こんにちは、お世話になります、チキコです。
この、"進捗・ご支援金活用のご報告"は、どなたでも読める一般公開にしています。
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先日の膣に染み付く染色体の話。
その後、発言者さんのTwitterを確認してみました。
したら、最初の発言を訂正し、エビデンスとして
・テレゴニー遺伝
・マイクロキメリズム
を出してらっしゃいました。
さて、単語だけ出すと、いかにも真実そうな単語な感じで?
ジンクピリチオン効果的な?
こんな単語は生物を履修していても出てこない気がしますので
1つずつ簡潔に解説いきたいとおもいます。(ざっくりと)
『テレゴニー遺伝』とは、「血統書つきのメス犬が、一回でも雑種オスと交尾したら、次に血統書オスと交尾しても未来永劫雑種しか生まれない」という19世紀の説です。(19世紀…
猫とかウサギやハムスターでは言われない噂のソレです。
この説の裏付けとして、『マイクロキメリズム』というものがでてきます。
妊娠した母体の血流には、胎児の細胞(DNA断片)が流れます。
採血により、胎児のDNAを非侵襲的に抽出することができます。
これが、みなさんご存知の「新型出生前診断」というものです。
胎児がいなくなっても、この胎児の細胞(DNA断片)は、母体の体内に残ります。
こういう意味で、雄由来のDNA(っていうか胎児のDNA)が母体を永遠と巡って、次に生まれる子や、人体に影響があるという研究もあるそうです。
これが『マイクロキメリズム』の一種です。
また、分子生物学では、精子自体が膣粘膜に影響を及ぼしているのではないか?という研究もあます。
これが超訳(曲解)されてしまい、発言者さんもしくは、発言者さんに入れ知恵者した人が、エビデンスとしてテレゴニー遺伝を言い出されたのかな?とも考えました。
ところが、発言者さんのこれら発言に対し、色々な方がリプで分子生物分野の質問をするのですが、回答されることなくブロックされています。
発言者さんが、分子生物分野の知識を持ち得ていたら、『テレゴニー遺伝の新説』についてのすばらしいディスカッションの場にもなりえたのに、非常に残念です。
入れ知恵者した人がいましたら、ぜひなぜこのような疑似科学を発言者さんに吹き込んだのか、聞いてみたいところです。
さて、上記で「精子自体が膣粘膜に影響」と記しましたが、このあたりは解明に時間がかかるところであると思います。
(何で時間がかかるかって?精子の研究をしている研究者は世界的にみても少ないのです…)
粘膜に影響するのなら、粘膜接触でもなるのでは?
ということで、キスでもフェラでもマイクロキメリズムが発生する可能性もあるのです。
ただ、マイクロキメリズムがおきたからって
「次に生まれる子は、前に粘膜接触したヒトと似る」わけではありません。
ハエでそういう研究結果があるからといって、ハエの生殖器官や人との共通性がどれだけ違うかは、Googleで3分調べればわかります。
ハエでおきたことが、まんまヒトに流用できたら、世の中には動物実験なんか不要なわけです。
臨床と非臨床の間に、どれだけの山河があるか。
試験をしても、この動物ではできた、この動物ではできないなんてのはザラです。
私は分子生物が専門ではないのですが、生物や化学を知らない人が、疑似科学に怯えることがない暮らしを願ってやみません。
疑似科学を提唱する人に、ただ脊髄反射の反論やクレームではなく、検証し、吟味し
疑似科学を信じてしまっている人へ、正しく楽しくわかりやすい解説をするのも専門分野の人たちの使命の1つであり、リテラシー教育の1つと考えます。
現在、チキコ先生の活動は、『まりえ@様』『+NRSE様』『こも様』『がたんごとん様』などの皆様にご支援をしていただいております。
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