「柳」の原寸大イラストです。
柳がたなびく夕日の池のほとりに座る封獣ぬえを描きました。
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京都の二条公園に鵺池と呼ばれる池があります。
平安時代の末、弓の名手の源頼政が射落したという鵺。
その時、血のついた鏃を洗ったのがこの池だと云われています。
池の中央には柳の木が立っており、どこか面妖な雰囲気を漂わせています。
幽霊や妖怪といった異形の者を連想させる柳の木、そして鵺の逸話…この絵を描こうと思ったきっかけには充分過ぎるものでした。
水面に映る夕焼けは、鏃から流れた血により染まる池の暗喩です。
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今作で特徴的といえるのは柳の葉の表現です。
これまでに用いていたランダムな向きを持つ葉のブラシに対して、向きの設定をペン先の方向に指向させるように調整しました。
これによりしな垂れる柳の葉を一筆で描くことができました。
ブラシの設定を少し変えるだけで、時には全く異なる結果が得られてブレイクスルーに繋がることがあります。
こうした出来事もデジタルイラストレーションの魅力の一つといえるのかもしれません。
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2019.09.15 ぢせ