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さかいワカ
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最近の読書#35

みなさんどうもです!さかいです!

今回も僕が最近読んだ本の紹介をしていきたいと思います!

例によって個人の感想なのでご了承ください…!

では、どうぞ~!



・キドナプキディング(西尾維新)

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ライトノベル。

西尾維新さんの作家デビュー20周年記念として刊行された戯言シリーズの最新作。

シリーズの主人公「戯言使い」いーちゃんとヒロイン玖渚友の娘、玖渚盾が今回の主人公となっている。

西尾維新さん特有の言葉遊びでかなり装飾されているけれど、ストーリーはかなりシンプル。

人類最強の請負人、哀川潤に連れられ世界遺産の城にやってきた玖渚盾は、そこで祖父母や従姉妹をはじめとする「玖渚」の面々と会うことになる。

しかしそこで首切り殺人事件が発生し…というストーリー。

一言で言えば「戯言シリーズファンへのファンサ本」といった趣き。

人気キャラや関係者をふんだんに登場させ、第一作の「クビキリサイクル」を踏襲した内容に読者はニヤリとさせられる。

ミステリとして見ると微妙な内容だとは思うけれど、西尾維新さんだからこその節回しが本作、ひいては戯言シリーズの魅力の一つと言ってもいい。

逆に言うとそこが受け入れられないと取っ付きづらさはあると思う。

ちなみにシリーズで僕が一番好きなのは二作目の「クビシメロマンチスト」。最後の一文が大好き。



・この部屋から東京タワーは永遠に見えない(麻布競馬場)

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Twitterで投稿されていた小説を本にした、いわゆる「Twitter文学」の一作。

短編集であり、それぞれのお話も1ツイートに収まる短いセンテンスを連ねたものなので、ふだん長文を読みなれていない層にも見やすい作りになっている。

内容としては都会の熱に浮かされていた人が現実を知る、というようなシニカルさがあり、昨今人気な皮肉で冷笑的な面が強く、良くも悪くも現代的でトレンドの作風だな、と思う。

都会に住む人々の尊大さや地方で暮らす臆病さをかなり解像度高く表現していて、時代を切り取るのが秀逸で人気になったんだろうな、という印象。

誰それと比べて自分は勝っているとか、自分は幸福であるとか。

周りの価値観によって自分の幸福を定義すると、こういう息苦しい考えに憑りつかれちゃうんじゃないかという気がする。

あまり共感できる内容ではなかったけれど、やはり今の時代、他人が見えすぎるせいもあって自分軸で生きていくのが難しくなっているんだなぁ、と思った。

他人を値踏みすることなかれ。プライドに依存することなかれ。



・純猥談: 一度寝ただけの女になりたくなかった(純猥談編集部)

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webサイト「純猥談」に投稿された体験談を書籍化したもの。

体験談と言うだけあって、人の数だけ物語がある、とでも言うような赤裸々な恋愛と性愛のエピソードが記されていた。

甘いだけでなく時に苦みも走る大人の恋愛譚、といった感じで大学生~社会人くらいの人が読むと刺さる人が多そう。

短編集であり、一作のボリュームも10ページ程度なので時間がないときに少しだけ、という読み方もできる。

わりと見聞きしそうなありふれた、しかしだからこそのリアルさや生々しさを兼ね備えた本だった。

想い揺れ動く地に足の着いた恋愛が見たい人には良いかも。



・義妹生活(三河ごーすと)

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ライトノベル。

高校二年生の浅村悠太は、父親の再婚で同い年の妹、綾瀬沙季と一つ屋根の下で暮らすことになる。

ドライな価値観を共有する二人は、お互い一定の距離感を保ちつつも心地よい生活のために歩み寄り――というお話。

一言でまとめると「ラノベの人間味を解像度高くした作品」といった感じ。

登場人物たちの距離感を大切にする律義さや、お金のリテラシーに迷う姿などはステレオタイプなキャラ付けとは距離を置いた姿勢がみられ、テンプレと言ってもいい設定のキャラクターたちに血を通わせようとしているのが伺える。

全体的に落ち着いて老成している雰囲気があるので、おそらく作者さんもそれなりの年齢で、それなりの読書遍歴がある人なのだろうと予想できる。

キャラクターの気の回し方や繊細さがとっても現代的だなーと感じる反面、人間関係の煩わしさから一歩引いたスタンスは共感できるものがあり、僕みたいな頭でっかちな陰キャに優しい一冊だった。

本を背負ったロバにも、優しさはある。



・ハローサマー、グッドバイ(マイクルコーニィ)

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SF小説。

たるひさん(@kirigoetei)のおすすめで読んでみた。

地球によく似た惑星に住む少年、ドローヴ。

父親の仕事の都合で港町パラークシでしばらくの間過ごすことになり、そこで暮らす初恋の少女、ブラウンアイズと再会する。

少年は淡い恋心を胸に秘め、二人の距離は少しずつ近づいていくが…というストーリー。

主人公が絶妙に中学生っぽいというか、思春期特有の厭世感や周囲にブツクサ言う感じだったり、異性への経験値の少なさからやたらとドギマギしちゃうところが印象的。

最初は割と王道のボーイミーツガールだと思っていて、なんでコレ異星人とかのSF設定が盛り込んであるんだろ…?って考えながら読み進めていた。

終盤にかけてSF色が急に増していき、「青春小説を読んでると思ったらディストピアSFを読んでいた…」と困惑するほど物語が大転換。

そしてラストはまるでミステリのようなオチになっていて、これだけ読む場面によって空気感が一変する作品も珍しいな、と思った。

恋愛小説とジュブナイルと戦争小説とファンタジーとSFを一気に体感できるので、ごった煮でありながらも理路整然とした物語を読みたい人におすすめ。



以上になります!

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました!

なにかの参考になれるなら幸いです!

それでは!

最近の読書#35

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