線画の記事は今回で最後です。
これまでの記事で、基本的な考え方や線画を描く時の力の入れ方を紹介したので
今回は細かいコツとか小ネタを。
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その前に。
この記事はどちらかというとリアル寄り…線画を消した方が見栄えがいいと思う画風の人向けのメモです。
参考程度にして、自分の絵に合わせて仕上げよう😅
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『モノクロでは積極的にベタを入れて画面を引き締めよう』と以前紹介しました。↓
でもカラーイラストで同じように処理すると、
影のベタをパーツの色で塗る事になるので当然こうなります。↓
カラーイラストあるあるですね ┐(´・∀・`)┌ タブン
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塗りを重視する画風の人は、
オクルージョンシャドウ(接地影とか)を入れる事が多いと思うので、二度手間を省くためにも別パーツに落ちる影のベタは入れない方がベターかなと…↓
とはいえベタが強すぎなければ
物の厚み・回り込みで発生する陰影にも見えるので
線画に強弱をつける程度なら気にしなくても大丈夫です。
モノクロと同じように処理すると変になりやすい、という事だけ。
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こういう所にもちょっと注意。↓
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ベタの入れ方もだけど、カラーイラストの線画で一番困るのは"線が浮いて見える"現象だと思います。
塗りが進化しても線画は昔から止まったままなので、私みたいな見様見真似勢は違和感を感じやすい…かもしれない。
・色収差でなじませる
・塗りではなく線画をメインにする
・厚塗りのように線画でなく塗りで線画を作る
…など手法は色々ありますが、あまり知識や技術力のない自分にとって
一番実践しやすいのは色トレス+線画の透明度の調整でしたので以下紹介。↓
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以前は"隣接した色より明度を下げる"という講座情報を頼りに、
『周りとの色馴染みや』『透明感』を気にして、薄い色を基準に色トレスを行ってました。(昔の萌え絵を引きずってる…)↓
その結果、影が発生してる箇所も色が薄く、線画が"立体の表現"ではなくただの"色をつけた線画"に…。
↑これも一番濃い影より明るい線画になってしまってます。(おっぱいでスマン)
基本的にライティングが違っても、物体は回り込みなどで発生する影の面の方が多くなるので、光が当たった面に合わせて線画のメインカラーを決めてしまうと上記のような修正箇所が多くなってしまいます。注意。
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現在では、一番濃い影色より暗い色でベタ塗りしてメインカラーを決めた後、光の当たる所・柔らかく見せたい所だけ明るく彩度の高い色で整えてます。
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こんな眩しい!白!な面でも、立体の輪郭がわからなくなるので線画まで全部白にはしないように気をつけます。
モノクロと同じく、光の当たり方を考慮して白で一部抜くのはありだと思います。
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・おまけで色の選び方
光が当たっている所の色は、サブサーフェススキャッタリングを意識します。
物体に裏側から強い光が当たって透過したイメージ。
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お手軽な一例
↑なんでこんなキッツいオレンジ色なんや!と思ったかもしれませんが、
筆圧を使ってエアブラシでうっすらと色を重ねていく事で彩度の調整が出来るからです。(透明度が高いと彩度が低くなる)
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線画に限らず、色相の選び方は基本的にコレ。
"黄色が最も明るく"、"青紫は最も暗く見える"という自然の色の法則を利用してる(らしい)ので、太陽光など一般的な光源なら影や光の色選びもこれでなんとかなります😅
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※線画ではなく、ペンの不透明度という点に注意。
さっきの修正は昔のデータなので不透明度100%でがっつりペン入れしてました。↑
(Gペン等のツール)
「カラー線画のペンの不透明度はどれくらいが良いのだろう」……と
長い間悩んでましたが、私の結論は
不透明度100%はやめたほうが楽。
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※ややこしいので一応
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線画に透明情報がないと立体を表現するために線の太さのみで調整する事になり、細かい作業が強いられるので結果的に修正する手間が増えます。↓
さらに不透明度が低い分、多少のミスも気にならなくなって線画を綺麗に早く終わらせたい人は精神的にも安心😅↓
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色トレスも楽になります。
右の絵の肌の線画を透明情報ありで修正しました。↑(すゃペン使用)
こちらでは線画に使用した色は1色のみです。
線画の透明度が低くなると線画が塗りに馴染みやすくなるので、全ての箇所にきちっと色トレスを行う必要がなくなります。
『線が太くて目立つから色トレスで誤魔化す😭』といった無駄な作業もいらないです。
でも、だからといって線画レイヤー自体の透明度を落としてしまうと
ベース塗りの境界線の粗さが目立ってしまう事に。↓
特に線画が太い箇所は顕著です。
それに実際には太い線画は影に該当する所なので、(線画の描き方参照)
不透明度を落として色を淡くしてしまうとバランスがおかしくなるのは当然です。
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線画の描き方はこちらに記載してるので、参考程度に。
最初に言った通り私の場合ですこれは。
線画の色についても、塗り全体が濃いめの色選びをしてる人は色トレス無しの黒でも問題なかったりします。
要は塗りとのバランスの問題ですね。
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モノクロでもカラーでも、入れると顔面周辺にメリハリが出るからといって加筆しすぎるのはよくないかも。
これはどっちも入れすぎた例。
お、重い…。髪はデフォルメでまとめて作画されていても、実物は1本1本の集まりです。だから軽やかさを出すために線を細くして描く手法が存在してるわけですね。
ベタの考え方。
塗った時によくぶつかる問題。
こういう前髪の影を塗った場合は、前髪とおでこの間に隙間が存在してるはずなのですが、強い影が発生してないにもかかわらず謎のベタ影が発生してしまってます。
これは前髪の作り方によっても違ってきますが、上手い絵描きの中には前髪とおでこの距離を考えて、ベタ影と落ち影の有無を使い分けている人も見かけます。
とはいえ自分の絵柄だと前髪の落ち影を減らしたり線画からベタを消したりすると物足りなく感じる人もいるかもしれません(私な)
じゃあ何のベタとして処理すれば合理的なのかと言うと、私は髪の毛の厚みなのかなーと思ってます。色トレスしても変になりにくい。
↑ 1本1本の集合による厚み表現なので、集まりが少ない細い髪にはベタを入れないほうがスマートかなと…。
変な落ち影にならないように注意。
↑とりあえずな修正例。(前髪ヘタでスマン)
ベタを厚みとして入れましたが、おでこの立体感を考えて、毛先側に落ち影を太めに入れると自然かも。これは頭の中のイメージ、大事。
モノクロ作画でもベタを強めすぎると、昔の少年漫画チックになるので、
「これは髪なんですよ」という質感を何本も描き込む方が、密度が上がって綺麗に見えると思います。(お好みで)
カラーの場合は塗った後で質感の線を描き足す方が密度のバランスを取りやすいです。
他にも毛筆みたいなブラシでザカザカ塗ったり、質感の表現方法は様々ですね。
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毛先側に透け感を出すなら、こんな風にぼかし消しゴムで消すのもいいですねー。
髪の塗りの方も調整するのを忘れずに。(よくある毛先に肌色乗せるアレ)
あと髪に限らずですが、光を通しやすい・軽い・薄い・柔らかいなどといった物体は
線画の色を気持ち薄めにした方が雰囲気に合うと思います。
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確かにインク溜まりを使ってカッコよく掛ける人もいるけど、大抵アナログ熟練者だったりします(白目)
「強弱はわからんけど入れるとカッコ良く見える」という理由だけでベタを入れてるので
影の事を考えず脳死で作業をしてしまう……かもしれない事に注意。
線画を重視したくて、繋ぎの修正に時間を掛けすぎるやーつ。(塗りは昔のまま)
ペンが不透明度100%だと、ど壷にはまりやすい。
接合部(線の描き方参照)がしっかり繋がっていれば、他は途切れてても対して問題ない事が多い。
ちなみにペン入れの速度ですが、私はしっかり下書きが出来てるなら、全身であっても線画は1時間半~2時間以内を目標にしてます。
あくまで目標。
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これはどれも同じ線画です。雑に見えにくいのは左上と右下だと思います。
「落書きだし線画の修正なんてやってられるか!」って時もありますが、
そういう時でも、必ず線画だけが飛び出して目立つのは避けた方がいいです。
線画のラインより、濃い色のベース塗りのラインを重視で。
目立つようなら、はみ出てるように見える線画をバッサリ消してしまうのもアリ。
※もし他に何かあれば追記していきます。
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最後に
好きだからこだわる!を第一に!!
以上です。
長々とお付き合いありがとうございました🙇