SamSuka
野菜α@土日多忙
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シードホース編

ふと自分の体を撫でる風の心地よさに目が醒めた。 見渡すと蝋燭の明かりだけで照らされた暗い部屋にいるようだ。そんなに広くはない。 自分の今の状況を確認する。どうやらどこかの部屋の中央で上から吊り下げられた鎖に腕を拘束されているらしい。 足にも同じように鎖が繋がれている。しかも一糸まとわぬ姿で…。 確か俺はエアロイーグルと共にヴィラン出現の知らせを受けて出動したはず。 「目が醒めたかな、シードホースくん。」 いきなりの呼びかけにハッとする。声のする方に注意を向けると黄色く光る眼がこちらを見つめていた。 ゆっくりと蝋燭に照らされる俺の近くへそいつが近づいてくる。 「なっ、……いったい誰だお前は!」 褐色の肌に赤い兜、顔は見えずあとは腰の前掛けと肩掛け以外全裸の人物が現れた。 「私の名は魔王カルロス。このアジトを指揮する者だ。」 「魔人…新しいヴィランか?何が目的だ!」 目の前のヴィランの親玉を睨みつけ、脅すように声を荒げる。しかしカルロスという人物は臆することなく俺に近づいてくる。 「私はこの世界を平和にしたいんだ、そのためにキミの協力が居る…。スカウトだよ。」 最初は言われた意味が分からなかった。勧誘なら拘束する必要はない、ならこの状況はスカウトではなく… 「誘拐じゃないか、そんなことする奴の言うことは信用できん」 カルロスが目の前に来る。俺の体に触れようと手を伸ばすが、体を揺らして抵抗した。 「気安く触るな!エアロイーグルはどこだ!」 残念とばかりに目を細めて彼は距離をとった。まじまじと鎖につながれ吊るされている俺の全裸を見つめる。 「彼は別の部屋でもてなしているところだ。それよりも……キミのその逸物、有効に使いたいとは思わないか?」 いきなりの提案に俺は面食らった。何を言っているんだ…俺のこの雄を有効に使う?まるで話が見えてこない。 混乱していることを悟られないように怯まず声を上げる。 「何の話を…」 「私たち魔人は快楽という価値観で世界を統一し争いを無くそうとする種族だ。今は性行為の快楽を広めようとしているところだよ。」 にわかには信じられないことを、真面目に説いている。この人物の思想は根本的には善人なのだろうが、ネジが外れ理想だけ掲げているような印象だ。 ある意味ヴィランより厄介かもしれない。おそらく自分自身の何が悪か理解していない。性行為による平和など実現できるはずがない。 「そんなことできるはずがない、お前のやり方は間違っている!」 「そういうと思ったよ。だから私は言葉ではなく体で教えてあげようと思ってね…。おいで。」 カルロスが言うと俺の上下から蔦たちが伸びきた。足と手にしっかりと絡みつき、やがて胴体を目指してゆっくり進んでくる。 マズイと思い体を揺らしながら必死に抵抗するが、蔦が丈夫に伸びてきて進行を止めることはできなかった。 「くそっ!こんなことしてただで済むと思ってるのか!連絡が取れなくなって、今頃俺たちの仲間が捜している!救助が来ればお前らなんかっ」 「そこは安心してほしい。このアジトは時間の流れが外と違っていてね、中は時間が速く進んでいるんだ。キミたちの話でいう浦島太郎みたいなものかな。」 その話を聞いて絶望した。中の時間が速いということは、外の時間の流れはゆっくりになっている。 俺とエアロイーグルが捕まってからどれくらい経ったか分からない。しかしカルロスの落ち着きようだと今、外の時間では俺たちが倒されてそれほど時間が経過していないと予想できる。 「そんなっ……んあっ!!?」 伸びてきた蔦がいつの間にか全身にまとわりつき俺の体を優しく縛った。勃起していない状態でもかなりの質量がある逸物にまで絡みつかれ、不意の快感に思わず悩ましい声を上げてしまった。 「今からキミをたっぷりもてなそう。望めば永遠にこの快楽を味わえる。席を外すが、戻ってきたとき私の思想に賛同してくれたら嬉しいよ。」 「誰がっお前に!んああああ!!」 「もし否定するのであればキミを元の場所に帰すよ。私が戻ってくるまでぜひ楽しんでくれ…」


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