背景は白黒、キャラクターは固有色のカラーで全体の構図を決めます。画面左半分はキャラクター、右半分は背景という2分割の構図となりました。小傘の目線が後ほど追加する虹に向かうように設定することで視線誘導を狙います。
光源を決めます。今回は画面上部から太陽光が逆光で差し込む構図となりました。黄色系統の色をエアブラシで背景上部を広く塗ります。太陽光の屈折により生じる環水平アークも大まかに描き込みます。キャラクターにはほぼ真上から光が降ってくるようなイメージで影色を追加しました。
合成モードの「オーバーレイ」で背景に色を乗せます。背景の大部分を構成する空と雲は水色系統の色を、背景下部の地上は緑系統の色を選びます。
カラーバランスで色彩調整を施します。暗めの色は青系統、明るめの色は赤、黄色系統に調整します。また、この段階では中間調の色も青、紫系統に強く補正が掛けられています。完成形に比べると色のバランスが悪く迷走しているのですが、ひとまずこの状態で次のステップに進むことにしました。
今回は唐傘の部分に3DCGモデルを用いることにしました。その理由は、唐傘が画面の大部分を占めているので、より正確な寸法で描かなければイラスト全体に悪影響が発生すると考えたためです。モデルの作成はSketchUp 8を使用しています。モデルはあくまでもガイドなので、単純な直線と平面だけで構成されたシンプルなものに留めました。
唐傘のモデルをイラストに取り込みます。キャラクターの手の位置を参考にしながら慎重に配置します。取り込まれたモデルをガイドにして、上から太い直線ツールを用いて骨組みを描き込んでいきます。
全体的に描き込みを始めます。唐傘は骨組みの線画に色を流し込むだけでほぼ完成形となりました。キャラクターはカラーラフを元に一から線画を描き直します。また色の情報量を増やすために、影の中により濃い色(一般的にいう2影)を追加しました。
更に描き込みを続けていきます。唐傘は細かい装飾と影を追加しました。キャラクターは曖昧だった影の境界線を正確に直しました。背景は雲の形状をぼかしや指先ツールでリアルになるように整えました。虹はPhotoshopのグラデーションツールで正確な色彩と曲率を持つ円弧により作成しました。また、ここで全体的な色彩も思い切って再調整しています。黄色、赤系統の色を弱めに、青系統の色を強めに設定しました。
仕上げです。コントラストを調整し、逆光のエフェクトを加えて完成!
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約1年ぶりのメイキング記事の更新となってしまいました…!
これからイラスト集の作成に向けて少しずつ記事の更新を再開していく予定です。
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ここまでご覧頂きましてありがとうございました。
2020.11.30 ぢせ