【逆リョナ注意(グロテスクな表現がございます)】
先端が鋭い作品も時々投下させていただいております。
苦手な方はブラウザバックで宜しくお願いしますm(_ _)m
ファンタジーものと言うか、ビキニアーマー・女剣士が好きなだけの妄想ストーリーになります。挿絵は少ないですが、殺陣の描き方レベルが上がれば追加していければと思います。
オーソドックスなファンタジー世界が舞台となる。
ミサ(misa)♀
結城美沙:前世は体が弱いまま人生を終えるが、このファンタジー世界にやってきて、解き放たれた彼女は、ギルドに所属するソロプレイヤーとして活発的に暮らしていくことを決意する。
(・・・どうしよう?)
ギルドの掲示板を眺めているのはソロプレイヤーのミサ。
彼女はその日、気が向くままに難易度の高い依頼を物色していた。
(・・・これは・・・いいかも!)
並みの冒険者なら二の足を踏む『50人の山賊討伐』の依頼が彼女の目に留まった。
賞金の高さに加えて、ソロで達成すれば名声も得られると考えた彼女は、迷わず依頼を引き受けることを決め、受付を済ませた。
ミサが次に向かったのは武器防具屋だった。
(基本的に武器は現地調達するつもりだけど・・・一応、安物の剣だけは買っておこうかな!)
彼女は最低限に必要な物だけを整えていく……そして……
「ねぇ、店主さん!このビキニアーマー・・・試着してもいい?」
「えっ!?あっ、はい!でも、これ見本で置いてるだけで実用性は全然ありませんが・・・」
「んっ??・・・あぁ、防御力のこと?・・・大丈夫!私にとっては実用性のあるものだから!」
ミサはサイズ感を確かめると、今回の仕事ではこのビキニアーマーを身につけることに決める。
(前に、聖騎士団の服装をもらったことがあったけど・・・返り血を受けすぎて、結局廃棄することになったもんね・・・その点、このビキニアーマーだと仕事終わりに水場に飛び込めばいいだけだから楽チン♡)
彼女は己の強さに絶対の自信があるので、防御性にはこだわらなかった。ソロプレイの緊張感とスリルを楽しむ一方で、戦いで美しく勝利することも意識する女剣士だった。
今回の仕事を依頼したのは辺境の町からだった。
辺境の町にやってきたミサは町の代表から状況を伺うと、町の北側のある地区へと案内される……そこには、無惨な状況が広がっていた。泥まみれの路地には、焼け焦げた家々の瓦礫が散乱し、町の静けさが不気味なほどだ。
聞くと、山賊たちは山脈沿いの街道を牛耳り、隣国との交易もままならなくなった商人が、傭兵を雇い、彼等の砦を攻撃させたが失敗に終わる。それだけでは済まされず、報復を受け、商人の家だけでなく周りの家々も襲撃に会い、家財や財産を奪われた。
ミサは状況を把握し、山賊たちの拠点場所やその他の状況など、事細かに伺った後、翌日夜明けとともに山賊たちの巣穴に向かった。
ミサは見晴らしの良い丘から砦を見下ろしながら、鋭い目で山賊たちの拠点の状況を観察していた。
彼らのアジトである砦内には、石造りの塔がそびえ立つ……この塔からの監視の目が街道を封鎖状態にしているのだ。
戦略を練り終えた彼女はいよいよ実行に移すことにした。
まず、山賊たちを混乱させるために弓で遠距離から狙い撃つ。
・・・ビュンッッ!!・・・
「あぁ〜めんどクセェなぁ・・・あっ、パキュンッ!!!」
砦を守る見張りの男の顔が吹き飛んでしまった。
「ひぃぃぃ!!だ、誰ぁ・・・ビキュンッッッ!!!!」
思わず尻餅をついた隣の男も上半身ごと吹き飛んだ。被弾した男の下半身が櫓から地面へ落ちていった所で、周りの山賊たちは襲撃を受けたことに気付いた。
辺境の町で弓を寄贈されていたミサは、この通常の弓に風の魔法を付与されることで弾丸のようなスピードで弓を飛ばせることを可能にした。その威力は驚異的で、当たれば体ごと吹き飛んでしまうくらいだった。
「クソっ!!どこから射ってきやがる!!」
「あっちだ!!」
山賊たちは警戒しながら、弓矢が飛んできた場所へ行くと、そこにはもう誰の姿もなかった。
・・・ビュンッッ!!・・・
「ひっ・・・ビシュュンッッッ!!!!」
「クソっ!!どこだ!!」
「伏せろ!!」
「パキュンッ!!!」
正確な射撃で山賊たちを一人ずつ仕留めていく……彼らはどうしようもない事態に混乱する。
「くそぅ!!これじゃあ、ラチがあかねぇぞ!!とにかく建物の中に隠れろ!!」
このままでは的にされるだけと考えた彼らは塔の中へ避難することを選択する。
「お前らは向かいの建物に隠れろ!おそらく敵はこっちの塔に来るはずだから、出てきたら背後から突け!!」
「おうっ!!」
数人の男達は塔の向かいにある石造りの建物に逃げ込んだ。2階建ての武器・食料庫として使っている建物だ。
「俺ら二人は二階!お前ら二人は一階で見張るぞ!」
武器・食料庫に逃げ込んだのは4人の男……2:2に別れて襲撃に備えながら、塔の入り口付近を監視することにした。
「クソ野郎が・・・出てきやがれ!!」
見えない襲撃により、既に8人の仲間を失っている山賊たち……見張りを続けながらも怒りがこみ上げ、武器を握る手にも力が入る。
・・・ガシャァァァーーーン・・・
2階で見張りを続けていた二人に聞こえるほどの鉄の扉を開ける音。
「裏口か!!??」
「こっちの建物に入ってきやがった!!」
二人は慌てて階段を駆け下り、一階裏口へと向かった。
・・・ブシュゥゥゥゥゥーーーーーッッッッッ!!!・・・
・・・ビシャァァァァーーーーーーッッッッッ!!!・・・
そこには一階で見張りをしていた二人が、一人の女性によって斬り伏せられる光景が広がっていた。
「お、お・・・女だと!!??」
「馬鹿な!!」
目の前の光景に信じられないといった二人……腕や首を斬られ、血しぶきをあげながら絶命していく仲間の姿を見ると、この光景が余りに非現実的で頭が混乱してしまう。
「てめぇがやったのか!?」
「仲間は何人いやがるんだ!?」
「今日は私、一人しかいないわよ!」
「ありえねぇ・・・こんな女に・・・」
これまで幾度も襲撃されたことはあったが、ここまでの被害はなかった。それを引き起こしたのが、彼女一人だとは到底信じられない。
「・・・しかも、なんて格好してやがる!!??」
踊り子のような露出の多い格好に身を包んだ彼女の姿に思わず見入ってしまう。
「ふざけた女め!!犯してやるぜ!!」
「そうだな!!俺ら二人でこの女を山分けだ!!」
「ウフッ・・・やってみて♡」
全く動揺しないミサの姿に苛立ちを覚えながら、二人の男は身構え「死ねや!!」と武器を振り上げる。
「んなっ・・・ゲボォォォォォーーーーッッッ!!!」
「ぇぁ・・・ブシュゥゥゥゥーーーーッッッ!!!」
二人の男は腕を振り下ろす前に、ミサが繰り出した瞬息の剣技の一振りが彼らに到達する。一瞬にして二人とも腕と頭を上下真っ二つにされてしまい絶命する。ボタボタと辺りには彼らの肉片だけが散乱した。
「残念♡」
ミサの周りには四人の亡骸が転がっていた。
「おいっ・・・さっきから何も動きがないぞ・・・向かいの建物の連中はどうしたんだ!?」
「敵が逃げたんでしょうか?」
「おい、お前!!どうなってんだと彼奴らの所に行って聞いてこい!!」
「えぇぇ〜!!嫌ですよ・・・また矢で射たれたら死にます!!」
「ふざけんな!!走ってれば射たれるかよ!!とにかくお前・・・状況を聞いてこい!!」
塔の中に逃げ込んだ山賊たちだったが、この塔には窓がなく、状況を確認するために一人の男が向かいの建物へと走らされる。
「ひぃぃぃぃ〜〜〜」
と言いながらも男は塔の入り口から出て、向かいの建物へと駆け出していった。
……しばらくして、その男が走って帰ってくる。男の表情は絶望感に満ちており、ただならぬ状況だと読み取れた。
「・・・いっ・・・ぃぃ・・・いやだ!!死にたくない!!」
「おいっ、どうした!?何があった!!??」
「・・・こ、これ!!」
「なんだ、そのチョーカーは!?」
男の首には革製のチョーカーが付けられていた。この塔を出ていく前は付けていなかったものだ。
「お、女に・・・ぃぃ・・・いいいい〜〜〜〜いやだーーーーッッ!!」
男が付けているチョーカーが急に光だす……そして……
・・・ドゴォォォォォォーーーーーーーッッッッッ!!!!!・・・
塔の入り口で大爆発が起こった。原因はもちろんそのチョーカーが爆発したものだった。辺りは焦げ臭い匂いと煙に包まれている。
塔の向かいの建物にいたミサは、やってきた男を瞬く間に制圧し、彼の首に魔法のチョーカーを付けてから彼を解放した。
塔へ逃げ帰る彼だったが、彼女が地面に置いた魔法の書から10メートル離れるとチョーカーが起爆してしまう仕組みだったのだ。
「クソッッ・・・なんだ・・・」
「ちくしょぉぉ・・・」
「目が・・・」
チョーカーの男はもちろん爆散し、その近くにいた数人も巻き込まれ、重傷を負ってしまうが、治療よりも先にミサからの死への救済が振り下ろされる。
・・・スパァァッッッッッ!!!・・・
・・・シュンッッッッッ!!!・・・
・・・ブシュゥゥゥゥゥーーーーーッッッッッ!!!・・・
煙に紛れながら、ミサが塔へと突入してきた。先程の爆発で負傷していた男達が、次々に斬り伏せされてしまう。
「女!?」
「馬鹿な!!ふざけ・・・キュパァァッッッ!!!」
「ひっ、たす・・・ビギャァァァァァッッッ!!!」
混乱した状況に乗じて、ミサは次々に山賊の男達を仕留めていく。
彼女は狭い通路や階段を巧みに利用しながら攻撃してくる為、数の力で押し切ってきた山賊たちの得意な戦法は完全に封じられていた。
「ぎやぁぁゲボォォォォーーーーーーッッッ!!!!」
「女なんか・・・・・・っ、パキュンッ!!!」
闇に包まれた塔内……松明のわずかな明かりで、ミサの影が壁に映りながら次々と男達を倒していく様子はまるで死神のようだった。
「い、一旦、塔の上に上がれ!!立て直すぞ!!」
山賊たちは塔の上層へと逃げ出した。
「おいっ!!疾風の野犬!!お前の番だぞ!!あの女を殺せ!!」
「えっ?・・・なんすか?・・・特別報奨金とか・・・出る?」
「ふざけんな!お前にはたっぷり給料払ってんだから・・・その分、働いてもらうぞ!!」
「はいはい・・・了解で〜す!」
そう言いながら、奥から『疾風の野犬』と呼ばれた優男が躍り出てくる。同時に他の山賊たちは塔の上層へと逃げ登っていく。
「・・・いい女じゃないのー!!俺と一緒に駆け落ちでもしねーか?」
「お断りよ!今日は仕事で来たんだから・・・貴方達を一人も生かして帰すつもりはないわ!!」
「へぇ〜生意気な口を聞く女も・・・割といけるぜ俺は!!・・・まぁ、俺も仕事はちゃんとこなす男でさ・・・斬らせてもらうぜ!!」
疾風の野犬はそう言うと、彼は腰に巻いていた鞘から黒剣を抜いた。ミサも先程まで使っていた剣は刃こぼれしていたので、それを捨てて、倒れている山賊たちが持っていた剣の一つを拾い上げる。
「そんな剣で戦うのか?・・・なめ腐った女もいるもんだねぇ〜」
疾風の野犬はそうつぶやき終える前に、一気に踏み出し、ミサに襲いかかる。
・・・カキィン!!カン!!キィィンッ!・・・
鋭く響く金属音と共に、剣と剣が激しくぶつかり合う。
・・・ギギギッ・・・
力強く押し込まれた刃が火花を散らし、鋼がこすれ合う音が耳をつんざくようだった。
ミサは後退し、息を整える間もなく、再び剣を構えた。その瞬間
・・・スパッ!!!・・・ガキンッ!・・・
疾風の野犬の一撃は風を切る。攻撃をかわしたミサはもう一度踏み込んだが、待ち構えていた彼の剣に止められてしまう。
「ヘっ、へっ・・・やるじゃん!!」
疾風の野犬は初めて小さく声を漏らした。
・・・カキィン!!カキィン!!カキィン!!・・・
激しい剣撃の応酬が続いたが、疾風の野犬の鋭い攻撃が終わり、一瞬だけバランスを崩したその瞬間、ミサは鋭く踏み込んで剣を一閃。彼の防御を完全に突き破り、彼の腕に一太刀を浴びせた。
(・・・熱つっ・・・ぇ?・・・ぇえ??)
疾風の野犬は自分の手を見ると……手首のあたりがスパッと切られ、皮一枚で繋がっているような状態となっていた。
「・・・か・・・ぁ・・・こ・・・こぉ・・・ぉこぉのぉぉ・・・!!!」
彼は大きく後退しながらも、今にも離れて落ちてしまいそうな負傷した手を押さえながら歯を食いしばる。しかし、その目には戦意が薄れ絶望感が漂っていた。ミサはその様子を見て、剣を構えながら最後の一撃を決める覚悟を示す。
「これで終わりよ!」
彼女は一気に距離を詰め、素早く決定打となる斬撃を繰り出した。
「・・ぃ・・・ぃや・・・キュバァァァッッッ!!!」
疾風の野犬は必死に防ごうとしたが、彼女の動きの速さと精度にはついていけず、その剣撃で首をはねられてしまった。
ミサは冷静な表情のまま静かに剣を床に置く。
「・・・その黒剣・・・借りるわね♡」
勝利を手にした彼女は、疾風の野犬が使っていた黒剣を手に取ると、その場を立ち去り、塔を上層へ向けて登っていった。
・・・ガァァァァァァァァァンンン!!!・・・
塔内部には螺旋階段が続いているが、ミサは塔入口の大空間から上層へと続く螺旋階段への通路口の扉を閉めた。
(これで・・・この塔からは誰も逃げられないわ。)
今回の仕事は山賊討伐であり、全滅が彼女の完全目標だった。
準備を済ませたミサは上層を見上げると、螺旋階段が延々と続いている。
彼女はゆっくりと見落としがないように階段を登っていく。
「死ねやぁッッ!!・・・バシュゥゥゥゥゥッッッッ!!!」
「なめるな・・・・グシャァァァァッッッッッ!!!!」
途中、待ち受けていた山賊たちが次々と襲撃してくるが、彼らが斧や剣を振り下ろすよりも先にミサの繰り出した刃が彼らの首や肢体を切り落としていく。
・・・シュ!!!シュ!!!シュンッッ!!!・・・
塔の中層まで登った時、ミサに向かって一斉に弓矢が飛んでくる。
そこにはクロスボウを持った4人の男達が待ち構えていた。
ミサは寸前で回避できたが、柱の影に隠れるだけで精一杯だった。
「クソっ!!仕留め損ねたか!!」
「死ねッ!!このクソ女!!」
四人の男はどんな不意打ちにも対応できるように構えている。
次に柱の影からミサが姿を現した時に確実に仕留められるように毒矢で狙いを付ける。
・・・ガサッ、ガサッ・・・
狙われているのはわかっていたが、それにも関わらず、彼女はオメオメと柱の影から姿を現す。
「今だ!!死ねや!!」
四人の男は一斉射撃した。「ブシュッ!ドスッ!ブシュッ!ドッ!」クロスボウから放たれた矢が肉に突き刺さり、えぐるような音が反響する。
「やったか!?」
「い、いやっ、死体の盾!!」
ミサは先ほど仕留めた男を盾代わりに前進していた。四つの矢が刺さったことを確認するとその死体の盾を投げ捨てて、一気にジャンプする。
・・・スパァァッッッッッ!!!・・・
・・・ブシュゥゥゥゥゥーーーーーッッッッッ!!!・・・
大きくジャンプしたミサ……固まっていた四人の男達の間に着地すると共に、両脇の二人を斬り捨てた。
「なぁ・・・おっ・・・バシュゥゥゥゥゥッッッッ!!!」
「まっ・・・まてブシャァァァァァーーーーッッッッ!!!」
矢を充填する暇も与えず、彼女は残りの二人を斬り刻んだ。
疾風の野犬が使っていた黒剣の切れ味は鋭く、クロスボウごと真っ二つにされてしまう男もいた。
その光景を上から見ていた山賊たちは、声を荒げてさらに上へと逃げていく。混乱した彼らは逃げ道を探し始めるが、そんなものは存在しない……もはや上層に逃げるしか選択肢はなかった。
・・・シュンッッ!!ブシュッ!ドスッ!・・・
上に逃げていく山賊たちに向けて、ミサは床に落ちているクロスボウを拾うと、何発か撃ち込んでいく。
「ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「いぃぃぃ・・・痛ぁぁぁぁ・・・!!!」
「おぉぉ・・・くそぉぉぉ・・・!!!」
頭に命中し、即死する者もいれば、胸や足にあたりその場に倒れこむ者もいた。
しかし、山賊たちは倒れた人間に構っている余裕はなく、置き去りにして上層へと逃げていった。
「ひぃぃぃ・・・ゆ、る・・・キュバァァァッッッ!!!」
「・・・こんな女に・・・ありえ・・・グヒャャァァァァッッッッッ!!!!」
ミサは倒れていた男相手にも情け容赦なく最後の一撃を加え、沈めていく。登ってきた螺旋階段は円を描くように血で赤く染められていた。
ミサは己の力量と覚悟を再確認し、塔の最上階に逃げ込んだ山賊たちとの最終決戦に向けて気持ちを引き締めた。
ミサは塔の最上階に追い詰めた山賊たちと対峙していた。
最上階は玉座の間のような大きな空間になっていた。
「こいつがお前らをここまで追い詰めた女か!!」
奥の玉座に座っていた大男が立ち上がり、脇に控える取り巻きから大剣を受け取る。
「女一匹に・・・何やってんだお前らぁーーーーーッッ!!??」
最上階まで逃げ込んできた山賊の最前列の男に向けて大剣を振り下ろす。
「ひぃ・・・しゅ、しゅり・・・グシャァァァァッッッッッ!!!!」
大男の一振りで、最前列の男は斬り伏せられてしまった。
「この俺が大剣で潰してやる!!お前ら、どけぇ!!」
大剣を扱う大男は山賊たちの首領だった。彼の一喝により意気消沈していた周りの男達も息を吹き返したかのように士気が上がる。
「よくもここまで手下達を可愛がってくれたなぁ・・・そのお返しはしっかりとしてやる!!」
「あなたが塔の最上階に引き篭もってくれてたおかげて、ひとりも逃さず料理できたから、それには感謝するわ!」
首領はミサの冷静な視線に動揺を隠せなかった。彼女は微笑みながら剣を構え、間合いを詰めてきていた。
「ふざけやがって・・・ぶっ殺してやる!!!」
首領は大剣を振りかざして突撃するが、ミサはバックステップから一気に踏み込み突撃する。
・・・ガキィィィィーーーーンッッッッ!!!・・・
大剣と黒剣がぶつかり合って、火花を散らす。金属音が響き渡る。
「ちょこまかと・・・!!」
首領は大きな体の割に動きも俊敏だった。ミサの素早い剣技にも大剣を盾に間合いを取らせない。
「死んどけやぁーーーーッッッッ!!!」
首領は大剣を振り下ろしたが、ミサは軽やかに身をひるがえし、鋭い反撃を繰り出す。
・・・ブシュッ!ズバァッ!ザシュッ!パシュン!バシュッ!ズシャッ!ガシュッ!パキュン!ブシッ!ガシャァッ!ズシュッ!ぺシュン!・・・
彼女の攻撃が次々と命中していく。
「や、やめグヒャ!・・・なぁっバシャッ!・・・ブシュゥゥゥゥゥーーーーーッッッッッ!!!・・・」
首領はついにその場で膝をつく……何十箇所も剣で刺され、彼の上半身の至る所から血しぶきが吹き出し、まるで噴水のようになっていた。
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッッッッッッ!!!!!」
周囲の山賊たちは恐怖に駆られ、次々と塔から逃げ出そうとするが、脱出路はどこにもない。
ある者は塔の屋上から最後の望みをかけて飛び降りるが、肉片に変わる他なかった。
ある者は最上階で自決した。
ある者は隙を見て螺旋階段から塔を降ったが、ミサは途中、鉄製の扉を閉めながら塔を登ってきていた。その扉を開けるにも時間を要する……焦りながら扉を開けようとしていた所に彼女は追いつき、容赦なく追撃する。
「たっ、助けて・・・」
残っていた山賊たちの最後の一人は命乞いをしていた。
彼はミサに踊り場の隅まで追い詰められ、恐怖に震えるしかなかった。
(・・・残り一人か・・・どうしよっかな?)
ミサの悪い癖がここにきて発動する。彼女は持っていた黒剣を捨てた。
「ホラッ、武器は持っていないわ!素手で勝負しよ!」
ミサは最後の男と格闘で勝負しようと提案する。彼女は異常な程のスリルを楽しむ傾向があった。
始まりは、彼女がある闘技場で男と真剣を使った勝負をした時のこと……戦いの末、ミサは対決した相手の男を殺めてしまうが、その時彼女の心の中に沸々とした感情が芽生えてしまった。それ以降、彼女はモンスター討伐などの仕事の依頼を受けるよりも、『盗賊・山賊・海賊・罪人』などの対人討伐を目的とした依頼を受けることが多くなった。
「・・・ぅぅ・・・ぅわぁぁぁーーーー!!!」
最後の男は僅かな望みをかけて立ち上がり、ミサに襲いかかってきた。
・・・ブンッ!!ブンッ!!・・・
しかし、戦術も何もない錯乱状態な彼の攻撃が当たるはずもない。ミサは呆れた表情でそれをかわしながら、カウンターのパンチを打ち込む。
「ボガァン!!バキィ!!・・・あひぃぃ!!」
情けない男の断末魔が響き渡る。完全に戦意を失った男を相手にして、ミサは望んだような戦いは出来ないことを理解した。
(弱すぎる・・・)
床に崩れ落ちた彼は、ヒクヒクと仰向けの状態でうなだれている。
「どうやって、とどめを刺されたい?」
ミサは跨るようにして彼のお腹の上に座った。そして、山賊たちとの戦いの勝利、今回の依頼内容の完遂を確信し、気分の高揚を改めて実感していた。
(・・・もう、パンツの中ぐちゃぐちゃになっちゃってる♡)
そして、忘れてはならない彼女の心の中を占める一番の感情である”性的興奮”を改めて噛み締めながら、最後のフィニッシュを迎えることにした。
「口を開けなさい!」
ミサは倒れた男にそう言い放つと、彼は言いなりのまま大きく口を開く。
「うん、いい子ね!じゃあ最後のご褒美をあげる♡私の愛に溺れてね♡」
ミサは男の頭を挟んで動けないようにしてから、血と汗と愛液に塗れたビキニアーマーのパンツを吊下ろすと露わになった彼女の秘部を男の口元に近づける。
(・・・こんな所・・・ギルドのみんなには絶対に見せられない♡」
ミサは自分がしている行動の異常さにさらに興奮を覚えていた。
(・・・たくさん・・・出るかも♡)
山賊討伐を開始してから、ここまでずっと戦いに没頭してきた彼女……そして、ようやく力を緩めることになる。
・・・チョロ・・・(・・・ぁああ♡・・・でるぅ・・・♡)
ついにその時がやってきた。
・・・ブシャァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!・・・
ミサは太ももで男の頭を固定しながら、彼の口内に向けて勢いよく聖水を流し込んだ。
・・・ジョォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!・・・
溜まっていた全ての感情が吹き出したかのように、その勢いはとどまることを知らずさらに加速していた。
「ガハァッッ!!ゴォホッ!!」
その勢いに男はむせてしまうが、ミサは彼の口元を押さえながら、持ち上げるように彼の頭を上向きにさせる……彼の喉が開くようにさせたのだった。口の中に溜まっていた聖水が彼の中にどんどんと流れ込んでいく。
・・・じょぉーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!・・・
ミサの聖水は男の胃や肺に流れ込み、彼はもがき苦しんだが、頭が彼女の太ももに挟まれどうすることも出来ず、バタバタと体を動かすしかなかった。
・・・しょろろ・・・・
かなりの間、ミサの放出は続いたが、ようやく終わりを迎える頃、彼女は男の様子を見下ろす……男は既に動かなくなり絶命していた。
……死因は溺死である。
最後の山賊の一人は、ミサの聖水の中で溺れ死んでしまったのだった。
まさか、乾燥地帯の山奥の塔で溺死することになるとは彼は思いもしなかっただろう。
(・・・これで終わりかな?・・・最後にいっぱいイケてよかった♡)
ミサは晴れやかな表情で辺りを見回し、戦いの勝利を確信する。
彼女は50人の山賊を一人残らず討伐してしまったのだ。
(この大剣は町に寄贈しよう!)
ミサは山賊の首領が使っていた大剣を持ち帰り、今回の仕事の依頼主でもある辺境の町に寄贈した。以後、辺境の町では山賊討伐の象徴として、町の広場に大剣が掲げられることになった。
そして、ギルドへは仕事完遂の報告とともに、彼女の名は一層広まり、ソロプレイヤーとしての名声がさらに高まるのだった。
8mg(ハチミリグラム)
2024-11-13 13:25:59 +0000 UTCトモダチ
2024-11-13 05:48:00 +0000 UTC