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さかいワカ
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最近の読書#37

みなさんどうもです!さかいです!

今回も僕が最近読んだ本の紹介をしていきたいと思います!

例によって個人の感想なのでご了承ください…!

では、どうぞ~!



・悪意とこだわりの演出術(藤井健太郎)

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TBSで数々の番組をプロデュースしてきた筆者による、番組作りのこだわりや仕事論などをまとめた本。

番組を作る上での面は「あえて少しズラす」ことで笑いを演出し、たとえ自分にとって完璧な素材が揃っていなくても手元にあるもので最大限の効果を発揮できるように工夫する工程にはタイトルの通り強いこだわりを感じる。

そして『「好きなこと」「自分が面白いこと」を基準に、取捨選択をしていくことが仕事の基本』という言葉は正に成功の鉄則とも言える、あらゆる物事に通じる普遍性がある気がした。

「リスクもないのにフルスイングをしない意味が分からない」「目の前のことを積み重ねれば、行くべきところに行ける」という、示唆に富む言葉も多く、いち仕事人としての取り組み方や向き合い方を知ることが出来て非常に興味深かった。

圧倒的な偏愛を以て、細部に神は宿る。



・SHOE DOG(フィル・ナイト)

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世界的なスポーツブランド、ナイキを創業したフィル・ナイトによる自伝。

1962年、24歳でバックパッカーとして世界一周の旅をして日本のシューズメーカー『オニツカ』のタイガーをアメリカで販売する権利を得るところから物語は始まる。

ちなみに僕が好きなスニーカーもオニツカタイガーだったりする。

日本ではアシックスとして有名だけれど、新宿や表参道とかには海外展開したブランド「オニツカタイガー」を逆輸入した形で路面店などで販売している。言ってみればトヨタのレクサスみたいな感じ。

閑話休題。

フィルの高い教養と深い知性を持ちながらもシャイで奥手、しかし高い行動力といざというときの度胸には素直に憧れるものがある。

そんな今でこそナイキの名前を知らない人はいないけれど、昔はいつ潰れてもおかしくない財務状況を何度も経験しているというのが印象的だった。

ビジネスには表と裏があり、綺麗事だけではなく、自分たちが生き残っていくための手段をがむしゃらに模索し続ける姿に、人は困難に直面してもそれをどう工夫して乗り越えていくかが大事なんだ、とその生き様から学ばせてもらった。

イーロン・マスクのテスラなんかもそうだけど、やはり修羅場を乗り越えて成長した人や企業は強い。

臆病者が何かを始めたためしはなく、弱者は途中で息絶え、残ったのは私たちだけ。

僕も修羅場を、乗り越えていこうと思う。



・たゆたえども沈まず(原田マハ)

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美術小説。

「楽園のカンヴァス」「暗幕のゲルニカ」など、美術作品やアーティストを題材にした小説を多数書かれている原田マハさんの、ゴッホをテーマにした一作。

物語は主にパリで浮世絵の画商をする林忠正と加納重吉の元に、フィンセントとテオの兄弟が訪れて…、という主にこの4人の視点で紡がれる。

力強い作風とは裏腹にとても繊細で弱い人間なフィンセントが浮世絵に出会い心を燃やし、弟のテオがそれを支え、忠正と重吉がその新しい表現に価値を見出す、というのが大まかなストーリー。

タイトル「たゆたえども沈まず」はパリの市標であり、船がセーヌ川に揺れても決して沈まない姿を差す言葉。

この言葉を上手くゴッホの作品にあわせて解釈し、大胆にストーリーへと組み込むのは流石としか言いようがない。

余談だけど僕も印象派の絵画が好きで、それを見にパリへ一人旅をしたことがある。

ゴッホの絵もその時オルセー美術館で閲覧したけれど、一目でゴッホの作品と分かる他に類を見ない存在感があったのを覚えている。

そんな感じで美術や絵画に興味がある人や、大河ドラマ的にゴッホの生涯を追いたい人にお勧めの小説。

激動の人生を垣間見たい人に。



・スマホ脳(アンデシュ・ハンセン)

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もはや生活インフラの一つであり、必需品と言っても過言ではなくなったスマートフォン。

便利で生活に彩りを与えてくれるが、そんなスマホにも当然ながら暗の部分がある。

本書はそんなスマホの弊害と、このデジタル社会でどうスマホと向き合い、付き合っていけばいいかを考える内容となっている。

一言で言えば「テクノロジーと折り合いをつけるための本」といった感じ。

人類の歴史は数万年、数十万年と続いているが、今の人類の肉体や脳の構造は10万年前の原始時代とほとんど変わりはない。

しかし人間の体とは裏腹に現代の生活は狩猟採取も必要なければ、常に外敵や食料を理由に移動する必要もない。

つまり生活様式の変化に原始時代から進化していない肉体がついてこられず、エラーを起こしている状態であるといえる。

そのエラーの中には当然、何時間も座っていたり、ずっと小さなスマホの画面を注視することも含まれる。

このエラーこそが現代人のフィジカル、メンタルの不調に繋がっていると本書は指摘。

原始の時代では危険な動物や敵、もしくは仲間内で自分を狙うものがいないかなどの「情報」は文字通り生死にかかわる問題であった。

しかしそれが現在、SNSで延々と情報を見続けてしまう原因になってしまっている。

他人からどう見られているか、自分は集団において価値のある人物でいられているかを我々の脳は延々と気にして、デジタルな親指を立ててもらうことにドーパミンを分泌してしまう。

そして手軽にドーパミンを得ることが出来ない地道な訓練が必要なものや我慢が必要なもの、上達に時間がかかるものは興味を示さなくなってきているという。

では我々はどうしたらいいのだろう、という対応策として、本書では「スマホを使わない時間を作る」「意識的に遠ざける」「運動をする」ということを主に提唱していた。

スマホを物理的に遠い所に置き、使用する時間をコントロールしてデジタルデトックスし、そして運動によってストレスを緩和するのが最も効果的である、とされていた。

シンプルではあるが、だからこそ真っ当で純度の高い方法であると感じるので、スマホを使う時間を少し減らしてわずかでも運動する習慣をつけて、上手に今の社会やガジェットと付き合っていこうと思う。

SNSの情報の大部分は、実は見る必要がないものなのだから。



・注文の多い料理店(宮沢賢治)

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幼いころに誰もが読んだことのある宮沢賢治。

教科書にも載っているような作家だけれど、あまり内容を覚えていなかったので読んでみた。

宮沢賢治の童話「注文の多い料理店」「セロ弾きのゴーシュ」「風の又三郎」の三篇が収録されていて、タイトルは知っているけれど中身は本当にサッパリだったので新鮮な気持ちで拝読。

どのお話もフワッとしたエンディングで、いわゆる「読者の想像に任せる」系の色々な解釈ができそうな作りになっていた。

寓話的でもあり、そして感覚的でもあり。

プリミティブで繊細な感受性を感じさせる作品群だった。

教科書に載っていたお話を久しぶりに読みたい人に。



以上になります!

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました!

なにかの参考になれるなら幸いです!

それでは!

最近の読書#37

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