~登場人物紹介~
芸名:青葉(あおは)
親友の黄美香を誘って読者モデルを始めた。
雑誌の企画で縛られることに……。
芸名:黄美香(きみか)
親友の青葉に誘われて読者モデルを始めた。
縛られて動けない青葉を見るといじめたくなるようだ。
前回(https://nuoonu.fanbox.cc/posts/7834886)
最近はSMがおしゃれなものとして流行っているらしい。ファッション誌の打ち合わせでそんな話を聞いた時はまさかと思ったが、実際に縛られるとその魅力に気づき始めた。
「き、黄美香……」
「ほら、恥ずかしがってないでカメラ見な」
「ん……」
さっきからドキドキしてしまって頭の中が真っ白だ。なのに嫌な気持ちなどを抱いているわけではなく、むしろこの状況を好ましいとさえ思っている自分がいる。
自分は縛られて喜ぶMなんだとハッキリ自覚した時から、自身を締めつける縄の軋み一つにさえ全神経が反応するようになってしまった。
カメラマンが追加の指示を出してくる。今度は膝上も縛り、そこから伸ばした縄を首に掛けようと言うのだ。
言われるがままの姿にされ、隣の椅子には黄美香が座って脚を組んでいる。
「こ、これ……全然動けない、ですね……」
気がつけば次々と身体の自由を奪われていく……。
「ふふ、本当にペット撫てるみたい」
自分は何一つ身動きができないのに、隣では自由を欲しいままにしている黄美香が意地悪心の浮かんだ笑みで青葉にちょっかいを掛けてくる。本来なら恨めしいはずなのに、どうしてこうも胸が高鳴ってしまうのだろう。
「青葉さ、もう一生このままでいいんじゃない?」
「ん……ッ!」
黄美香の何気ない一言が青葉の心に真っ直ぐ刺さり。
(もし本当に誰も縄を解いてくれなかったら、私は永遠に縛られたまま……)
脳を突き抜けるような甘い感覚に、今にもどうにかなってしまいそうだ。
「なーんてね。あははっ」
「あ、あはは……」
自分が感じている得体の知れないナニかについて、幼馴染の黄美香にも言えそうになかった。
4wearemanytoo
2024-07-04 03:59:41 +0000 UTC