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超能力対決②

~登場人物紹介~

コードネーム:ピンク

機関のトップエスパー

筋金入りのMで、自分でも敵わないパワーに抑えつけられたいという願望を持つ

コードネーム:パープル

機関のNO.2エスパー

年下のピンクに負け続ける日々だったが、ひょんなことからから仕返しするチャンスを得た




前回(https://nuoonu.fanbox.cc/posts/7588834)


 増え続ける超能力犯罪に対抗するため組織された機関には様々なエスパーが在籍している。

 年齢幅も広く個性的な面々が揃っているが、歳の近い女子2人が特に抜き出た才能を見せていた。

 そしてトップ争いにもっとも関心を寄せているのはコードネーム:パープル。1つ年下の女の子にあらゆるスコアで遅れを取っている事実はパープルの高いプライドを傷つけ続けた。


 エスパー同士の戦闘訓練。内容は相手をいかに拘束するかというもの。トップ2の戦いはさぞ激しくなるものかと思いきや毎回あっけなく決着している。何故なら超能力者の世界には絶対に覆せないルールが存在するからだ。

 自分より念波が強い相手には超能力が通用しない。

 いかにトップを独走する2人とはいえ、念波の強度が弱い方は一般人同然に無力でしかない。


「あっ、やめ……このっ! うぅ~!!」



 パープルの相手は機関のトップエスパー、コードネーム:ピンク。彼女の念力で操る縄に、パープルは手も足も出せず縛り上げられてしまう。

 しかも今回はかなりマニアックな縛り方を施されていた。


(なんて縛り方すんのよ!? 職員に見られてるのに……ッ!!)


 訓練を監督している職員は特に口出しもせず静観している。超能力を持つ者、持たざる者関係なく、この場でもっとも力の扱いに長けているこの2人にはアドバイスできることなど数えるほども無いのだ。


 それにしてもピンクの様子がおかしい。以前はやる気ない様子であまり本気を見せなかった彼女が、今日は一瞬でパープルを捕えに来た。


(分かった。制御装置の実験の時に私に縛られたのが悔しかったのね……!)


 機関は超能力の念波を抑える装置を開発している。その試作機をトップエスパーであるピンクに装着させ、どれほど念波を抑えられるかをパープルと戦わせることで測定したことがあった。

 制御装置はしっかりとピンクの超能力を抑制し、おかげで念波の強度で上回ったパープルがピンクを縛り上げることに成功したのだ。


(ピンクのやつ、スマホなんか見て素知らぬ顔してるけど、心の中は屈辱でいっぱいだったんだ。私を速攻で縛り上げたのがその証拠……)


 しかしパープルは心の中で密かに笑みを浮かべた。

 今日はこの訓練後、さらに改良を重ねた制御装置の実験が予定されている。戦闘訓練の組み合わせは同様にパープルVSピンクだ。


(今に見てなさいよ……!!)


 復讐心を胸に滾らせて、パープルはこの時の訓練を耐え続けた。




 そして待ちに待った制御装置ありの戦闘訓練。

 パープルは念力で持ち上げた縄をピンクに巻きつけ、前回以上に厳しい縛り方で動きを封じ込めた。


「んっ、んん~~~!」


 縄を口に噛ませて猿轡にし、降参宣言の機会を奪う。さらに脚も縛り、股に縄を潜らせてより屈辱的な姿勢を取らせることに成功した。



「ほらほら、さっきの威勢はどうしたのよ。こんなことされてもまだ縄抜けしないわけ!?」


 縄抜けなどできないことを知りつつもパープルは煽り文句を並べ立ててピンクを責める。突き出させた臀部に足を乗せ、ピンクの自尊心ごと踏み躙ろうと体重をかける。


「ん……ッ」

「いつもいつも調子に乗ってるからこんな目に遭うのよ! あっはははっ! ざまぁないわね!!」


 明らかに勝負ありだが、感情の変化でピンクが制御装置の封印を破る可能性もあるようなことを職員が話していた。ピンクの降参宣言が無ければ制限時間いっぱいまで観測を続けるつもりのようだ。


「さぁて、何をしてあげようかしら。靴を脱がせてくすぐっちゃう? お尻ペンペンするのもいいわねぇ」

「ん……ぅ……っ」


 身をよじらせて小さな声で呻くピンク。パープルに心を読む超能力は無いが、今挙げた仕打ちに怯えているのだろうということは想像がつく。

 もうこんな機会は何度も無いかもしれない。後悔のないように、そして二度と自分に舐めた態度は取らないように、パープルはあらゆる方法でピンクを責め立てた。

 悲鳴にも似たピンクの声が少し喜んでいるように聞こえた気がした、そんなはずはないので気のせいだろう。

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