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着ぐるみ配信サイト【ファンフェアチャンネル】 Side Story ~ 水稀 Side ~ 【前編】

※これは、pixivのほうにアップした、《着ぐるみ配信サイト【ファンフェアチャンネル】》の【水稀】視点の作品となります。 そのため、視点の切り替え上、カットされている部分や表現もありますので、本編をご覧になった上で、読んで頂ければ幸いです。 …脚色していたら、本編より長くなっちゃいました… ・・・ 「みなさん、こんばんわ~~~!!今日も【ファンフェアチャンネル】始まるよ~~!!」 そのセリフを封切りに、本日のファンフェアチャンネルが始まった。 ファンフェアチャンネルとは、私たちが配信する【着ぐるみ少女チャンネル】。 独自に創作した、【ファンタジーフェアリー】という二人組みの女の子の、アニメ的魔法少女系のキャラクターの着ぐるみネット配信動画サイトである。 私は【久保 水稀(くぼ みずき)】。 そのファンタジーフェアリーの二人のうちの一人、青いコスチュームに身を包んだ【シズク】の中身をやっている。 画面には、私ともう一人、赤色ベースの着ぐるみが画面に映りこんでいる。 そのキャラクターは【エンカ】。 私の相方であり、この配信サイトの、もう一人の主役である。 そのエンカの中身は、【湊(みなと)】。 普段から私を引っ張ってくれるような性格で、私の親友でもある。 実を言うと、私と湊はキャラクターショー事務所に所属していて、着ぐるみに関しては、普段から仕事でしているのだった。 そして、このチャンネルに登場する着ぐるみ、【エンカ】と【シズク】の衣装については、この配信グループの一員である【真琴(まこと)】のお姉ちゃんが全て手配してくれている。 真琴のお姉ちゃんは、業界に色々繋がっているらしく、着ぐるみの製作など大した話ではないらしい。 ちなみに、真琴は【エンカ】の声を担当している。 真琴は声優学校にも通っているらしく、この仕事もなんなくこなす。 私の役【シズク】の声を担当しているのは【亜矢(あや)】。 亜矢も真琴と一緒に声優学校に通っているため、こちらも信頼出来る。 この二人が声を担当している…。 つまり、この配信サイトでは、あくまで私は着ぐるみのキャラなのだ。 私が話をするのではなく、アテレコ。 言い方を変えれば、亜矢が喋った通りに、私が演技をするという事になる。 そうこのチャンネルは、私たち4人、声担当の真琴、亜弥、そして、中身担当の湊、私で運営しているのだ。 週一回の生配信で、内容はそれ程、大それた物でもない。 録画した【ファンフェアがやってみた】のコーナーの放送、そして、あとはとりとめも無い、【お便りのコーナー】くらいである。 ただ、内容がどうであれ、着ぐるみキャラが配信しているという物珍しさと、声担当と中身が時々ちぐはぐになったりするというシュール感がうけている。 ま…あと…ちょ…ちょっと…エッチな部分もあったりするのだが…。 「はい、皆さんこんばんわ!ファンタジーフェアリーの赤い稲妻【エンカ】で~す!」 真琴の声に合わせて、湊が身振り手振りで演技をする。 「皆さん、こんばんわ。ファンタジーフェアリー…蒼い煌き【シズク】です」 同じく、亜矢の声に合わせて、私が演技をする。 キャラの性格で言うと、エンカが元気系のゴリゴリなタイプ。 そしてシズクが清楚な知的タイプである。 着ぐるみの視界は見やすく出来ていて、周りの状況は掴み易い。 カメラに映っているのは、エンカとシズクのキャラ二人だけだが、私たち中身の視界の中には、カメラを挟んで向こう側にいる真琴と亜矢も見えている。 なので、何となく声だけでなく、亜矢が喋ろうとするのも見えているため、動きやすさもある。 「あれ??エンカ??…エンカって、赤い【稲妻】だったけ??」 「ん…!?それね…ちょっと変えてみたの」 「だ…だよね!前は赤い【閃光】だったよね!」 「そうそう、それがさ…リスナーから【閃光】とシズクの【煌き】がかぶるんじゃないか?って話があって、ちょっと変えてみたの」 「そういう事なのね」 「ん?…って…シズクと被るからって、なんで私が変えなきゃならないの!?シズクのほうでもいいじゃん!!う~ぅ…、絶対…リスナーのシズクびいきだ…くぅぅぅぅ…」 「まあまあ…エンカ、そんな事無いよ。リスナーのみんなは、私たち二人とも応援してくれてるよ」 「ぅ…シズクぅぅぅ」 すると、エンカが私に抱きついてきた。 私はエンカを受け止め、頭に手を乗せる。 「よしよし…い~こ、い~こ。さて、今日もいつものコーナーに行こうよ」 「そ…そうだね」 すると、エンカが私から離れていったので、二人でカメラのほうに向き直した。 「それじゃあ、本日のやってみたのコーナーはこちら!」 【やってみたコーナー】のV振り。 そして、配信画面が、録画された映像に切り替わる。 コーナーの映像が終わるまで、私達はカメラに映らなくなるので、暫らくの休憩。 休憩といっても、マスクは取らずに、出来上がった映像を一緒に楽しんでいるのだ。 このコーナーは、着ぐるみキャラが、いろいろな事に挑戦するというシュールな内容。 そこそこ攻めたもので、近所の公園でのロケから、遊園地ロケまでした事がある。 遊園地ロケに関しては、遊園地側にも説明して許可をもらっての撮影。 駐車場の車の中で完璧に着替え、そこから帰るまではずっと衣装を着っぱなしとなった。 着ぐるみのまま、ジェットコースターに乗ったが、あれは怖かった。 視界がいいとはいえ、もちろん普通の人よりは悪い。 その状態のジェットコースター、中々の怖さだった。 あまりの怖さに、私は泣いてしまい、着ぐるみのキャラだというのに、外に気付かれるくらいの嗚咽を発してしまった。 その他、話題の公園の滑り台、大人が滑ると、途中で一回宙に浮くという滑り台もやってきた。 宙に浮いて着地をする時に、お尻を打って痛かったが、中々面白い絵面が撮れた。 知り合いの家にあるサウナを借りて、サウナ我慢チャレンジ等もしたことがある。 ただでさえ暑い着ぐるみを着ているのに、更にサウナというシュールさ。 肌タイツが全身汗で濡れて大変な事になった。 とまあ…大なり小なり、色々な事に挑戦している。 どちらかというと体を張った系が多い。 そして、本日のやってみたのコーナーが上映された。 自分達がやったチャレンジ的な映像を楽しむ。 映像編集は、私の声優の亜矢がやってくれている。 この亜矢の編集が、私たちのやった事を引き立たせてくれる。 なので、結果は分かっていても、出来上がった映像を見て、自ら笑ってしまう事もあるのだ。 中身目線でこの映像を楽しむというのも、また面白い。 自分が大変だった事や、エンカの反応…湊の素の出てしまう感じとかが楽しみなのだ。 そうこうしている内に、コーナーの映像が終わった。 再びライブカメラのほうに映像が切り替わる。 「今日の【やってみた】どうだった??私としてはかなり頑張った感じなんだけど?」 真琴の声が入り、湊が素早く反応する。 「そうだね…ププッ…エンカの焦ってる所とか、かなり面白かったよね」 すかさず亜矢の返答が入るので、私も合わせて演技する。 「そ…そこ!?私が頑張ったとこじゃなくて…そこなの??」 「ゴメン、ゴメン…。で…でも、焦ってるエンカが可愛くて…」 「んもう!私の頑張りを褒めてよ!!」 「はいはい…よく出来ました!」 「ぷぅ~~~~!!」 このやり取り…声に合わせて私たち中身が動いているのだが、私たちの空気に合わせて、会話を持っていく、声優の二人の実力のなせる技でもある。 まあ…あと、真琴の性格と湊の性格、亜矢と私の性格の相性もばっちりという事もある。 「さて、じゃあ次のコーナーにいこうよ」 「そうだね!次のコーナーはリスナーからの【お便りのコーナー】!!」 すると、画面外から、【黒い】手が伸びてきて、私たちに紙を渡して来た。 この黒い手…これは、声優である亜矢の手である。 何故、【黒い】かと言うと、真琴と亜矢は声をやりながら、こういったスタッフ的な作業もする。 なので、画面に映り込むときに【黒子】的存在になるために、黒い全身タイツに身を包んでいるのだ。 このタイツ、顔まで覆う、完全な全身タイツ。 それを頭の部分を被らずに、前に垂らして、声当てをしている。 そして緊急時には、頭を被って、完全なる黒いタイツの人となって、映像に移り込んだりするのだ。 ホントにこの二人の働きには頭が下がる。 むしろ、着ぐるみの中身だけをやっている私たちの方が、だいぶ楽な気がする。 いや…楽じゃないかな…。 無茶なチャレンジなど、体力的や恥ずかしい事は私たちの仕事なのだから。 そして湊が手渡された紙を読む【振り】をする。 何故、読む振りなのか…。 手渡された紙は、【白紙】の紙、そこには何も書かれていないのだ。 内容は真琴や亜矢の声にて、私達は知ることになる。 つまり、その内容に関しては、彼女たち声の二人に委ねられているという事。 「さあ、今日のお便りは…っと。【まさるのオサル】さんからのお便りです。ファンフェアのお二人、いつも、配信の方、楽しみにしています。シズクは水の精霊が宿っているんですよね」 「ええ、そうですよ」 「そこで、シズクのテーマに合わせた、シズクの姿が見てみたいです。」 「うんうん、どんな衣装かな?」 「出来れば、シズクのスクール水着姿が見たいのですが、お願いできませんか?」 (えぇぇっ!!!?わ…私の…スクール水着!!!!!) 私はそのセリフに驚き、エンカの方を二度見してしまった。 (こ…この流れ…やばいよ…) 「どうシズク?やってみよっか」 (え!?…ちょ…ちょっとそれは…恥ずかしいよぉ…) 私は直ぐに、両手を前に出し、恥ずかしがりながら【拒否】の演技をした。 しかし、私たちは声の二人に主導権を握られているのだ。 「うん、そうだね。水は私のシンボルだし、似合うかもね」 (え!?えぇぇぇぇぇぇ!!!亜矢ぁぁぁぁぁ!!) 私の演技の空気を完全に無視な、亜矢のセリフ。 しかし、そう【声】に言われれば、そうするしかないのだった。 (うぅ…亜矢ぁぁ…この流れは…) 「さすがシズク、私も見てみた~い!っと、おっ…あっ…もう用意してあるんだ」 すると、再び黒い手が伸びてきて、私にスクール水着が渡された。 (も…もう…準備してあるし!!うぅぅ……) 私は【声】の言う通り、そのスクール水着を受け取るしかないのだ。 「準備がいいね…。じゃあ、せっかくだし今日は、シズクの【スクール水着生着替え】を配信しちゃいます!!」 そのセリフに私は、再び二度見をしてまう。 (ななな…何を…言ってるの!!真琴ぉぉぉ!!な…生着替えって!!) 私は動揺し、オロオロとしてしまう。 「な…生着替え…って事は、ここで…だよね」 亜矢が少し怪訝そうな、セリフを入れる。 (そ…そう…亜矢!止めてェェェ!!) 「うん、そう」 その私の思いを全く気にもしない空気の返事をする真琴。 すると、それに答え、亜矢という私の主が私の思いを裏切る。 「うぅ…しょ…しょうがないな~…ちょっと恥ずかしいけど…」 亜矢は【恥ずかしい】とセリフには入れているものの、そのセリフにより、私はこの場で生着替えをするしかなくなるという、追い込むセリフを放ったのだ。 (うぅ…亜矢ぁぁぁぁ!!受け入れちゃってるじゃない!!!!) ふぅ~…っと私は一旦、肩を落とし腹を括る。 (しょうがない…私はキャラクター…声には従わないと!) スーツアクターとしての意識として、私は心を決めてカメラに向き直る。 「それじゃあ、シズクの生着替えタイム…スタート!!」 (は…恥ずかしいけど…やるしかない…) そして私は、スクール水着を持ち、立ち上がった。 まずは腕飾りや足飾りを取っていく。 次にブーツを脱ぐ。 私たちの来ている肌タイツは、手の指先から、足先まで一体になっているものなので、ブーツを脱いでも、中身の人間の脚が露出する事はない。 (さ…先にショーツだよね…) そして私は、スカートの中に手を入れ、見えないように、穿いていたショーツを脱ぐ。 ショーツはスパッツではなく、パンツ型、そしてキャラに合わせた青色になっており、光沢のあるサテン地である。 (うぅ…なんだろ…物凄く恥ずかしい感じがあるな…) 恥ずかしいながらも、そのショーツをゆっくりと降ろし、足から抜き取った。 そして、ショーツが足から外され、残るはワンピースのみとなった。 「私が着替えを手伝っちゃいます…背中のファスナーは私が…」 真琴のセリフが入り、湊が私の後ろ側に回り込み、ファンフェアの衣装であるワンピースの背中のファスナーを下ろしてくれる。 【ジーーーー】 ファスナーを降ろすと、ワンピースがはだけ始める。 ゆっくりとワンピースを下ろし始めた瞬間、私はある事に気が付いた。 (あっ!?そ…そうか…ち…乳首が…) そう、私達二人の中身は、全身を包む肌タイツを、インナーをつけずに裸で着ている。 なので、ワンピースを降ろせば、私の体は肌タイツ一枚のみに包まれた状態。 つまり、私の目に飛び込んできたのは、肌タイツから浮き出た、乳首の突起だったのだ。 普段から、その状態で着ぐるみを着ているのだから、分かっている事ではあったが、通常、その上から衣装を着ているので、うっかりその事実を忘れていたのだ。 (や…やばい…ま…前は向けないよぉ…) 後ろを向いたままモジモジとしていると、真琴のセリフが入った。 「どうしたのシズク??」 「え…えっと…あの…着替え…ここから後ろ向きでもいいかな?」 私の雰囲気ににうまくセリフを合わせてくれる亜矢。 (ナイス!亜矢!さすが相棒!!) 「別にいいよ。ってかむしろその方がいやらしいかも…」 (ふぅ…た…助かった…) 着ぐるみに包まれていて、私という存在は露呈しない。 だから、中身が誰なのかも分かりはしないのだけれども、やはり、自らの乳首が浮き出ているという事実は恥ずかしい。 そして、後ろ向きのまま、私はワンピースを下ろして行った。 背中向きではあるが、肌タイツにマスクだけという状態になる。 全身を肌タイツに包まれているのだから、何も露呈していないのだが、この状態…なんとなく、自らの全裸を曝しているようで、恐ろしく恥ずかしい。 (うぅ…な…なんか…すごい恥ずかしい…は…早く水着を着よう…) 「じゃ…じゃぁ…着るね…」 亜矢の声もそう言ってくれたので、私は受け取っていたスクール水着を足から通し始めた。 水着をゆっくりと引き上げ、お尻の部分まで上げた。 腰まで履いたスクール水着、上半身は曝されたままで、前側に垂れ下がる。 そして、私はお尻の所に両手を回し、お尻のラインの所を整え始めた。 肌タイツで覆われた肌とはいえ、お尻を包む水着のラインは気になる。 というか、普段、生の私としてやっている事なので、自然とやってしまうのだが…。 何やら、エンカの視線が刺さるように向けられている気がする。 (気…気のせいかな…何か…感じる…) そして、お尻のラインが整ったので、私は前に垂れ下がる、水着に手をかけ、上半身を着始めた。 (腕を通して…っと…) 両手を水着に通し、これで完成となった。 (よし…出来た…。…!?んっ…あっ!?そそそ…そんな…!!) 胸の付近を調整しようと、向けた目線の先に、まずいものを発見したのだ。 (ど…どうしよ…こ…この水着…パッドがない…。ち…乳首が…乳首が…うぅぅ…) 渡された水着の胸の部分に、パッドが入っていないのだ。 それ故、私の乳首はズクール水着の上からでも、はっきりと主張してしまっている。 私はどうしていいか分からず、体が固まってしまう。 「さあ、シズク、前を向いてみんなに、水着姿を披露してよ!」 真琴に催促されるも、この状況をどうしていいか分からず、モジモジとしてしまう。 すると、その様子に合わせ、亜矢もアドリブで声を入れる。 「えっと…そ…その…」 「ええい!!モジモジしてないで、早く前を向きなさい!!」 真琴の声がそう言うと、私の肩に手が伸びてきた。 エンカの手である。 その手は私の肩を掴み、無理矢理、私の体を前に向かせたのだ。 (あぁっ!!だ…ダメ!!) その手により、無理矢理、前を向かされた私は、咄嗟に両手を前で組むようにし、胸の突起を隠した。 (うぅ…恥ずかしい…よぉ…) ただでさえ、スクール水着姿をネット上に曝しているのだ。 それだけでも充分恥ずかしい。 着ぐるみに包まれて、全てを隠されているとしても、やはり、恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。 それに加えて、この両手を外してしまえば、そこには浮き出た乳首まで曝す事になる。 (うぅ…この水着…真琴達の仕業だな…もうっ!!) 恥ずかしがっている私を他所に、再び声の主達のセリフが入り始める。 「シズク~~~。そんなに胸を隠さなくたっていいじゃん」 「え…で…でも…恥ずかしいよぉ…」 「そうなの??胸を隠してもしょうがないでしょ」 「なんで???」 「だって、そこははっきり分かっちゃってるしさ…」 その声に合わせ、エンカが私の下半身を指差した。 (え!?) その指先の向いた先、自分の股に目線を落とした。 (なっ!?あぁぁぁ!!いやぁぁぁっ!!) 私は咄嗟に片手を自らの陰部へと、サッと動かした。 そう…そこには陰部のワレメが浮き彫りになってしまっていたのである。 決して私もはっきりしているはないが、体にピッタリくる肌タイツとスクール水着では、そのワレメが浮き出てしまうのだ。 両手で隠していた乳首隠しを緩め、なんとか片手で隠す。 そして、もう片方の手で、ワレメを隠す。 (いやぁぁぁ…恥ずかしい…恥ずかしすぎる!!) 「うぅ~~!!エンカの意地悪!!」 「なによ!意地悪って…教えてあげたんだよ、私は!」 言われなければ気が付いていなかったかもしれないが、それは知らぬ間にワレメをネットに曝す事になる。 しかし、言われた事によって、より意識をしてしまい、更に恥ずかしさが込み上げてくる。 「さてさて、私を意地悪扱いする悪い子にはお仕置きをしないとね…」 変わらない表情の着ぐるみマスクのはずなのに、エンカからは恐ろしい表情が感じられた。 「ひぃぃぃっ!!」 (ひぃぃぃっ!!) 亜矢のセリフと私の心が一致する…湊と真琴の恐ろしさに…。 するとエンカは私に向かって飛び掛り、すぐに私の背後をとった。 後ろから抱きつくようになったエンカは、左手で私の胸を隠す手を捕まえ、その手を胸から引き離す。 それにより、私の乳首は無防備に曝された。 そして、間髪をおかず、エンカはもう片方の手で、私の胸を捉えて来たのだ。 その手が私の胸を優しく擦る。 「んっ…」 私は着ぐるみの中身。 声は出してはいけない。 しかし、私の我慢と意志とは関係なく、ちっさく喘ぎ声が漏れてしまった。 「うぅ…いやぁぁ…は…恥ずかしいぃ…」 亜矢の艶めいた声が、いやらしさを煽る。 (ちょ…ちょっと…湊…やめて…!) 喋る事の出来ない私は、イヤイヤとマスクを横に振る。 しかし、私が嫌がるのにも関わらず、エンカの勢いは止まらない。 後ろから抱きつきながら、エンカは私の胸を揉み始める。 もう片方の手で止めたいのだが、その手を外せば、ワレメが露呈されてしまう。 私にその責めを止める術は無いのだ。 (んんぅっ…あぁ…やめ…て…んぅっ…) 体がビクンビクンと反応してしまう。 湊の肌タイツに包まれた手に、表現が出来ないような感覚が感じられる。 私の胸を包むスクール水着のスベスベ感が、湊の手により私に伝えられるのだ。 手を覆う肌タイツとスクール水着が擦れることで、触られている側なのに、その感触が私に伝わる。 その感触に私は恐ろしい程に感じてしまっているのだ。 (んうっ…ぁ…こんな…こんなに…んぁっ…うぅ…) 「柔らかくて気持ちいいな…ほら、シズク…この突起が、もっとはっきりしてきたよ」 胸を揉まれる事で、感じてしまい乳首が更に起って来た事を、敢えて口にする真琴。 (うぅ…そんな事…言わないでぇ…んあっ!) そして、そのセリフの終わりに湊は、その乳首にそっと指を触れた。 「んっ!!」 思わず小さな喘ぎ声が漏れてしまった。 キャラクターの中身なので、声を出さないように我慢していたが、その責めに声がこぼれてしまったのである。 「あぅっ…ちょ…ちょっとエンカ…やめてよぉぉぉ」 亜矢も声当てにノリノリになってきた。 演技とはいえ、声が艶っぽい。 本当に私の心の声を表に出しているかのように。 そして、湊の手は私の乳首を捕らえながら、胸を揉みしだく。 (あぅぅ…ダメェェェ!!んぁっ…そんな…あぅっ!!やめ…やめてぇぇ!!) 必死にイヤイヤとマスクを振り、抵抗する素振りを見せる。 しかし、私はファンフェアの主役…カメラから外れる訳にはいかない。 亜矢の声がそう言わない限り、私はされるがままにされるしかない。 しかし、逃げ出さないのはそれだけではない。 頭の中では、嫌がっているが、その快感を体が受け入れてるという面もあるのだった。 決して、頭では受け入れていない…。 しかし、そこから必死に逃げようとしていない。 それは私の意識の外で、体の方がその快感を受け入れているに他ならないのだった。 湊の手の動きが次第に激しさを増す。 それにつられて、私の体の反応も大きくなっていった。 「ちょ…エ…エンカ…ダメ…ダメェェ…」 「そんな事言って…気持ちいいんでしょ?」 「そ…そんな…こと…ぁっ…」 (んあぁぁぁっ!!いいぃ…いやぁ!んうっ…ムリィィィ!!) 襲い来る快感に、呼吸が荒くなる。 そして、私の頭を覆う着ぐるみのマスクが、私の荒立つ呼吸を阻害する。 快感に耐えながら、肩で大きく呼吸をし始めた。 「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」 すると、湊は私の片手を押さえていた左手を離し、両手を私の胸に持ってきた。 そして湊の両手が私の胸を捉える。 (んうぅぅぅっ!!!そんな…ダメェェ!!あうっ!!んあぁぁぁぁ!!) 片手を自由にされたのだが、もう既に私の手は、湊の手に抵抗する気力は尽きていた。 湊の両手が私の胸を揉みしだく。 確かに私は胸が弱い、それに加えて湊が私のポイントを知り尽くし過ぎているのだ。 「あぅっ!!いやぁぁ!!ダメェェェ!!」 「んぅ…可愛いよ…シズク」 (あぅぅぅっ!!!ダメェェ!!あぅんっ!!も…もう…ムリィィィィィ!!イっちゃうぅぅぅぅぅ!!!!!!) 「んぅっ!!」 私はその湊の責めで、絶頂を迎えてしまった。 しかも、不覚にも、イってしまう時に声が漏れてしまう。 体が一瞬、ビクッという反応を見せ、そのまま、床にへたり込んでしまった。 大きな絶頂ではないが、一気に足腰に力が入らなくなり、崩れ落ちたのだ。 (ぁ…ぅ…ぅ…) スクール水着姿をネットに曝されているという辱めも、そして、責められる事により、さらに浮き立つ私の乳首を曝される事も、私を追い込む要因…。 そして、まさか、こんなにスクール水着の上から責められる感触が脅威だとは思ってもみなかった。 不覚にも私は、この配信で初めての事であるが、絶頂する様をネットに流されたのだ。 「はぁっ…はぁっ…はぁっ…はぁ…はぁ…」 絶頂を迎えさせられた事で、さらに呼吸が早くなる。 私は力の入らない体で、エンカのほうに目線を向けた。 すると、真琴の声が入ると同時にエンカがカメラの方に向き直した。 「さあ…シズクのスクール水着姿は楽しめたかな??ファンフェアチャンネル!また来週も見てね~~!!ほら、シズクも手を振って!!」 体の力が入らない私は、なんとか体を起こし、カメラに向かって手を振った。 「ま…またね…」 「それじゃ、また来週!!次は何が起こるかな?またワクワクしちゃおうね!じゃぁね~~~~~!!」 そして、今回のファンフェアチャンネルは終了した 「はい!オッケー」 真琴の終了の合図が聞こえた。 私は足に力が入らず立ち上がれない。 「み・ず・き~~~~。イッちゃったの??」 配信が終わったため声を出しても問題なくなった湊が、マスクの中から自らの声で私に絡んできた。 「はぁ…はぁ…はぁ…も…もう…湊…な…なにするのよ~~~」 同じく私も自らの声で反論する。 「だって…水稀のスクール水着姿、めちゃ可愛いんだもん!」 「だ…だからって、あんなにやる事ないでしょ!」 「でも…気持ちよかったでしょ??」 「ぅ…それは…そ…」 反論はあるものの、核心を突かれて言葉が詰まる。 「でしょ!!じゃあいいじゃない。で、撮影は終わった事だし、引き続き…」 すると、湊がじわりじわりと私に近づいて来た。 「え!?…ちょ…ちょっと…待って…」 (…い…嫌な予感が…) 「いっただきま~~~す!!!」 「いやぁぁぁぁぁ!!!」 「こらこら、私も混ぜろ」 すかさず割り込んでくる真琴。 「私も私も…」 もちろん、亜矢も…。 二人とも全身タイツを顔まで被り、黒いのっぺらぼうとなり参戦する。 そして着ぐるみ二人とゼンタイの二人が、やりたい放題の時間が始まったのだった。 (あぁぁぁ!!!むりぃぃぃぃぃ!!!) こうして、今週の配信日が終わっていった。

着ぐるみ配信サイト【ファンフェアチャンネル】 Side Story  ~ 水稀 Side ~ 【前編】

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