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【差分】訪問者(構想ver.)



訪問者」の構想ver.です。

差分という名の没案です…!


東方地霊殿にて、守矢神社の境内で主人公組が古明地こいしと邂逅を果たすというテーマで描かれたイラストです。

テーマは描き始めから完成まで変わりありませんが、構図が大きく変わっています。


構想段階では、拝殿、鳥居、石段、森林、灯篭(左右のグレーの塗り潰し)、こいしといった多数の被写体が画面に納まっていることが分かります。


この構図が没案となってしまった理由は、被写体が多すぎて主題と副題の関係が不明瞭となり、視線をどこに集めれば良いのか分からなくなってしまったからです。


…では、拝殿を画面に映らなくさせて、こいしを画面中央に配置させてみてはどうでしょうか。これで構図が安定するかもしれません。



しかしながらこれもNGでした。

何故ならば、鳥居の真ん中は神様が通る道であるからです。

(この位置にキャラクターを立たせる何か特別な意味があれば別なのですが…)


…神社をテーマにしたイラストはかくも難しいと、描きながらに痛感したのでした。


結局、最終的にはカメラの位置を大きく変えて、被写体の数と位置関係を調整することで完成形に辿り着きました。



・・・・・・

一枚の絵を完成させるまでに様々な構図を思い描き、試行錯誤する工程は必ずと言っていい程に起こるのですが、今作では神社という舞台故に少し特殊な事態となりました。

そこで折角描いたのだから…という思いから、差分と言う形で公開することにしました。


もしご感想などがありましたら是非コメントをお寄せ頂ければ嬉しいです。


2019.05.24 ぢせ

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Comments

海さんコメントありがとうございます! 完成形が表題に合っているというご感想をいただき安心しました。 海さんの仰るとおり、絵を描くプロセスにおいて構図を決める工程では写真撮影の技術を取り入れることを強く意識しています。描いたものを捨ててしまうという決定には勇気が必要でしたが、結果的には良い構図が生まれたので満足しています。

完成系が最も絵の主題がはっきりしている、表題に合っていると感じます。 理由を考えますと、写真的なアプローチの中で絵の構図が決まっていくというプロセスの中にあるのかなと。写真と違って絵では描いたものを捨てるという大胆な決定が必要になり、中々できるものではないと思います。 写真的な意味では足元を切る横構図になり、注視しているという安定感があります。 完成系においてはまさにそれはカメラのファインダーを覗いているような、こいしちゃんを見ている人の視線を想起させる強烈な印象とリアリティを生んでいます。 このような素晴らしい絵を拝見でき、とても幸せです。


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