SamSuka
8mg(ハチミリグラム)
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あの日、僕らは負け続けた

【このお話は、私8mgの幼少期の体験談を元に、着色わ付け加えた短編物語です。】



あれは、小学6年の梅雨の季節――。


体育館に並んだ平均台の上、僕はスポンジの棒を手にして、向かい合う女子を睨んでいた。

その女子はクラスの佐伯優。笑顔を浮かべながら、棒をくるくると回していた。


「男子対女子で、平均台チャンバラ対決! 落ちたら負けだぞー!」


体育の先生の声に、生憎の雨で体育館での授業となった僕らはざわめく。

「おー、やるやる!」「負ける気しねえ!」


――そのときの僕ら男子には、まだ“優位であるはず”という漠然とした自信があった。



けれど、最初の一戦からその自信は崩れた。


倒されたのは、体格のいい田中。力任せに突っ込んだのに、あっさりいなされて、棒で横を叩かれた瞬間、足がズルっと滑った。

「うわっ!」という叫びとともに、マットに落ちる。


「一本!」

女子たちから「やったー!」「田中くん負けたー!」という黄色い声が飛んだ。


……何かがおかしい。



その後も、男子は次々と落ちていった。

構えは強そうでも、動きは大雑把。女子は軽やかにバランスを保ち、冷静に“押す場所”を狙ってくる。


思えば――


この時期、女子のほうが早く成長するって話、よく聞いた。

背の高い女子も多くなってきて、男子はむしろ細身が多かった。


だから、これは仕方なかった。たぶん。

きっと、成長のタイミングの問題だった。

そう、言い訳のように心の中で繰り返すしかなかった。



他の男子が次々と敗北していく中…

とうとう僕の番がきた。

相手は佐伯。体育も得意な、住む家も近所の幼馴染だった。


「よろしくねー」

平均台の上で、余裕の笑みを浮かべる彼女に、僕の心は妙にざわついた。


「行くよっ!」

彼女の棒が右から振られ、僕は防いだ。だけど、その瞬間に逆足がグラつく。

「えいっ!」

一指しするような彼女の突きに、バランスを失って、僕の視界がぐるっと回転する。


次に見えたのは、逆さまの体育館の天井だった。


「……やったあ!」


佐伯の声が、天井から降ってきた。



負けた僕を囲んで、男子たちは誰も何も言えなかった。

静かにうなだれ、ため息ばかりが落ちる。


一方、女子たちはというと――

平均台の前で輪になって、笑い合っていた。

「また勝った!」「男子、今日全滅なんじゃない?」

スラッと伸びた脚、活発に動くポニーテール、ブルマー越しの足さばき。

『可愛さ』と『強さ』が同居したあの姿が、悔しいほどに目に焼きついていた。


男子たちは、負けたことの重さに打ちひしがれていた。

「……なあ、俺ら一人も勝ってないよな」

「これ……全滅?」


笑い合う女子たちの声の中で、僕らは自分たちの無力を思い知らされた。

チャンバラの棒が、まるで敗北の印に見えた。



――あれから、ずいぶん時間が経った。

今では、みんな大人になった。


ある日ふと思い出した、あの平均台の午後。遊びの一環だったはずのあの勝負を、僕はいまだに忘れられない。


もしもあれが、本当の戦場だったとしたら?


もしあの時、スポンジの棒ではなく、鋼の剣を持っていたとしたら?


……僕たち男子は、間違いなく、女子に“全滅させられていた”だろう。

笑いながら…楽しそうに、容赦なく。


そんな想像が、今でも胸に刺さる。


あの日、僕らは確かに――完敗だった。





【エピローグ】

……という、小学生時代のエピソードがありましたね(苦笑)

雨降りで、授業内容のネタを考えるのが面倒だったのか知りませんが、やっつけの男子対女子の構図で対決する授業がありました。


補足すると、幼馴染の女の子に負けた私は、「突くのは反則だろ!?」みたいな感じで、しばらくゴネていましたが、受け入れられず結局負けみたいな流れでした。(言い訳が醜い所が芸術点高め)


天守閣の上で戦いあったと想定し、女の子に負けた私は断末魔をあげながら、天守閣から転がり落ちていく様子を妄想しては興奮していた覚えがあります。


あまりに自尊心が壊滅状態の男子を見かねてか、その後、体育の先生が男子チームに参戦し、女子達を勝ち抜いて、結果的には男子チームの勝利で、男子は喜ぶ!……みたいな、プライドもへったくれもない男達でしたね〜今から思い返すと……


その後体育の授業日に雨になると、その対戦をしていましたが、女子は『先生に勝つ』のが目的となり、男子生徒と戦うのは、前座感覚になっていたと思います。

(ザコ敵を蹴散らすような感覚で、『男子に勝って当たり前』のような空気が流れていました。)


小学5年や6年の頃は、体力差が男女逆転する時期という事もあって、色々(M紳士として)経験させてもらった時代だったと思います。

精神的な面でも、男はガキのままですが、女子は「大人の女性」を意識し始める頃ですので、当時、私はガキでしたが、レディーファーストの精神が何故か体に染み付いていたと思います。その甲斐あってか、女子達にもあまり悪く思われていなかったかと思うので、M的シチュエーションに遭遇する機会を得られ、後にこんな大人に育ってしまったのかと思います、、、



(女子のS的な本能を目覚めさせることがM紳士としての役目である)


対戦して負けたのが、その近所に住む幼馴染の女の子でしたが、日頃からちょくちょく私は彼女を挑発しては引っ叩かれたりしており、特に背中に肘打ちをされると、息が出来なくなるくらいの破壊力がありました。しかし、M紳士としては、「いってーな!何すんだ!?」みたいなケンカ越しであったり、反撃するみたいなリアクションではなく、「ま、参りました〜」みたいな反応をする事で、男の子を倒すのが楽しい!…みたいな、成功体験をしてもらって、Sの本能に目覚めてもらおうと積み重ねの取り組みをしてきました。


ある時、私のひとつ下の男の子と幼馴染が言い合いになり、彼女はいつも私にしているような感じで、彼の背中に肘打ちをしました。


「おおぉぉぉぉぉぉーーーーッッッ!!」

肘打ちをくらった彼は、目を見開き、断末魔をあげながら崩れ落ちました。


足をバタバタさせて物凄い痛がるリアクション……思わず、肘打ちした幼馴染も驚く程でした。


イヤイヤイヤイヤイヤ!!確かに破壊力は抜群だけど、そこまで痛がることはないでしょ!!


私、普段から日常生活の一部のように肘打ちされてるよ!!とツッコミを入れたくなりました。


その後、その件がキッカケで、幼馴染から「痛くなかった?」と心配そうに聞かれる始末……


その後、幼馴染の彼女は、手を挙げるのを自重するようになりました。


「何してくれとるんじゃ、テメェ!!」


ひとつ下の男の子のオーバーリアクションのせいで、私が積み上げできたものが瞬く間に破壊されてしまったのです。


夢半ばで敗れてしまった私は、興味の対象(Sな本能を育成する的)が別の子に移っていくことになるのでした………


しかしこの後に、私の性癖を決定付けた、ひとつ年下の女の子と私は遊ぶようになります。

(マジでその子は他の女子のサディスト的完全上位互換な子でした)

続きの機会があればまた書き殴ります。

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