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【2025.8】イラストメイキング【雪泉】

普段使っているクリスタのブラシや、作業工程を簡単にまとめました。


描いたのは雪泉さん。


使っているブラシ

メインで使っているのは2つ。


・色筆

(frame embed)


線画や、服の色塗りなど、とにかく色々をこれでどうにかしています。


・ほっぺぽんぽんブラシ

(frame embed)


ラフに使ったり、肌を塗ったり、ほっぺ以外にも使います。ふわっと可愛くなるので便利!


上記以外は、クリスタに最初から入っている『Gペン』『塗り&なじませ』『柔らか』の3つ。

『塗り&なじませ』は「厚塗り」、『柔らか』は「エアブラシ」の項目に入っています。

ラフ

ラフの時点でヤバそうと思った絵は描いていても粗が目に付いて作業が楽しくなくなってくるので、絵は没もしくは落書きに降格。ということで、ラフにはそこそこ時間をかけます。


こちらはなかなか納得できる形で完成した雪泉さんのラフ。



ラフは何枚かのレイヤーに分けて描きます。基本は3枚。


・ラフ用フォルダー

├服

├髪

└体


今回は基本の3枚よりも枚数が多いです。


・ラフ用フォルダー

├服

├ストッキング

├パンツ

├リボン

├髪

└体


髪や服、下から見たリボンとかパンツの形とか、描いてから改めて見てみると違和感があることは多い。ということで、後で修正できるようにレイヤーは分けておくと安心です。


ラフ作成の工程はいつもほぼ同じ。


1.太めの『色筆』でおおよその形を描く(『ほっぺぽんぽんブラシ(以下ほっぺ~)』を使うこともあります)。

2.黒と透明色を切り替えながら、細めにした『色筆』で理想の形に削っていく。


色ラフは、お肌は『ほっぺ~』、他は『色筆』によるアニメ塗りです。光源と、メインで使う色が分かるようにしておきます。


それぞれのパーツを描き終わってから全体をじっくり見ると、だいたいどこかしらのデッサンが狂っています。

狂っている部分を『ゆがみ』ツールでお直し。レイヤーを分けているので、スカートを直してもパンツはそのまま。一安心です。


線画

ラフフォルダーの上に線画レイヤーを作って清書しています。

一番左の雪泉さんが完成形。以前は服のシワとかを描き込んでいましたが、今はなるべく省略。色塗りでどうにかしています。




サイズは基本的にA5。構図によってはもっと縦長になったり幅が狭くなりますが、基本はA5、dpiは350です。


レイヤーは「顔」「制服」「パンツ」「体」で分けています。服着てない差分を描くから分けていますが、その予定がない場合は「顔」以外はレイヤー1枚で仕上げます。


線画に使うのは『色筆』。

「下地混色」はオフ、「アンチエイリアス」は弱、「硬さ」は4。

「下地混色」「アンチエイリアス」「硬さ」の設定は、特に色塗りのときに頻繁に変えるので常に表示しています(ウィンドウ→ツールプロパティ)。


レイヤーはラスターレイヤーです。


ラフと清書した線画を重ねた状態。ラフに時間をかけていたおかげで、あまり迷わず描けます。


筆圧で線の太さを変えるのが苦手なので、線を太くした方が良さそうな場所や影にしたい場所はあとから描き加えます。

長いストロークできれいな線を描くのも苦手なので、短めの線をつなげながら理想の線に近づけます。胸などのカーブ、袖のような長い部位は特に苦手です。


下塗り

面倒だけど、特になにも語ることがない作業。



クリスタに最初から入っているバケツツールと『隙間無く囲って塗るツール』を駆使します。塗れていない部分は『Gペン』で埋めます。一番楽しくない作業。

(frame embed)


線画の下に、色ごとに通常レイヤーを作ってベタ塗りしています。


色塗り(目)

目、というか瞳の色塗りです。

分かりにくい図解ですが、矢印の流れが手順です。

顔の線画レイヤーの下に、色塗り用レイヤー用のフォルダを作っています。


まずは白目の色塗りレイヤーを作成(①)。

白目部分を塗ります。白目ですが、真っ白で塗ると悪目立ちしてしまうので、肌の色に近い色で塗っています(R:246、G:242、B:243)

白目の透明ピクセルをロック。上部三分の一くらいをもう少し濃い色で塗ります。


白目レイヤーの上に、瞳用の通常レイヤーを作って塗りつぶします(②)。

私は瞳をグラデーションマップで塗るので、色はV50の灰色です。


瞳用レイヤーの上に通常レイヤーを作ってクリッピング(③)。

上部三分の一くらいを暗くしたり、瞳孔の丸を描いたり、下側を明るく塗ったりします。使っているのは『ほっぺ~』

大体の形を作ったら細かく形を整えていきます。使っているのは、下地混色にチェックを入れた『色筆』。


上にグラデーションマップを作ってクリッピング(④)。

使っているのはこちら。大体の瞳の色がなんとかなる、ありがたい存在です。

(frame embed)



グラデーションマップの上にスクリーンレイヤーを作ってクリッピング(⑤)。

瞳の上部に、彩色した瞳の明るい色部分をスポイトした色で、楕円を描いて下半分くらいを『塗り&なじませ』でゆるめにぼかします。

明るくなりすぎない程度に、スクリーンレイヤーの不透明度を調整(今回は40)。


顔の線画レイヤーの下に通常レイヤーを作成(⑥)。

まつ毛を下塗りします。あとで調整することが多いですが、基本はR:73G:54B:46


顔の線画レイヤーの上に通常レイヤーを作成(⑦)。

ハイライトを描きます。瞳孔に乗せている部分のハイライトだけ『Gペン』で縁取りしています。

縁取りの色は彩度高めの目立つ色。赤、ピンクを選ぶことが多いです。


全部完了したら、顔の線画レイヤーの透明ピクセルをロック。

目の下半分くらいを肌の色に近い色に色トレスします。白目の縁をぼかすのを忘れていたので『塗り&なじませ』でぼやかしておきました。


物足りない部分は後で加筆していくので、目はひとまず完成!

レイヤーが多い状態が好きじゃないので、顔レイヤーはこの時点で統合します。


色塗り(パンツ)

色がわかりやすいのでパンツを題材にしてますが、服は基本的にどこも同じ塗り方です。

下塗りレイヤーの上に通常レイヤーを作ってクリッピング。

『色筆』の下地混色をオフにして、だいたいの形を塗ります。


大体の形から、ちゃんと整えた形にしていきます。

『色筆』の下地混色をオンにして、色を伸ばしたり、細かいシワを追加。


更に整えます。

丸みが足りない気がしたので、『柔らか』で軽く色を乗せて、『色筆』でどんどん加筆。クロッチや縫い目も描き加えています。


下塗りレイヤーとパンツの影やシワを塗ったレイヤーの間に通常レイヤーを一枚追加。

下のお肌が透けてる感じを出します。ブラシは『柔らか』。肌の色をスポイトして、ふわっとやわらかく乗せています。


影レイヤーの上にオーバーレイレイヤーを作ってクリッピング。

彩度高めのオレンジ色を『柔らか』で軽く乗せます。画像だと違いがほとんどわかりませんが、全体で見ると周囲の色と少し馴染みが良くなっていたりします。


パンツの線画を乗算レイヤーに変えて、透明色をロック。線画の色が浮かないように色トレスします。茶色や焦げ茶色を選ぶとだいたい馴染みます。


色塗り(お肌)

お肌はふわっと可愛く塗るのが好きです。男子も女子もふわっとさせたい主義です。

下塗りの状態(R:255、G:242、B:238)。

色白のキャラによく使う、ベースの肌色です。


下塗りレイヤーの上に、通常レイヤーを作ってクリッピング。

『ほっぺ~』でふわふわと陰影をつけます。光源をなんとなく意識していますが、絵的に可愛ければ良いかという感じで塗っています。今回は背中側を明るめに、おなか側を少し暗めに、という程度の意識。


上にもう一枚通常レイヤーを作ってクリッピング。

背中のくぼみとか、胸と胴体の境目などにも、同じく『ほっぺ~』で影をつけて、線画で入れた背骨などの目安に従って影を削って形を整えてます。

ふわっといれる影は、『ほっぺ~』を透明色に切り替えて消しゴム代わりに使うことが多いです。


目安に描いていた線画の線を消した状態。

いい感じになったら、ふわっと塗った影のレイヤー2枚は1枚に統合します。


上に通常レイヤーを作ってクリッピング。

首や腕の下などに、『色筆』で濃い影を入れました。下地混色はオフです。

二重まぶたを描いたり、まぶたに少し影を入れたりもします。ただ、顔は影を入れすぎると印象が強まりすぎて劇画みたいになってしまうので、顔の影は控えめです。


濃い影の上に通常レイヤーを作ってクリッピング。ほっぺに『ほっぺ~』で赤みを入れました。人間味が一気に増します。


赤みを入れたレイヤーの上にスクリーンレイヤーを作ってクリッピング。

鼻の上やフェイスラインに『塗り&なじませ』で光を入れます。やわらかめのペンを使ったほうが透明がんが出ると思います。


赤みと光のレイヤーの間に通常レイヤーを作ります。

『柔らか』で影の部分に青みを入れます。色はいつも青み強めで彩度低めの水色を選ぶことが多いです。影からはみ出した部分は『柔らか』を使って優しく消します。


肌レイヤーの構成


肌用フォルダ

├光(スクリーン)

├青み(通常)

├赤み(通常)

├濃い影(通常)

├やわらかい影(通常)

└肌下塗り(通常)


色塗り(お尻)

お尻も胸も塗り方は基本的に同じです。『ほっぺ~』を使って丸みをつける作業。

塗りやすいように上下反転させています。

お尻塗り用のレイヤーはやわらかい影レイヤーと濃い影の間に作りました。

『ほっぺ~』で影の色を乗せます。お尻の谷間と足の境目までを塗るイメージ。


『ほっぺ~』で色を伸ばします。お尻の形に沿ってやわらかく。


『塗り&なじませ』で色を下塗りの色となじませます。


お尻の形をくっきりさせるために、影の色を削ります。

『Gペン』の透明色で削って『塗り&なじませ』で少しぼやかします。


色塗り(髪)

髪を塗るのは苦手です。ずっと迷走している部位。

下塗りの状態(R:202、G:199、B:209)。


上に通常レイヤーを作ってクリッピング。顔より奥にある髪に濃い影を入れます(R:86、G:105、B:138)。


濃い影を入れたレイヤーの下に通常レイヤーを作成(クリッピングされた状態)。

『ほっぺ~』でやわらかい影をいれます。


『色筆』で影の形を整えていきます。

下地混色のチェックを外して、『ほっぺ~』で入れた影を削ったり、リボンの下の影などを入れています。硬さは3~4、アンチエイリアスは弱で塗ることが多いです。


下塗りの上に通常レイヤーを作成(クリッピングされた状態)。光があたっていそうな部分を『柔らか』で明るくします。


影の上に通常レイヤーを作ってクリッピング。肌の色をスポイトして『ほっぺ~』で顔周りに軽く色を乗せます。髪の下にあるお肌の色が透けているイメージ。


髪レイヤー構成


髪フォルダー

├肌色の透け感(通常)

├顔の奥の影(通常)

├影(通常)

├明るい部分(通常)

└下塗り(通常)


色塗り(加筆)

ここまでで、だいたいの色塗りは完了!

ここから細かい部分を加筆していきます。


加筆する前に、レイヤーの整理をします。

制服、パンツ、顔、体の線画と色塗り用レイヤーを、それぞれ複製して統合。

複製するのは、もし失敗してもやり直せるようにするためです。

複製したレイヤーの上にレイヤーを作って、シワやら影やらをどんどん加筆していきます。

一番左の雪泉さんが加筆前。

まずは目。まつ毛などを『色筆』で描き足していきます。まつ毛にハイライトを入れるとまつ毛の情報量が上がりますが、やり過ぎるとケバくなるので塩梅が難しいです。

細かい髪も追加しておくと、丁寧に描いてる感が増す気がします。

髪のハイライトや顔の光も描き足しました。スクリーンレイヤーを作って『ほっぺ~』で塗って『色筆』で削る。


描き足しに満足したら、複製したレイヤーと結合していきます。


制服も同様に描き込み。複製した制服レイヤーの上に通常レイヤーを作って、シワや影などを足していきます。

使うのは『色筆』。細かい描き込みは硬さ4、大きめの影などは硬さ3です。

胸の印象を強めるために、あり得ないくらいぴちぴちしたシワを入れていきます。


ストッキングの存在をすっかり忘れていたので足しました。

体レイヤーの上に乗算でストッキングっぽい色を塗ってクリッピング。お肌の色を入れてから質感を出します。


質感に使っているのはこちら。

(frame embed)


オーバーレイで乗せて透明度を調整するだけでそれっぽくなってくれる、ありがたい存在です。


描き込みに満足したら完成!

完成形が、冒頭の雪泉さんです。


背景にタイルを敷き詰めたり、湯気やシャボン玉などで空気感を出すと印象が変わります。



説明が苦手なのでやたら長くなりました。描き方、塗り方はちょいちょい変わりますが、今はこんな感じで描いています!

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Comments

記事を作成してくださり、ありがとうございます 最初に読んだだけでも役に立つことをいくつか学べた気がします。今後もよく参考にさせていただきます😊

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