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江戸山乱理
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『親密な近所付き合い』(2)

四章 佳奈の家のでの後始末 18 佳奈の家へ  道を歩きながら、しばらくの間、二人は気まずい沈黙に陥った。 (やっぱり佳奈に軽蔑されたかな?)  千夏は佳奈の様子をチラリと見ると、目が合った。ギクッとなったが、佳奈は「ふふっ」と笑った。 (なんか、笑われたぞ……。何の笑いだ……?)  千夏が戸惑っていると、佳奈は、 「千夏君」  と話し掛けてきた。 「は、はい」  千夏は思わずそんな風にかしこまって答えてしまった。 「おもらしのことは、そんな気にしなくてもいいと思うよ。私のクラスでも、男子がおもらししたことあるもの。あ、でも、それは今年じゃなくて、去年だったかな?」 (あんまり励ましになっていないような……) 「涙を拭きなよ。ほっぺたに跡が付いてるよ」  佳奈は千夏の顔に指を伸ばして、頬を拭ってくれた。 「ありがとう」 「いいのよ、ふふ」  二人は微笑みを交わした。  しばらく歩いていると、向こうから通行人が来た。千夏は、おしっこでグッショリ濡れた布地の気持ち悪さなど、微塵も表情に出さず、何食わぬ顔ですれ違った。 (今日はこの紺色の半ズボンを穿いていてホント良かった。ジーパンとかだったら濡れたのが丸わかりだったからな……)  やがて十字路の所に来た。千夏は真っ直ぐ行こうとしたが、佳奈は右へ曲がろうとしたので、二人の手は離れ離れになりそうになった。 「あれ、千夏君、そっちに行くの?そのまま自分の家に帰るつもり?」 「そうだけど……」  千夏は早く自宅に戻って、おもらしした半ズボンとブリーフを何とか始末するつもりだった。 「自分の家に帰って大丈夫?千夏君のママに怒られたりしない?」 「今は家には誰もいないから」 「自分でそのおもらししたの、洗ったりできる?」 「できると思うよ……。多分」 「ホントに?千夏君のママに見つからない?」  そう言われれば、千夏は心配になった。最初の目論見では、「こっそり洗面所で洗えばいいや」ぐらいの考えだった。それぐらいは見つからずにできるだろうが、水浸しの半ズボンとブリーフを堂々と物干し場に干すわけにはいかないと気付いた。  もし部屋で乾かしているのを見つかれば、一発でおもらししたのだとバレてしまう。中学生にもなって、おらししたなんてバレたら、面目丸つぶれになってしまうし、何かこっぴどいお仕置きを食らうかもしれなかった。 「そうだなぁ、どうしよっか……」 「私の家、洗濯機も乾燥機もあるから、全部してあげられるよ。今日は夕方までママはいないし」  千夏としては、年下の佳奈にそこまで甘えるのはちょっと気が引けた。しかし、そうしてもらえるのなら、こちらの手間は省けて助かると思った。 「うーん、じゃあ、佳奈ちゃん家に行っていいのかな?」 「全然かまわないよ。じゃあ、行先はこっちね」  二人は右に曲がって、佳奈の家へ向かった。 19 脱衣所で全裸に 「ここが私の家だよ。さあ、上がって。今は誰もいないから」  佳奈は玄関の鍵を開けながら言った。  千夏は、おしっこで濡れた服のまま、他人の家にあがるのはちょっと気が引けたので、おそるおそる足を踏み入れた。佳奈の言う通り、家の中は無人だった。 「こっち来て」  佳奈は早速、千夏を脱衣所へ連れ行ったので、千夏は家の中を観察する余裕も無かった。  脱衣所は家の右奥にあった。広めの脱衣所で、その一室で二人きりになると、佳奈は千夏をジッと見つめた。 「何してるの、千夏君」 「えっ」 「脱がないと」 「あ、そうだね」  千夏はそう言われて、自分の穿いている半ズボンに手をかけた。しかし、佳奈の目の前で、いきなり脱ぐのは躊躇してしまい、手が止まった。 「あ、あの、佳奈ちゃん、僕、どうしたらいいの?」 「どうしたらって、脱がなきゃダメでしょ」 「そうだけど……」 「そうでしょ。何グズグズしてんのよ」  佳奈ちょっと、険のある声を出した。そんなしゃべり方をされたのは初めてだったので、千夏は少し怯えて、やむなく、濡れた半ズボンの前のボタンを外して、ファスナーをそっと下ろした。  佳奈の方を見ると、佳奈はジッと千夏の一挙一動を監視するように見つめていた。千夏はそれに追い立てられるよう、半ズボンをズルリと下ろした。その下からは濡れたブリーフが露わになった。  その瞬間、千夏は「アッ」と思って、膝上の中途半端な場所で、半ズボンを一旦は留めた。 (そうだ、今は柄付きのカラーブリーフを穿いてたんだった)  千夏は学校へは通学用の白ブリーフを穿いていたが、休日はおしゃれな柄付きブリーフを選んで穿いていた。しかも、今日のは運悪く一番派手なもので、全体にロゴがプリントされている水色のブリーフだった。そのため、おしっこで濡れた部分は濃い色に染まっていて、おもらししたのがよく目立っていた。 (千夏君って、そんなブリーフはいてたんだ)  佳奈は驚いて眉を上げたようだった。  千夏は半ズボンを脱ぎかけの中途半端な状態で止めていたが、いつまでもそういているわけにはいかず、やむなく足先から抜き取った。下半身は濡れたブリーフだけという情けない格好になった。 「千夏君、それ、私が持っといてあげるよ」  佳奈は奪うようにして、千夏が脱いだばかりの半ズボンを受け取ると、それを目の前に掲げて、顔の近くで観察した。 「うわあ、グッショリ濡らしちゃったね。股の所は全体が濡れてるし、お尻の所まで濡れてる。おしっこ、いっぱいもらしたんだね。せっかくのカッコいい半ズボンが台無しだ」  佳奈は半ズボンを前後ろにひっくり返しては、愉快そうにつぶやいた。 20 ブリーフ一枚  千夏は濡れたブリーフを穿いているだけの心細い格好で、佳奈の感想をジッと聞いていた。  しかし、佳奈は、千夏がブリーフ姿でボンヤリ突っ立ているのに気付くと、 「千夏君、何してるの?さっさとその幼稚なブリーフも脱ぎなさいよ」  と命令するように言った。 「う、うん」  千夏はそう答えたものの、心理的な抵抗があった。 「佳奈ちゃん、ぼ、僕……」 「何よ」 「えっと……」  もちろん、佳奈の前でブリーフを脱いで、おちんちんを丸出しにするのが恥ずかしいというの事情もあった。それとは別に、今、間の悪いことに、おちんちんは勃起しているようだった。濡れたブリーフに圧迫されたのと、佳奈にジロジロ見られたのとで、ちょっと興奮してしまったようだった。 (こまったな、早く勃起が収まってくれないかな)  佳奈は「早く脱いで」と急かすので、千夏は時間を稼ぐために、グチャグチャ言って抵抗していた。  とうとう佳奈は業を煮やして、 「ねえ、もしかして、脱ぐのを恥ずかしがってるの?おもらしして、半ズボンもブリーフもビショビショに濡らしておいて、いまさら恥ずかしいも何もないじゃない?」  と、年上の千夏をお説教するように言った。千夏としても、その通りだと思うので、うなだれるしかなかった。脱ぐしかないとは分かっていたが、やはり踏ん切りが付かなかった。  佳奈は「やれやれ、しょうがない子ね」という感じで溜息をつくと、半ズボンを素早くたたんで床において、含み笑いをしながら、千夏の真正面に立った。 「な、何?」 「千夏君、自分で脱げないなら、私が脱がしてあげるよ」 「えっ」  千夏は反射的にブリーフを手で守ろうとしたが、佳奈は、 「イヤイヤしないの。両手はこうしておきなさい」  と何かの口真似のような芝居めいた口調で言った。そして、上着のポロシャツの裾の中に手を突っ込んで、ブリーフのフチをつかむと、一気に足首まで下ろした。 「ひゃうっ」  千夏は一瞬で下半身を丸出しにされ、思わず滑稽な叫び声を上げた。  ブリーフを脱がされると同時に、勃起していておちんちはピョコンと跳ね上がって、上を向いた。しかし、それがあまりに小振りだったためか、佳奈は勃起しているとは気付かなかったようだった。千夏は良かったような悲しいような複雑な思いだった。 21 余裕の佳奈  佳奈は千夏の未発達なおちんちんなどにかかずらうことなく、 「右足上げて。はい、次は左足ね」  とテキパキ言って、千夏の両足を上げさせて、ブリーフを抜き取った。片手でそのグッショリ濡れたブリーフを提げて、 「すごい重たい、ブリーフもおしっこでグッショリだ。ははっ」  と笑った。そして、ブリーフを両手で広げて、しげしげとそのデザインを観察した。 「中学生の男子って、こんなの穿いてるの?」 「う、うん」 「まさか。それは千夏君だけでしょ。まだおもらしするから、ママにこんな幼稚なの穿かされてるんじゃないの?はは」  佳奈は千夏の顔をまともに見ながら、バカにするように言った。千夏はくやしいのと恥ずかしいのとで、顔を真っ赤にしていた。  千夏はもう早くお風呂場に入りたくて、ポロシャツの裾を手で伸ばして、勃起しているおちんちんを辛うじて隠しながら、靴下を脱ぎ捨てて、 「浴室はこっちだよね」  と言って、そこへ入ろうとした。しかし、千夏は押し留めた。 「まだだよ。その前にバンザイして」 「え?バンザイ? 「うん、いいから、そうして」  千夏は良く分からないままに、両手をノロノロと肩ぐらいの高さに上げると、瞬時に佳奈は千夏のポロシャツをガバリとめくったので、視界が遮られた。 「わっ」  と叫ぶ間もなく、ポロシャツはクルリを裏返しにされて、頭からスッポリと引き抜かれた。一瞬の間に、千夏は文字通り全裸にされた。  目の前には、佳奈が引き抜いたポロシャツを持っていて、しばらくの間、千夏の痩せた体をジロジロ見つめた。  千夏はうつむいて、左右の手で胸と股間を隠した。全裸にされて恥じらう千夏を、佳奈はニヤニヤしながら、じっくり堪能した。 「千夏君て、やせてるね」 「そうかな」 「後ろ姿も見せて」  佳奈は千夏の両肩をつかんで、クルリと体を回転させた。千夏は背を向けながら、お尻の辺りに佳奈の視線が突き刺さっているような感じがした。 「もう一回前を向いて」  千夏は素直にまた前に向き直った。腕を前にやって、腰を少しひねって、片足を少し持ち上げていて、それはちょうど、全裸にされた女子がやりそうな姿勢だった。 「千夏君、そんなに女子みたいにモジモジするのやめなよ。余計に見っともないよ。ここは私と千夏君だけの二人きりなんだから、そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃん」 「そうかな……」 「そうだよ。だから、ちょっと気を付けの格好をして」 「ええ?」 「いいから」  千夏は不承不承、両手を下ろして、無理に背筋を伸ばして、出来るだけ真っ直ぐ立った。 「素直にできてえらいね。そんな感じで立っていて」 「なんで、こんなことしなくちゃダメなんだよぉ」 「ふふ、千夏君のおちんちんて、ちっこくて可愛いね」 「か、可愛い?」  下腹部を佳奈にジッと注目されていると思うと、おちんちんはムクムクと大きくなって、ピンと反り返った。先端の包皮は突っ張って、辛うじて亀頭を包んでいる状態になった。 「あれ、なんか大きくなったね。でもまだまだ可愛いけどね。ははは」  佳奈は顔を近付けて、おちんちを人差し指で軽く弾いた。 「んっ……」  年下の女子から、自分のおちんちんをそんな風に扱われて、千夏は怒ったらいいのか、喜んだらいいのか、分からなかった。 「よし、じゃあ、お風呂場へ入ろうか」  佳奈はジックリと心行くまでおちんちんを観察してから、ようやく入浴の許可を出した。 22 背後からのシャワー  友達の女子の家に上がって、いきなり全裸にされ、他所の風呂場に入るというのは、何とも言えない居心地に悪さだった。千夏はさっさと体を洗ってしまおうと思いながら、風呂場の濡れた床へ足を踏み入れた。 (えーと、シャワーを出すのは、この蛇口をひねればいいんだよな)  千夏は自分の家とは勝手が違うので戸惑っていると、佳奈は、 「操作の仕方、分かる?」  と、いつの間に入ってきたのか、真後ろに立っていた。 「うん、大丈夫」  千夏はそう言った。しかし、佳奈は風呂場から出て行かず、佳奈自身でシャワーヘッドを持って、お湯を出して水温を手で確かめていた。 「じゃあ、そこに立ってて。私が洗ってあげるから」 「いや、僕、自分で洗えるよ」 「いいから。私の言う通りにして」 「分かったよ……」  佳奈は千夏にシャワーを向けた。生ぬるいお湯がスネに掛かった。 「冷たくない?」 「大丈夫」 「じゃあ、お腹から洗うね」 (他人に体を洗ってもらったのなんて、何年振りだろう。しかも年下の女子に……)  千夏は思っていると、なかなかの勢いの水流が胸の辺りに当てられた。  佳奈はシャワーヘッドをグルグルと円を描くように回して、千夏の胸からお腹へとお湯を当てて行った。それが股間の辺りにまで近付くと、千夏は反射的にそこを手で守ろうとしたが、また怒られるかなと思って、おちんちんが水流の中に弄ばれるに任せた。何だか意図的におちんちんばかりを執拗に狙っているようにも感じられた。 「千夏君、後ろを向いて」 「うん」  千夏は素直に背中を向けると、お尻に向けて、お湯を掛けられた。お尻は右左、そして真ん中付近もシッカリと洗われた。 「そのまま膝をついてしゃがんで」 「こう?」 「うん、そう。それで両手は浴槽のヘリに置いて」  千夏は浴槽のフチをつかんで、少し前屈みになって、お尻を突き出すような姿勢を取らされた。 (なんか、この格好、変じゃないかな……)  そう思う間もなく、背後からお尻にお湯を注がれた。 「もうちょっと足を開いてくれる」  佳奈は千夏にシャワーを浴びせながら、さらに注文を重ねた。 「えっ、でも……」 「早くして」 「……」  千夏は抗うことはできないと悟ると、言われるがままに、ちょっと足を開いた。 「もっと開いて」 「はい……」 「うん、それでいいよ」  佳奈は、千夏の両膝が肩幅ぐらいにまで開いたのを見て、ようやく満足そうに言った。 (うう、こんなに足を開いたら、後ろからは、お尻の穴まで丸見えじゃないか……)  背後で佳奈はしゃがんでいるらしく、シャワーの水流は水平方向に股間へ当てられた。お尻の穴からたまたまの裏側の付近を、水の圧力で継続的に刺激され、千夏は思わず「ふわぁ」と声をもらし、浴槽をつかんでいる指にもグッと力が入った。 (佳奈を恨んじゃいけない。中学生にもなっておもらしした僕が悪いんだから)  しばらくの間、千夏は空っぽの浴槽の底を見つめながら、おもらしの報いであるこの恥辱をジッと耐え忍んでいた。 23 セッケンで洗ってもらう  不意にシャワーの水流は止まった。背後からは佳奈がシャワーヘッドを壁に掛ける音が聞こえた。 (もう、洗うのは、終わったのかな?)  千夏は膝をついたまま振り返ろうとすると、ヌルッとした何かがお尻に触れた。 「ひゃっ」  ギョッとなって、首をひねって後ろを確認すると、白い泡をつけた佳奈の手が、自分の右のお尻を撫でていた。 「か、佳奈ちゃん、な、何を……?」 「ボディーソープを塗ってるだけだよ。そのままお尻を向けて、前を見ていて」 「そ、そんなことしなくていいよ」 「いいから、いいから」  佳奈はそう言って、千夏を元通りに後ろ向きにさせて、素手でお尻や太ももにスリスリと泡を塗りたくった。佳奈のその手の動きは、千夏の太ももの内側を徐々に上がっていき、足の付け根から股間を軽く撫でた。 (あっ、今、お尻の穴を触られた……)  千夏はゴクリと唾を飲み込んだ。  佳奈は両手で、千夏の左右のお尻に揉むように泡を塗った。 「千夏のお尻、やわらかいね。お餅みたい。それに、女の子みたいに、お肌ツヤツヤだね」 「そ、そんなこと、ない……」  それは誉め言葉なのか、からかっているのか、千夏にはイマイチ判断がつかなかった。 「他人にお股を洗ってもらうのって、久しぶりでしょ。何年振り?」 (そう言えば、こんなことされたのって、最後はいつだったかな。昔すぎて思い出せないぐらい……)  おそらく、それは小一とか幼稚園ぐらいの頃のはずだった。それを思えば、千夏は急に羞恥の気持ちが込み上げてきて、何も答えられず、グッと唇を噛んだ。佳奈はそれをいいことに、泡だらけの千夏のお尻を、必要以上に時間をかけてモミモミした。 24 懇願 「千夏君、今、どんな気分?」  佳奈は、愉快そうな声で訊いた。 「……」 「ねえ?千夏君、聞こえてる?」 「どんな気分て言われても……」 「気持ち悪い?」 「そんなことないよ」 「じゃあ、気持ちいい?」 「……」  千夏は、少なくとも、気持ち悪いという感じは無かった。 「どうなの?正直に答えてよ」 「……気持ちいい」 「じゃあ、もっとしてほしいの? 「ウン……」 「ふふ、素直ね。じゃあ、もうちょっとしてあげるね。でも、普通は他人にお股を洗ってもらうなんて、せいぜい五才とか六才ぐらいの小さい子なんだよ。それ、わかってるよね?千夏君って何才だっけ?」 「うう、そんなにイジメないでよ」  千夏はたまらず、首だけひねって、背後の佳奈に泣き声で訴えた。 「イジメてるわけじゃないよ。ちゃんと洗ってあげるよ。でも、その代り、千夏君の方も協力してくれないと」 「何をすればいいの?」 「まずはね、洗いやすいように、もっとお尻を高くあげて。背中を反らす感じで」 「こう?」  千夏は腰をグイッと動かして、佳奈の眼前にお尻が突き出される格好になった。 「そうそう、えらいえらい。じゃあね、次は、こう言いなさい。『僕はおもらししてしまいました。それで、年下の佳奈にお股を洗ってもらいます』ってね」 「……」  あまりに人をバカにした注文で、千夏は眼前の空っぽの浴槽を見ながら、黙ってふくれっ面をした。 「あら、いや?じゃあ、もうこれでおしまいにする?」 「うう、分かったよ、言うよ。言えばいいんだろ……」  ここまで来てしまえば、成り行き上、もう千夏は佳奈の言いなりになるしかなかった。 「さあ、早く言って」 「うう、えっと。僕はおもらししてしまいました」 「それで、泣いちゃったんだよね。そう言って」 「……。僕はおもらしして、泣いちゃいました」 「続けて」 「それで、年下の佳奈にお股を洗ってもらいます。これでいい?」 「甘えん坊の幼稚園児みたいに、って付け加えて」 「僕は、甘えん坊の幼稚園児みたいに、年下の佳奈にお股を洗ってもらいます。これでちゃんと言ったよ」  千夏は、佳奈にお尻を向けて、顔は逆の方向を見ていたので、こんなふざけた芝居めいたセリフでも、口に出して言うことができた。それでも恥ずかしさで、耳まで真っ赤になった。 「ふふ、こんな甘ったれさんは、私がちゃんと面倒見てあげないとね」  佳奈はセッケンの泡の付いていない方の手で、千夏の頭をヨシヨシとなでてから、再びお股をゴシゴシと洗い始めた。 (ああ……)  千夏は背筋にくすぐったい感触をゾクゾクと覚えて、羞恥と興奮で頭がクラクラした。  ふと視線を下に向けると、いつの間にか、おちんちんは痛いぐらいにビンビンに勃起していた。その包皮の先端からは、手で刺激されてもいないのに、透明なしずくが一筋の糸を引いて垂れていた。そのネバネバの液体は、後から後から、ポトーリポトーリと、次々に床に落ちて行った。 25 冷水攻撃 「こんなもんかな、じゃあ、セッケンを洗い流すよ」  佳奈が言ったが、千夏は上の空で、それがどこか遠い所から聞こえているような錯覚を覚えた。  シャワーから噴き出る水流をお尻に掛けられたが、それはお湯ではなく冷たい水になっていたので、千夏はたまらず「ひゃうっ」と滑稽な叫び声を上げた。 「あっ、ゴメン。冷たかったね」  佳奈は慌てて、シャワーの向きをそらした。 「もうっ」  千夏もさすがに怒りの声をあげた。 「ゴメンてば。でもさ、今の千夏君の叫び声、なんかすごく可愛かった。もう一回聞かせてよ」  佳奈はそんなふざけたことを言ったかと思うと、「ほらっ」と、またシャワーを向けて、その冷水を千夏のお尻にサッとかけた。 「ひゃう。やめてようっ」 「はは、ゴメンゴメン。だって、そんな格好でお尻を突き出してるの見てたら、ついつい、ちょっかい出したくなっちゃうんだもん。最後にもう一回いい?」 「もうダメ。そんなこと、やめてったら」 「わかった、わかった、あははははは。あ、そうだ」  佳奈は高笑いをやめて、急に真顔に戻った。 「どうしたの?」 「肝心な所を洗うのを忘れてたよ。うふふ」  今度はうって変わって、佳奈はニタニタした笑いを浮かべた。 (忘れてたって、何を?。今から何をされるんだ?)  千夏はドギマギしながら、膝をつきながら上半身をひねって背後をうかがっていると、佳奈は相変わらずニヤニヤしながら、ズイと近付いてきた。佳奈は服が濡れるのも気にせず、自分の胸が千夏の裸の背中に接するぐらいにまで、身を寄せてきた。 26 おちんちんも洗う 「ここも洗わないといけないよね」  佳奈は千夏の肩越しに、アゴをしゃくって、目下のおちんちんを指した。 (え?)  千夏の返事を待たず、佳奈は千夏の両脇の下から両手を差し込んで、背後から抱きかかえるように密着して、躊躇することなく、おちんちんを素手で触った。 「わっ」 「ふふ、おちんちんもキチンと洗ってあげるからね」  佳奈は千夏の胴体に片腕を巻きつかせたまま、もう一方の手でボディソープの容器を引き寄せ、シュコシュコとノズルを押して、たっぷりの量を掌に取った。その手でおちんちんを優しく包み込んだ。 「ふわぁ」  千夏は溜息をもらした。  佳奈は左手でたまたまを包みながら、右手でおちんちんの包皮の表面を上下に撫でた。そこら辺り一帯は見る見るうちに、白い泡で塗れた。 (これは、イヤらしい行為じゃなくて、洗ってもらっているだけなんだから、そういう気持ちになったらダメだぞ)  千夏は、佳奈の指が自分のおちんちんに絡みつくのを見下ろしながら、と必死に自分に言い聞かせた。しかし、それとは裏腹におちんちんはすぐに勃起した。 「千夏君、もしかして、今、変なこと考えてない?」  佳奈はその反応を見咎めるように言った。 「ううん。そんなことないよ」  千夏は首を振った。 「でも、こんなになってるじゃない」 「こ、これは、その……」 「ホント、男子って、すぐにおちんちんをこんな風にしちゃうんだから。ちょっと、お仕置きが必要だね」  佳奈は千夏のお尻の肉をギュッとつねった。 「痛っ」  しかし、お尻への軽い痛み程度のことでは、おちんちんの勃起は収まらなかった。むしろ、その刺激のせいで勃起はさらに悪化したようだった。 「あれれ、なんか、逆に大きくなったかも?もう一回つねってみようか。今度はもうちょっと強くいくよ」 「あんっ」 「うーん、あんまり効果がないね。でも、まあ、いっか。大きい方が扱いやすいし」  佳奈は結局はあきらめて、おちんちんを握り直して、捏ね回すように洗った。 「ふああ」  千夏は心地良くなってきて、吐息がもらした。 「もっと強く握っても大丈夫かな。潰れたりしないよね?」 「わわっ」 「ふーん、なかなか弾力があるんだね。なんかずっと触っていたいな。ははは」 佳奈はそう言いつつ、千夏のおちんちんを弄りまわした。 「……ん」 「おちんちん、こうされるの、痛い?」 「痛くはないよ」  それはむず痒く、もどかしい刺激だった。千夏は、本心としては、もっともっと強く握ってシゴいてほしかった。  しかし、佳奈は包皮を引っぱって、亀頭を露出させようとした。 「あ、それは……」 「ダメ?」 「そんなに剥かないで。お願い」 「ふーん、勃起したらおちんちんはこんなに大きくなるのに。千夏君、まだ剥けないの?」 「うん……」 「皮被りって恥ずかしいんだよ。ちゃんと剥けるようにならないと」  佳奈はどこで教わったのか、そんな知識を上から目線で披露した。 27 困惑  千夏はもう話題を変えたかった。  それに、さっきから訊きたいことがあった。今までに、佳奈は他の男子にも同じようなことをした経験があるのか、どうしても気になった。 「ねえ、佳奈ちゃん、こういうことをした経験て、あるの?」 「うん、あるよ。イトコの男の子が家に来た時、おもらししちゃってね。それで、私が後始末してあげたの。着替えもそうだけど。こういう風におちんちんを洗ってあげたんだよ」 (そうだったのか、だから変に手慣れているのか……) 「でも、その子は、まだこんなにちっちゃい子だったけどね」  佳奈は掌を一メートルぐらいの高さにかざした。 (そんなに小さい子?じゃあ、その子って、幼稚園児ぐらいの年齢では……) 「小学生より大きい男子のおちんちんを洗ったことなんて、一回もないよ。今日がはじめて」 「そういうことするのって、イヤじゃない?」 「イヤじゃないよ。可愛い子ならね。ふふふ」 (可愛い子……) 「今日おもらししちゃった子は、可愛いけど、ずいぶん大きい子だな~。園児ではないよね。じゃあ、小学生かな。いや、こんなに大きいってことは、もしかして中学生かな~」  佳奈はニヤニヤしながら、掌を千夏の頭上にやって、身長を計る真似をした。 「……」  千夏は園児と比較されて、恥ずかしさに何も言えなくなった。 「あ、でも、背丈は違っても、おちんちんの大きさは、そのイトコの子とあんまり変わらないかもね、あはは」 (そ、それは冗談だよな……)  千夏は、いくらなんで、そこまでは信じかねた。しかし、佳奈は、引き続き千夏のおちんちんを観察しながら、 「ちっさいけど、でも、やっぱり中学生は違うね。いっちょ前にもうチョロッとしたのが生えてるんだね、へえーもう大人じゃん」  と、おちんちんの付け根あたりに生えている産毛を引っぱりながら、意外そうに言った。  千夏はそれを聞きながら、どう受け取ったらいいのか、判断に迷った。誉め言葉とも、また、もう大人なのにおもらししたという皮肉とも取れたので、千夏は佳奈に体をまさぐられるままに任せて、黙っていた。 28 浴室でのおしっこ  不意に、千夏の体はブルっと震えた。 「あれ、どうしたの?」 「えっと、ちょっと寒いから……」 「ふーん。あ、分かった。おしっこしたいんでしょ」  佳奈は千夏のウソなどすぐに見破った。 「いや、違うよ」 「ほんとに?だっておちんちん、ちょっと大きなってるじゃん。おしっこしたいってことでしょ」 「違うったら」  しかし、一旦意識をそちらに向けると、尿意はかなり高まっているのが感じられて、千夏は再び腰の辺りを震わせた。 「ほら、やっぱり、おしっこしたいんでしょ」 「……うん」  ちょっとくやしいが、事実なので、千夏はコクンとうなずいた。 「ここでしていいよ」 「えっ?」 「だって、その濡れた体のままで行ったら、廊下が水浸しになっちゃうでしょ。千夏君って、面倒だからって、お風呂場でおしっこしないの?」  佳奈は何気ない口調で訊いた。千夏は一瞬、どう答えようか迷ったが、ウソをついてもまた見透かされそうだったので、 「たまに、する時もある……」  と正直に答えた。 「ええっ、ホントに?そんなことするんだ。千夏君って、いけない子なんだね」 (えっ、何だよ。もしかして、カマをかけたのか?) 「そういうはお行儀の悪い癖があるから、おもらしなんかしちゃうんじゃないの?ふふ」 「う……」 「まあ、それは誰にも言わないであげる。さあ、おしっこしなさい。じゃあ、立って」  佳奈は千夏を立たせると、自分も立ち上がり、背後から抱きつくように密着した。両腕を千夏の前へ回して、左右の手で両方からおちんちんをつまんだ。 「か、佳奈ちゃん……」 「千夏君は手を退けておいて。私、一回こんな風にして、男子におしっこさせてやりたかったの」  佳奈はまだ勃起していたおちんちんを無理に斜め下へ向けたので、包皮が引っぱられて、亀頭が露出しそうになった。 「おちんちんをそんなに強く持たないで」 「そこの排水口を狙うよ。ようし、さあ、出して」  佳奈は促した。千夏は体の力を抜くと、すぐにおしっこは込み上げてきた。 「んっ、も、もう、出るっ」 「いいよ、出して」  おちんちんに被っていた包皮の先端から、おしっこは放たれた。一旦、出し始めると、意外にもたくさん出て、ジョバジョバと大きな音を立てながら、おしっこは排水口へ落ちていった。  千夏はつま先にそのしぶきを浴びながら、「はぁ~」といい気持になったが、 (さっき小学校の校庭で、こんな風に立小便をしておけば、今こんな目に遭うこともなく済んだんだよな……)  と、皮肉めいた巡り合わせのようなものを感じた。背後から腕を伸ばして、おちんちんをつまんでいる佳奈も、それと全く同じ思いを持ったことだろう。  佳奈は何を思ったのか、おしっこを出している最中のおちんちんを、大きく左右に振り回したので、おしっこはそこら中に降りかかった。千夏の裸足の足の甲にもかかった。 「あはは、こうやっておちんちん振り回したら、おしっこが色んな方向に飛んでいく。なんか面白い」  佳奈は女子なので、やはりそういう行為が珍しいのだろう。しかし、おしっこはすぐに勢いが弱まって、やがて止まった。 「あれ、もう終わりかな。これで全部出たの?」  佳奈の声はなんとなく物足りなそうだった。 「ん……、もうちょっとだけ」  千夏はおちんちんを脈動させて、ビュッビュッと残滓を出し切った。佳奈はそれを興味津々で見た。 「へえ、おちんちん、そうな風にできるんだね」  その後、佳奈は、しずくがボトボト垂れているおちんちんを小刻みにブルブル振った。それだけでなく、わざわざシャワーの蛇口を開けて、おちんちんの先端を丁寧に濯いでくれた。 (おしっこした後で、おちんちんをこんなちゃんと洗ったのは、初めだな……)  千夏は佳奈に洗ってもらいながら、密かに思った。


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