自ら体罰刑を申し出ることで刑期が短縮される制度を利用し、囚人少女は今日も刑期削減に勤しんでいました。
その日に言い渡されたのは床磔の刑です。手足と首を床に拘束され、お尻を突き出した形で身動きが取れない状態にされています。
そこは自由時間に解放される広場の真ん中でした。他の囚人の目に晒されて、拘束の苦痛よりも羞恥心に苛まれます。
「うわ、噂のドM囚人じゃん。そんな格好にされて恥ずかしくないの?」
そういった野次も聞き慣れたものですが、顔が赤くなってしまうのは止められませんでした。
「無視してんじゃねーよっ。お、いい物あんじゃん」
視界の外で彼女が何かを見つけたようでした。囚人少女の死角で起きたことは知りようがなく、いい物とは何だろうと思案を巡らせた瞬間
バシィッ!!
「ぎゃんっ!?」
強烈な刺激がお尻に走りました。
「あははっ! おもしろーい!」
どうやら鞭のような物を拾って囚人少女を叩いているようでした。涙目になったのも束の間、すぐさま二打三打と叩きつけられます。
「や、やめて……いッ! あ……ッ!!」
囚人同士の暴行など看守が黙っているはずがない、今に助けに来てくれる……そう思って広場を監視している看守に目をやるも、こちらを一瞥したはずなのに動き出す気配がありません。
鞭は囚人少女が申し出た体罰刑の一環だったのです。看守自らではなく、他の囚人によって成されることも良しとした設計なのでした。
「みんなー、面白いよ。この子叩いて遊ぼー!」
日々刑期を短くするほどに厳しくなる自主体罰刑は手を変え品を変え囚人少女の心を折ろうとしてきます。絶対に耐え抜いてすぐにでも出所してやるという決意も、少しずつ揺らぎ始めていくようでした……。