前回の記事はこちら。
https://suya2mori2.fanbox.cc/posts/2546976
前回はトーンカーブを使って全体や特定の明度を変更する方法を記載しました。
今回は色を変更する方法を記載しておきます。
操作するのはRGBではなくRed・Green・Blueの項目。
前回はRGB値をまとめて操作していましたが、
今回はRed、Green、Blueの3つのグラフに分ける事によって、各RGBの値を別々に操作していきます。
例えば真っ赤ならRGB値がそれぞれ255,0,0ですが、Redグラフで値を0に変更して色を真っ黒にしたり。
R値を0にしてB値を255にする事で0,0,255の真っ青にしたり。
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Redに切り替えるとこんな感じになります。
赤の波が前回説明したヒストグラムです。使用量の目安ですね。
実はこの画像で説明が事足りるくらい簡単です。
とりあえず仕組みを理解するために、操作例を紹介したいと思います。
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スポイトで調べた色のR値127を255に変更したい場合。
横軸127(ちょうど真ん中)あたりの線グラフを↓
255になるよう指定してあげれば…。↑
R値が255に変更されたのがわかります。
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Redのグラフはこのままで、次にGreenのグラフを見てみます。
G値は195なのでヒストグラムが横軸の右側に寄っていますね。↓
これを127に下げるためにマーカーを移動すると…↓
色が変更されてG値が127付近になってる事が確認できます。
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仕組みの説明はこれで終わりです。とても簡単です😄
RGB値を操作できるという事は、色をつけられるという事。
グレーだって100,100,100といった平均的なRGB値で構成されているので、元が無彩色でも有彩色に変える事ができるわけです。
例えば無彩色で塗り込むグリザイユ塗りでも、上手くグラフで調整してあげれば、オーバーレイなどを使用して色の下地を作ったり濁りを抑えたり…といった作業は不要になりますね(あれはあれで味がありますが)
もちろんその濁りを再現する事も出来ます。
トーンカーブレイヤーの透明度を下げると、反映度も下がります。
また、クリスタの素材にトーンカーブデータを格納しておけば、
わざわざスポイトで色を取って塗らずとも、素材を読み込むだけで着色が出来るようになって作業の効率化が図れます。
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この古い絵の初音ミクちゃんの髪色に色をつけようと思います。
グレー塗りでもレイヤー分けをしたい人もいるので、色調調整レイヤーの方のトーンカーブで行うといいです。
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1.
まず緑系なのでGreenのグラフでG値を上げます。
緑!って感じです。
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2.
青緑にしたいのでBlueのグラフをプルダウンから選んでBの値も上げました。
マーカーは左上にもっていく程、線グラフが弓なりに上昇するので、いい感じの所に収めます。
ちょっと薄くいですね。
GとBの値を上げたうえにR値も元々高いからです。
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3.
R値を下げて濃さを変更しました。
色がきついです。RGBの数値の差が大きいと原色に近くなってしまいます。
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4.
GとBの値をやんわりと下げて、RGBの差を少なくしました。
この状態ではベースカラーと影で色相の差がほとんどなく、絵が単調に見えてしまいます。
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5.
濃いグレー=影の所に青味を足して↑
光が当たっている所の緑の値を上げて色相の差を広げました。
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色の付け方の手順は大体こんな感じです。
慣れれば最初からRedのグラフを下げて調整する事も出来ます。
Rを下げるとGとBの色味が残った事により、G+Bの青緑に寄るわけですね。↓
(サークルカラーとRGB値を見て調整すればいいかもです)
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今回のグラフでは両端のマーカーはいじりませんでしたが、加工(加算レイヤーなど)で白く飛ばす事を考えると255,255,255となるのは避けたり、
くすみ防止で0,0,0にはならないように両端のマーカーを操作する、といった工夫もしてみると良いのではないでしょうか。
例えば赤い服で右端のマーカーを維持したまま調整すると、白が残るため安っぽい素材に見えてしまいます。
両端のマーカーを動かさないまま色の維持に固執すると輝度を維持したグレー彩色が難しくなる(明暗の差が表現しずらくなる)ので、マーカーを全体的にいじるのも当然ありです。
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RGBの数値を足したり引いたり出来る、という事は
スポイトで影色段階ごとに調整すれば、好きな絵師の影色をそのまま再現出来てしまうわけですが…。
そっくり真似出来る、というわけではないので注意です。
一部の方は反射光や自然光など加味して彩色していますし、イラスト全体の彩度バランスも考える必要があります。
また、人間の目による視覚効果(色相対比などといった現象)も関係するので、同じ色なのに明るく/くすんで見えてしまいアンバランスになりがちです。
そう簡単に神絵師にはなれないというわけですね😭
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簡単な着色の場合はグレーの濃度さえ決めておけば、あとは素材に登録しておいたトーンカーブレイヤーがなんとかしてくれる!ので時短にはなります。
ちなみに色調補正レイヤーはそのまま素材パレットに格納できないので、一度フォルダに入れて行います。
素材を選びやすくするために、色見本を一緒に入れるのも🙆
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他に特筆するべきトーンカーブの利点は、着色が容易で彩度の低下が起こらないという点です。
着色の時、濃い色の透明度を下げたら薄い色で塗った時のように反映されると楽なのですが、実際には濁ってしまいます。(画像左)
実はこの2色は輝度自体は(ほぼ)同じなので、グレーに変換してトーンカーブで調整した場合は彩度の変化は起こらず同じ色になります。
つまり透明度だけで濃さの調整ができるので、色調調整でちまちまと修正する作業が必要なくなるわけです。
当然、その分トーンカーブでの微調整は必要になるわけですが、RGBを直感的に操作できるので、今までよりは楽になるかと思います。
調整次第では拡散光を表現できる点にも注目です。↑
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便利といえば便利ですが、すぐ神絵師になれるような機能ではありません。使っても使わなくても個人の色彩感覚は変わらないです。
使ったからといって上手くなったりはしません。残念ながら。
なので「上達しなくなるかも…」と使用を渋らず、どんどん利用して時短に繋げて作品を仕上げた方が良いかと思います。
(もちろんトーンカーブが使えないような塗り方の人もいるかもしれませんが…)
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それでは良いトーンカーブライフを(^ω^)ノシ
す
2021-12-31 14:59:55 +0000 UTCす
2021-12-31 14:43:12 +0000 UTCみえしろ
2021-12-31 14:17:41 +0000 UTC水瀬
2021-12-31 12:09:41 +0000 UTC