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さかいワカ
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最近の読書#30

みなさんどうもです!さかいです!

今回も僕が最近読んだ本の紹介をしていきたいと思います!

例によって個人の感想なのでご了承ください…!

では、どうぞ~!



・Z世代 若者はなぜインスタ・Tiktokにハマるのか?(原田曜平)

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Z世代の本。

いわゆる2000年以降の生まれをZ世代と大きく括ることがあるが、そんなZ世代の特徴と多世代との違いを考察している。

日本では少子高齢化の影響で人数が少ないが、世界的に見ればかなりのボリュームがおり、現在のマーケットにおいて消費の主役と言っていい存在である。

主な理由として、物心ついたときからスマホとSNSがそばにあったデジタルネイティブであり、広告や企業ではなくインフルエンサーや身近な発信者の声を重視し拡散するネット上の「着火剤」の役割を果たしているからだという。

国民の平均年齢が40歳を超え、シニアの割合が多い日本においてもそれは変わらず、時代のムーブメントは主にZ世代のシェアから生まれる「バズり」が起点になる事が多いため、これからのマーケティングには欠かせない存在であることを紹介していた。

昔からマーケティングは口と女を押さえろとは言うけれど、そういった大枠の部分は変わっていないと感じる。

しかし時代によって流行などは絶え間なく変化しており、技術の進歩でそれはさらに加速する傾向にある。

トレンドの発信はいつだって若者から、というのが世の常なので、見極めて常にアンテナを高く張る工夫をしていくべきだな、と感じた。



・イシューからはじめよ(安宅和人)

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ビジネス書。

ビジネスにおける問題解決とは「何が重要か」を見極め「何を解決するべきか」に重点を置くことが肝要となってくる。

必要な部分にフォーカスし、解決するべき本質に注力することで余計な事に囚われず、より高い価値(バリュー)が生まれる。

つまりイシューとはかけた労力に対しどれだけのバリューを生み出せたかという生産性、その視点という事になる。

榎本よしたかさんの漫画「トコノクボ」でも「いま何が問題か?」という事に注視することで借金返済を成し遂げられていたけれど、問題を適切に仮定して解決していく能力というのは生きていく上でも重要なスキルであるなと感じた。

また答えを出すために「回転数とスピードを重視する」という内容も書かれていたが、コンスタントに作品を発表し、市場評価に合わせて内容を微調整していくことで受け手にとって価値のあるアウトプットをしていくという手法は正に僕が4コマで行っているやり方で、トライアンドエラーをスピード重視で繰り返す僕の方法を肯定してもらえたようで嬉しかった。



・催眠ガール(大嶋信頼)

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催眠療法の紹介小説。

家庭に居場所がなく勉強もできない女子高生・夏目明日香が、催眠療法に出会う事で人生を好転させていく…という内容のおはなし。

一言でまとめると「催眠SUGEEE」本。

催眠療法をマイルドに伝えるための手法として小説という媒体を使っている、という感じの本なので、単純に物語を読みたい人には合わないかもしれない。

催眠療法のすごさを書かれているんだけれど、あまりにも華美で万能な、まるで魔法のような存在として描かれているので、やや誇張しすぎな感もある。

個人的にはもう少し学術的な解説があると納得感が持てたかもなぁ、と思った。

余談だけれど、この本の表紙はイラストレーターのげみさんが描かれている。

以前はこういったタッチの絵を表紙に使った本が巷に溢れていたけれど、近年ではもう少し写実的でオイリーな画風の韓国系メイク風な少女を表紙に充てていることが多いような気がする。

こういう表紙イラストのマーケット変化も興味深いなと感じた。



・向日葵の咲かない夏(道尾秀介)

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ミステリ小説。

夏休みを目前に控えた終業式の日に、小学四年生のミチオは先生の頼みで欠席したクラスメイトのS君の家にプリントを届けに行く。

そこで見つけたのは、アブラゼミの鳴き声の中で空ろな瞳をしたS君の首吊り死体だった。

大急ぎで学校の先生に伝え、警察がS君の家に行くが、そこにあったはずのS君の死体は忽然と消えていた。

はたしてS君の死体はどこにいってしまったのか、そしてS君は自殺だったのか、それとも――といったお話。

基本的には子供の目線で事件を追っていく、ややファンタジー風味な冒険ものといった感じで物語は進んで行く。

しかしラストに向かって物語は変貌していき、ネタバレにならない範囲で書くなら「現実とそれを認めたくない心の弱さ、そこから生まれる狂気」というのを強烈に描いていた。

人間誰もが奥底に秘めている心の闇を強く打ち出しているので、かなり好みは分かれそう。

ただミステリは往々にしてホラーと隣り合ったジャンルだと僕は思っている。

貴志祐介さんの『天使の囀り』や『ISORA』、京極夏彦さんの『百鬼夜行シリーズ』なんかが好きな人はワリと受け入れられそう。

作中にある『物事が上手くいかないとき、自分の心を誰もわかってくれないと感じたとき、人は、普段では考えられないくらい恐ろしいことをしてしまう。』という一文には、人間の感情とその不条理さが詰まっているな、と思わされた。



・AI vs. 教科書が読めない子どもたち(新井紀子)

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進化の速度が激しいAI技術とその業界。

本書では技術革新によってこの先我々の仕事はどうなっていくのか、そしてAIが人間を超える日(シンギュラリティ)は来るのか、というのを解説していた。

一言でまとめると「シンギュラリティはこない、しかしAI技術の発展により沢山の職業が機械に取って代わられる」という内容だった。

現在AIと呼ばれるものはビッグデータを元に最適解と思われるものを出力する、いわゆる「確立と統計」をベースにしていて、そこにある「意味」を解釈したり理解することは無い。

例えば「太郎は花子が好き」と「花子は太郎が好き」では意味が違うが、文章を構成する単語は一緒である。

こういった場合、AIは「構成が一緒なので、この二つは同質のものである」と誤謬を犯すことになる。

つまり数量化できない問題についてはAIの力が及ばない場合があり、こういった付加される意味を汲み取る力が人間を超えることはないだろう、というもの。

しかし逆に言えば数量化できるものは人間では追いつけない速度で統計データをはじき出すことが出来るので、こういったものを人力でやっている職業はこれからどんどんAI技術に置き換わっていくだろう、と警鐘を鳴らす。

これからの社会ではこういったAI技術の台頭は避けられないので、読解力と柔軟性を磨き、AIやロボットに代替されない能力を育てていきましょう、というところで本書の結びとなっていた。

最近ではMidjourneyなどのAIイラストが絵描きを駆逐する、なんて話もあったりしたけれど、これに対する僕の意見は「AIに描けないものを人間が描き、AIに任せられる部分は任せていく」というのがいいと考えている。

単純に綺麗なイラストや絵の技術でAIイラストと勝負をするのは分が悪すぎるので、アイディアやメッセージ性を打ち出していく、キャラクタライズされたIPをもって知的財産を活用する、作品を介したコミュニケーション自体を付加価値としていくといった方向にこれからのクリエイターは進んで行くほうがAI技術と棲み分けができていい気がする。

そして適応できない絵描きはおそらく収入が減り淘汰されていく事になる可能性が高い。

いつの時代も技術革新による進化圧というのはあるもので、それに適応していく事が重要だと思う。

社会はいつでも、適者生存。



以上になります!

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました!

なにかの参考になれるなら幸いです!

それでは!

最近の読書#30

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