなければノーカンなわけですし?♡」
「え、せんちょ」
私は肩越しに後ろを振り向くと、にやりと笑って見せました。
ぴらりとパーカーの裾をまくり、自慢の大きなお尻を見せると……正座した足の間で、ギンッと張り出す雄のテント……♡♡♡
「助けが来るまでは、もうちょっと……楽しみましょうか♡♡♡」
青い海に囲われた、誰も来ない無人島。そこではまた、嬌声が響くのでした……♡♡♡
ツマミのキワミ
2022-11-05 15:46:14 +0000 UTC緒又しゆう
2022-11-05 03:33:46 +0000 UTCツマミのキワミ
2022-11-04 14:56:20 +0000 UTC