どうもです!さかいです!
今回も最近読んだ本の読書感想を書いていきたいと思います!
例によって、特定の個人や団体を中傷したりする意図はありませんのであしからず…!
・アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」(中川 裕)
アイヌ民俗学の本。
ゴールデンカムイを読んで興味が出たので読んでみた。
面白かったのは東北にもアイヌ文化の名残が見られるところ。新潟には「五十嵐」という人が割と多くいるけどこれってアイヌ由来の可能性があるんですね…
他にもシシャモの語源がアイヌ語だったりコンブやオットセイなど、身近な言葉にもアイヌの言葉があると知り、ちょっとだけアイヌ文化を身近に感じることが出来た。
・恋は夜空をわたって(岬鷺宮)
ライトノベル。
配信をテーマにした高校生の恋愛小説。
恋愛相談配信をきっかけに始まる恋物語という、今風な感じ。内容としては王道の青春ラブコメ。
思春期特有の自意識の肥大とそれに伴う軋轢は読んでて「うおお…!」と悶えたくなる半面、普遍的な共感ができるからいいよね…。
反面、読者の声代理として描かれている妹の「精神年齢が15歳くらい上なのでは…?」と思わせるほどの老成具合というか達観した感じが、主人公のグダグダさを上手に緩和していた。
突飛な部分はなく、良い意味でオーソドックスな青春モノ。王道。
・決定版 日本書紀入門(竹田恒泰/久野潤)
日本書紀の解説書。
日本最古の歴史書である日本書紀について、古事記とはどう違うのか、その歴史的価値や信憑性などを読み解くといった内容。
金鵄のくだり等はなるほど、と学びになるところもあったけれど、全体的に政治思想や本筋に関係ない歴史認識の対抗勢力への言い訳に終始しているところが多く、そういう思想の押しつけはもう少し控えめにしてほしかったな、と思う。
正直言ってけっこう右寄りというか、保守的な考えが強い本だから左寄りの思想の人には合わないかも。
僕は別にどっちでもないので「まぁでもこれはこれで」って感じで面白く読めた。そういう人向け。
・イベルメクチン 新型コロナ治療の救世主になり得るか(大村智)
イベルメクチンについての本。
コロナに有用と話題になった薬なので読んでみた。
知らない薬だと思っていたら商品名「ストロメクトール」なんですね…。疥癬治療でめっちゃ重要な薬だ…これ同じ薬だったとは知らなかった…。
コロナウイルスが感染拡大した経緯をふりかえりつつ、各社ワクチンの紹介や今までコロナ治療薬として試されてきた医薬品を紹介。そしてイベルメクチンがどれだけ効果があるかの説明があった。
薬剤の観点から見てイベルメクチンはコロナに有用だけれど、様々なしがらみから治療薬認可にはまだ時間がかかりそうな雰囲気が伝わってきた。
望むことは一つ。コロナウイルスの治療薬が確立され、皆が安心して暮らせる日常が戻ってくることを願う。
・不道徳教育講座(三島由紀夫)
文豪でありボディビルダーであり俳優であり革命家でもある三島由紀夫さんのエッセイ集。
50年以上前に出版された本なので古い表現はあるものの、やはり格段に読みやすく、面白い。
不道徳なことを書き連ねれば逆説的に道徳的な本になるという、なかなか切れ味のある視点で描かれており、ユニークな人柄だったんだろうなぁ、と想起させる。
明け透けな内容ながらも知識と倫理観に基づいて論理的に話を展開されるので、なるほど、と思わせるものだった。
個人的に「うんとお節介を焼くべし」の項が最高に皮肉というか、今のSNSで正義を振りかざしたり過度にホワイトな表現を求める人を象徴しているかのようで「時代が変わっても人は変わらないものなんだなぁ」と考えずにはいられなかった。
以上になります!
読書記録は定期的に書いていきたいと思いますので、お時間あればまた読んでいただければ幸いです…!
それでは、またの機会に!