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現実と空想の狭間の裏側 Side Story ~ 美琴 Side ~ 【仕事内容編】

※本作品はPixivに投稿した【現実と空想の狭間の裏側】のサイドストーリーとなります。 本編の方を読んでいただいた事を前提でかいてありますので、説明が省かれている部分がありますのでご了承ください。 ・・・ 「さて…今日も頑張ろ…」 私の目の前には【ゴブリン】がいる。 もちろん本物のゴブリンであるはずは無い。 ゴブリンは空想上の生物であり、現実には存在しない。 更に言うなら、目の前にいるのは、【ゴブリン】ではなく【ゴブリンの抜け殻】。 そう…そのゴブリンの抜け殻は、今から私が着る【着ぐるみ】なのだ。 私の名前は、【美琴(みこと)】。 この【ラクレアード】という体験型アトラクションで働いている。 そして、私はそのラクレアードの中で、敵役としてゴブリンになっているのだった。 何故、私のような女の子がゴブリンの中身をしているのか…? それは、このラクレアードは、期間限定で開催され、その間、この敵役の着ぐるみの中身をこなせば、私に必要な金額の報酬を貰えるという契約だからだ。 そして、私と同じように集まった女性が、私を入れて5人いる。 それぞれが、様々な理由でお金を必要とし、それを手に入れようとしているのだ。 そんな必要な額のお金を何故もらえるのか?? 詳しい所はよく分からないが、全てはここのオーナーの意向らしい。 しかし、こちらの望む額をくれるとは、なかなか変わったオーナーである。 もちろん限度はあるようで、最初の面接時に金額の話はしている。 オーナーが変わっているといえば、私と同じ境遇の人間が、全員女性というところもだ。 通常、着ぐるみの中身などという過酷な仕事なら、男性が考えられるが、選ばれたのは皆女性。 私が思うに、ここのオーナーは、女性が過酷な状況に陥っているのを楽しんでいるようだ。 まあ、オーナーがどうであれ、私はこの仕事を最後までこなすしかない。 私の夢のために…。 必要な資金を調達し、私の夢を叶えるのだ。 そのため、期間中、死に物狂いで、やり遂げるしかない。 そして、今日も、この過酷な仕事に立ち向かう。 【ゴブリン】になるのだ。 この着替え部屋には、私を含めて5人の女性がいる。 アテンド役の一人を除いて、4人は着ぐるみを着る。 一人はリディアという名の女神官、そして残りの3人はゴブリンだ。 配役は昨日の得点により決定する。 今日の私はゴブリン。 他の皆の名前はお互い知ってはいるが、この着替え部屋で会話はあまりない。 お互いが、今日一日を乗り切るのに必死なのが分かっているから。 着替えの手伝いはすれども、気楽な会話などはないのだ。 そして、私は専用のゴブリンスーツを前にした。 配役は日ごとで変わるものの、ゴブリンの着ぐるみは皆、専用のものを与えられている。 着ぐるみの体が、自らの体のサイズにぴったりに作られているため、各々の専用となっているのだ。 実は、このボディを作成するために、全身の型取りをしたのだった。 (ふぅぅ…着替えよ…) まずは着ている洋服を全て脱ぎ、全裸になる。 最初は皆の前で全裸になるのは恥ずかしかったが、もう今では慣れてしまい、躊躇なく全裸になれる。 そして、私はいつも通り、用意された【道具】を手に取った。 その道具とは…ローター。 もちろん、これは自らの陰部へと挿入するもの。 私たちは契約として、ゴブリンの着ぐるみを着ている間、これを陰部に挿入しておかないといけないのだ。 最初はそれを挿れるのに抵抗があったものの、毎日のようにやっていれば全裸と同様、慣れるものだ。 私はローションを自らの陰部へと塗り込み、そのローターをそこに押し付けた。 そして、その道具を一気に自らの陰部へと押し込む。 【ズブッ】 「んぅっ…」 やはり、押し込む瞬間は少し声が漏れてしまう。 周りに他人がいるのだが、5人中3人は同じ事をしているのだから、恥ずかしさも何もない。 更に言えば、日によっては、今日のアテンドとリディアの子もやっているのだから、お互い見慣れたものだ。 (…よし…入った…) この陰部へと道具を挿入すると、やはりそこに違和感は残る。 こればかりは慣れでは片付けられないところもある。 そして、ゴブリンスーツの前に全身タイツを着こむ。 目の部分だけ開いた黒い全身タイツ。 そのタイツからはコードが伸びている。 このコード、それは全身タイツの内部に仕込まれた電極に繋がっているのだ。 その電極とは、お腹の部分、背中、そして胸の先…乳首の部分に仕込まれている。 どういう仕組みかは分からないが、全身タイツを着こみ、ファスナーを締めると、その電極が私の体へと張り付いてくるのだ。 その全身タイツに体を包み込ませ、背中をぱっくりと開けた状態となる。 すると、何も言わなくても、手の空いた誰かが、スッと背中のファスナーを締めてくれる。 【ジーーーー】 「ありがと」 一応、会話はないものの、手伝ってくれた事にお礼はする。 そして、この全身タイツを着こんだ時点で、私の表に出る部分は目だけとなる。 つまり、もう既に私が誰か、ほぼ分からなくなったという事。 (んぅ…) ファスナーが締められると全身タイツに仕込まれた、電極が体に張り付いてきた。 乳首の部分は、疑問に思うくらい、的確に私の乳首を捉えてくる。 その張り付き具合に、少し感じてしまい、声が出そうになる。 そして、次にゴブリンのマスク。 ファスナーによって開かれた後頭部から、自らの頭を入れ、ゴブリンのマスクを被っていく。 (ん…よし…これで…大丈夫…) 目と鼻、口の位置をしっかりと合わせる。 そして、後頭部のファスナーを締める。 【ジーーーー】 ファスナーを締めると、ゴブリンのマスクは私の顔にフィットし、その隙間を無くす。 マスク内に余裕な空間など無い。 ぴったりとフィットしているが故、私の頭部への追従性はかなり高い。 私が動かした通りに頭が動くのだ。 なので、ファスナーを締めれば、私の頭がゴブリンになったと言っても過言はない。 そして、後頭部のマジックテープを止め、ファスナーを隠す。 マスクから下に垂れ下がる首の部分は、私の胸元まで達する程長く出来ている。 その下部分には、脇に通すゴムがついており、そのゴムで首の部分が外に出ない造りになっている。 ここがこの着ぐるみのポイントなのだ。 この首の部分をボディの着ぐるみが覆うようになっている。 そのため、ボディより先にマスクを被らないといけないのだ。 つまり、ボディを脱がない限り、このマスクを外すことは出来ない。 ボディは他人にしかファスナーを降ろすことが出来ないため、どれだけマスクを外したかったとしても、自らマスクを脱ぐことは出来ないのだ。 そしてマスクが完了すると、後はボディである。 私のために作られた、ゴブリンスーツ。 手先や足先まで一体成形となっており、これを着る事で、一気に全てを包み込まれる。 少し厚手のゴムのような素材で出来ているのだが、その柔軟性は凄く、着るのもそれ程苦労しないし、着た後の動きもそれ程制限されない。 何の素材で出来ているのかは分からないが、とにかくお金が掛かっているのは分かる。 そして、私はそのゴブリンスーツに手足を通していった。 中に着替え用のローションを塗ってあるので、するりと手足が滑り込んでいく。 あっという間に私の体はゴブリンスーツに潜り込んだ。 すると全身タイツと同様に、誰かが背中側から手伝ってくれる。 【カチッ】 全身タイツから伸びたコードを、ゴブリンスーツの方へと接続する。 ゴブリンスーツのほうに高性能バッテリーがついており、そこに繋がるのだ。 【ジーーーーー】 そして背中のファスナーが締められていった。 「ありがと」 私はマスクの中からくぐもった声でお礼を言った。 背中のファスナーが締められ、ゴブリンスーツが私の全身を軽く締め付けるような感覚が訪れる。 このゴブリンスーツの伸縮性と全身タイツにより、どれだけ動いても陰部に仕込まれたローターが外に出る事が無くなるのだ。 (んぅ…ぅ……) この全身を締め付けるような感覚…。 この感覚を感じると、私は毎日、自らがゴブリンスーツに閉じ込められたという事を実感する。 そして、私が私でなくなった瞬間でもある。 そのファスナーにより外界と遮断された瞬間、【美琴】という存在は消え去り、そこにいるのは【ゴブリン】という事になる。 そう、ここからは、私はゴブリン…人ではない…。 マスクから垂れ下がる首の部分は、一体成型のボディの中へと覆いこまれている。 つまり、私の汗は頭から出たものですら、体の方へと垂れ下がり、外へと出る事はない。 本当に私は外界から遮断されたのだ。 もちろん、呼吸口は確保されているので、口と鼻は外と繋がっているのだが、この全身を覆う閉塞感は物凄いものだ。 そして、出来上がった裸のゴブリンに服を着させる。 服と言ってもぼろきれのようなものに頭を通し、腰をベルトで閉めるだけのもの。 ゴブリンスーツがそれ程分厚い訳ではないので、私たちの本物の胸のシルエットを隠したり、体型をぼかすためのものだ。 それを着用し、私はゴブリンとして完成を迎えた。 そして、周りを見渡すと、そこにはもう2匹のゴブリンと女神官リディアも出来上がっていた。 すると、本日のアテンドの【沙耶(さや)】が言った。 「さて、今日も始まるよ。気合入れて行こう」 その言葉に皆が無言で頷いた。 本日はアテンドの沙耶、しかし明日はゴブリンになる。 今日は着ぐるみでは無いが、もちろん、私たちに今から訪れる過酷な状況を彼女も知っている。 なので、その言葉には重みがあるのだった。 (よし…頑張ろう…) そして私達は着替え部屋から、ステージの控室へと出ていくのだった。 【ガチャ】 そして、今日も私たちの戦いがここから始まる。 第一ステージは、小道具は短剣のみ。 短剣といっても、実際には柄と鍔だけの偽物の剣である。 VRゴーグルを付けたお客には、映像で剣が映し出されているが、実際に刀身は無い。 お客を傷つけないための仕様なのだ。 その短剣を持ち、体の動き、ゴブリンの演技を確認する。 演技といっても、ここまで慣れてくると、アトラクションが始まると意識しなくても、ゴブリンらしい動きになるのだが、今はまだ始まる前なので、一応の確認だ。 こうして役に成りきろうとしていると、少し懐かしさを覚える。 何故、懐かしいかと言えば、実は、私はキャラクターショーでスーツアクターをしていたからなのだ。 高校生のころから、そこそこの年月、その世界に身を投じて来た。 そして、夢を叶えるために事務所を辞め、このアトラクションに志願したのだった。 魔法少女や戦隊ものをやっていた私が、今はゴブリン…。 まさか、最後にゴブリンになるとは当時は想像もしていなかった。 しかし、与えられた役を完璧にこなすのがスーツアクターというもの。 今は、出来る限りゴブリンに成りきるのが私のプライドでもあるのだ。 (そう…私はゴブリン…) そうして暫く待っていると、アナウンスが流れた。 【さあ、今日も一日、しっかりとやっていきましょう。それじゃあ一組目のお客を迎えるわよ】 このアトラクションの責任者である【秋山(あきやま)さん】の声だ。 この声を聞き、リディアは、お客を迎える部屋へ、そして、私たちゴブリンは、第一ステージの部屋へと移動していった。 そして、話が進行していき、お客の姿を私の目が捉えた。 (来た…) 私は、草むらの陰に身を潜ませ、お客の訪れを待つ。 他の2匹のゴブリンも同じように、物陰に隠れ、機を伺う。 なるべく、近くまで来た所で、飛び出ててお客の前に姿を現すのだ。 そうする事で、インパクトを与え、【敵が出た】感を演出する。 「ふぅ……ふぅ……ふぅ……」 なるべく呼吸音を立てない様にしながら相手が近づいてくるのを待つ。 そして、お客達がリディアに誘導され、所定の位置へと辿り着いた。 (よし!行こう!!) 【ガサガサッ!!】 私は草むらから飛び出し、お客の前へと姿を現した。 それと同時に、もう2匹のゴブリンもそこへと現れる。 「うをっ!!すげぇ!!」 私たちの姿を見て、驚きの声を上げるお客達。 【皆様、ゴブリンが現れましたわ!この辺りの魔物は相当な力を持っています、油断は禁物です!】 リディアの声の音声が流れる。 もちろんお客に同行するリディアは着ぐるみなのだから、中身の彼女が喋っているのではなく、スピーカーから流れる音声だ。 それに合わせて、リディアの中身の子が演技をしている。 【グギギギギ】 【来ます!】 ゴブリンの声が入った。 それを合図として、私たちはお客に襲いかかるのである。 (いこう!!) ここからは真剣勝負である。 第一、第二ステージでは、決してお客が死なないようにライフゲージが設定されている。 しかし、ダメージは与えられる。 真剣勝負とは、お客との真剣勝負でもあり、ゴブリン同士の真剣勝負でもあるのだ。 なぜ、ゴブリン同士でも勝負なのか…。 それは、お客に与えたダメージがポイント制になっており、そのポイントによって、この回の第三ステージの役割が決まる。 更には、一日のトータルポイントで、明日の配役が決まるからなのだ。 圧倒的に、アテンドとリディアがゴブリンよりも楽。 つまり、翌日のその枠を勝ち取れるか否かで、明日が大きく変わるのだ。 だから、私たちはお互いを攻撃などする争いではないが、ポイントを多くとる争いをしているのだ。 私はお客との距離感を詰め、剣をひと振りした。 (よしっ!!) 実際に刀身がないため、当たり判定になったかどうかは、私たちに確信は持てない。 しかし、経験上、今ぐらいの距離まで入れられれば、当たっていると思われた。 そして、攻撃をしたら、直ぐにその距離を取る。 長く生き残れた方が、ポイントが稼げる。 第一ステージのゴブリンはスピード型の設定なので、なるべく早く動き、お客の攻撃をかわすのがコツである。 しかし、全てをかわせる訳ではない。 少し距離をとるのが遅れ、お客の剣が私の体を捉えた。 【バシッ】 (いたっ!!!) お客の剣が私の腕を捉え、腕に痛みが走る。 その剣は実際には、スポーツチャンバラなどで使われるような、柔らかい素材で出来た棒。 しかし、柔らかいとは言え、お客が全力でそれを振りぬくのだから、当たればそれなりの痛みがある。 しかし、私たちに与えらえる痛みはそれだけではないのだ。 【ビリビリビリッ!!】 (うぅぅっ!!) お客の剣撃を受けてすぐに、背中に張り付いた電極から電気が流れて来た。 私はその背中へ流された電気で、一瞬体をビクンと逸らせてしまう。 (い…痛い…よぉ…) そう、お客の攻撃をくらうと、それに呼応して、体に電撃が流れる仕組みになっているのだ。 お腹、背中、そして乳首に張り付いた電極。 攻撃をくらった際に、ランダムでこのどこかに電流が加えられるのだ。 つまり、私たちは、お客に攻撃をくらうたびに、叩かれる痛みと電気による痛みを与えられるのだ。 それ故、避けるほうも必死になるのだ。 しかし、その痛みから逃げるために、お客に近寄らない訳にはいかない。 このステージが終わるには、私たちゴブリンが倒されなければならないのだ。 私たちのライフゲージの量は決まっている。 つまり、なんにせよ、このステージ内で受ける痛みの回数は決まっているのだ。 ただ、それが早いか遅いか、遅ければ長く生き残っているという事になるから、お客にダメージを与えるチャンスが増えるというだけ。 その痛みに耐えながら、必死にポイントを稼ぐしかないのである。 そして、私は再び、お客に襲いかかる。 私の剣がお客を捉える。 (よしっ!入った!!) そして、すぐさまお客との距離を取る。 そして、再び襲いかかる。 【バシッ!!】 (いたっ!!) 距離感を間違え、お客の剣撃をくらってしまった。 【ビリビリビリ】 (んうぅぅぅぅぅぅ!!!) 今回の電撃が、私の乳首を襲った。 お腹と背中とは、また違った感覚が走る。 それは、単なる痛さではない…。 痛さと共に訪れる感覚…それは【快感】。 私は、この乳首への電撃に、感じてしまっているのだ。 (んうぅ…乳首は…乳首は…) その電気の刺激に痛みと共に、快感を感じてしまった私は、体の動きを完全に止めてしまった。 その瞬間である。 【バシッ!!】 (んあぁぁっ!!) 【ビリビリビリ】 (あうぅぅ!!) 体の動きを止めた私は、お客の恰好の獲物。 お客の剣が連続して私の体を捉えたのだった。 そして、それと共に、与えられる腹部への電撃。 私はその電撃に耐えられず、ゴロゴロと転がりながら、お客との距離をとった。 (んあっ…う…痛い…痛い…よぉ…) そして、すぐに起き上がり、お客の方に目を向けた。 すると、もう構えて、こちらに襲いかかろうとするお客の姿があった。 (よ…避けなきゃ!!) 私は直ぐに後方に飛び下がり、お客との距離を取った。 こうして、私達は、お客の打撃の痛みと電撃…そして私に至っては快感という刺激とも戦いながら、ポイントを稼いでいくのだった。 そうして暫く戦いが続く。 だんだんと削られていくライフゲージ。 「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」 動き続けているため、呼吸も荒くなる。 加えて、私たちはゴブリンのマスクを被っているため、やはり呼吸はしにくい。 この激しい運動のさなか、私はその制限のされた呼吸口から、可能な限りの酸素を取り入れる。 かなり息も上がって来た時だった。 女神官リディアの声の音声が鳴り響いた。 【行きますよ、ディスレクトマージ!!】 これは、女神官の使う、ゴブリンの動きを遅くする魔法。 私たちのライフゲージが減ってくると使用される流れ。 そして、この魔法こそが、私たちにとっては悪魔の魔法なのだ。 【ブウウウウゥゥン!!】 (んあぁぁぁぁぁぁぁ!!!だめぇぇぇぇ!!!うごかないでぇぇぇ!!) 自らが陰部へと挿入したローターが振動をしながら、内部で暴れ始めたのだった。 ずっと携えてきた陰部の違和感が、ついに牙を向いて私たちに襲いかかる。 ディスレクトマージは、このローターを動かす合図。 体の内部から襲い来るこの刺激。 一気に足腰の力が持っていかれる。 (んあぁぁぁ!!だめぇぇぇぇぇ!!) その刺激に足がガクガクと震え、力が入らなくなり、その場にへたりこんでしまった。 「うをぉぉぉ!!」 そして、それを絶好のチャンスと一気に襲いかかるお客。 成すすべもない私は、もうやられ放題となる。 ここからは公開リンチのようなものだ。 【バシッ!】 (痛いっ!!!) 【ビリビリビリ!!】 (んあぁぁぁ!!!) 【バシッ!!バシッ!!バシッ!!】 (痛いっ!!痛いっ!!痛いっ!!痛いよぉぉぉっ!!) 【ビリビリビリ!!】 (あぅううううっ!!) 体を襲うお客の打撃。 そしてそれを追うように、与えられる電撃。 私の動きを封じる、陰部への快感。 それらが怒涛のように私に襲いかかるのだ。 かろうじて攻撃をくらいながらも反撃をするも、一気にライフゲージは削られていく。 (んあぁぁぁ!!痛いぃぃ!!もうだめぇぇぇぇ!!!) そして、その怒涛の刺激により、私のライフゲージか完全にゼロとなった。 【ビリビリビリ】 【グギャァァァ!】 (いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!) 体に貼り付けられた、三か所の電撃が一斉に私の体を襲った。 その刺激に、私は大きく体を仰け反らせた。 それは演技ではない…本当のリアクション。 同時に訪れるその痛みは、本当に体を仰け反らせるような激しいものなのだ。 そして、この痛みは、私のライフゲージがゼロになった合図である。 (う…あ…ぅぅぅ……) 【ドサッ】 私はそのまま、地面へと倒れ込んだ。 「よっしゃぁぁぁぁ!!」 私を倒したお客が歓喜の声を上げている。 その横で、転がったまま動かない私。 いや動かないのではない…動かす気力がないというのが正しい。 「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」 寝転がったまま、激しく呼吸をする。 着ぐるみのマスクを被ったまま、激しい運動をした後。 さらには、一気に体中に刺激を与えられ、陰部にまで責められていたのだ。 呼吸が荒くならない訳がない。 やられたはずのゴブリンではあるが、横たわりながら、体を大きく上下させ、必死に呼吸をしている。 しかし、ゴーグルをしているお客にはその様子は読み取れないだろう。 (く…苦しい…苦しい…はぁ…はぁ…はぁ…) 未だ続く苦しさ…。 お客が去っていくまで、この体勢のまま呼吸を整えるのだ。 倒されて屍になったのだから動いてはならない。 しかし実際には、この乱れた呼吸を整えるのに必死で、動く気力もないというのが本音だった。 そして、お客はこのステージをクリアし、次の部屋へと進んでいった。 【ピピピピ!!】 お客が次の部屋へと進んでいったという合図の音が鳴り響いた。 (う…お客が…進んだ…早く…立ち上がらなきゃ…) その音を確認した私は、寝転がっていた体を起き上がらせた。 「はぁ…はぁ…はぁ…」 乱れに乱れていた呼吸も、ようやく少し落ち着きを取り戻し始める。 未だに肩で大きく呼吸をしているものの、立てない訳ではない所までは辿り着いた。 (よし…次の準備に入らなきゃ…) そして、私はゆっくりと立ち上がり、再び準備室の方へと向かっていくのだった。 【ガチャ】 準備室へ入ると、既に本日のアテンドの沙耶が次の準備をして待っていた。 「はぁ…はぁ…はぁ…」 (早く…早く…次のステージの…準備をしないと…) 呼吸はまだ完全に戻ってはおらず、肩で大きく息をしている。 しかし、時間は待ってくれない。 すぐに第二ステージに出ていく準備をしなければならないのだ。 すると、甲冑を持った沙耶が近づいて来た。 私は速やかに両手を広げ、沙耶に甲冑を付けてもらう。 これから私たちは、【ゴブリン】から【ゴブリンウォーリアー】に変わらなければならない。 そして、また先程やられたゴブリンとは別のモンスターとして、ステージに向かわなければならないのだ。 時間内に、三人のゴブリンが準備を終えなければならないので、躊躇している暇はない。 「はい、オッケーよ」 甲冑を沙耶に付けられた私は、第二ステージの小道具である兜を手に取り、自ら頭に被せた。 そして、武器であるロングソード…もちろんこれも刀身は存在しない。 それに今度は盾もあるので、その二つを手に取り、準備を完了した。 (よ…よし…準備出来た…) まだ完全に呼吸が元通りになってはいないので、準備ができ次第、呼吸を整えるようにおとなしくして、次の合図を待った。 他の二人の準備も終わり、第二ステージの扉の前に揃うと、その扉が開いた。 (が…がんばら…なきゃ…) そして、私達三人は、再びお客との戦いに向かうのだった。 第二ステージも、第一ステージと同じ流れで繰り広げられる。 違いは、スピード型のゴブリンを演じるか、パワー型のゴブリンを演じるかという点だけ。 同じように攻撃を受け、電撃をくらい、それに必死に耐えていると、ディスレクトマージにより、陰部を責められ、止めを刺される。 第二ステージでの戦いが幕を開け、再び私たちの戦いが繰り広げられた。 そして、第二ステージが終了する…。 終わった頃には、私たちの体もだいぶ消耗していた。 第二ステージが終わり、再び準備室へと戻ってきた。 戻ってくるなり、一番に確認することがある。 それは、ポイントのゲージ。 第一ステージと第二ステージのポイントで、第三ステージの役が決まる。 三つのうちのどれを取れるかは、かなりの差のため、部屋に入り次第、すぐに確認するのだった。 私は、ポイントのゲージを表示されたモニターに目を向けた。 すると私の名前のあるゲージは、一人のゴブリンに負けていた。 (二…二位…) 第三ステージの役回りは、一位はゴブリンシャーマン、二位はオーガ、そして三位がノーマルゴブリンなのだ。 (オ…オーガ…か…) 三位のノーマルゴブリンよりはましだが、かなり過酷なオーガ。 しかし、ポイントによって決められた役は決定事項…従う他ない。 (と…とにかく頑張ろう…) 私は盾と剣を置き、被っていた兜を脱ぎ去った。 すると、すぐにアテンドの沙耶が、甲冑を外してくれた。 もとのただのゴブリンへと戻ったのである。 そして、私は向こうに置かれたオーガの着ぐるみの所へと向かった。 私の目の前には、背中をぱっくりと大きく開いたオーガの着ぐるみがある。 今から、この大きな背中の割れ目が、私を飲み込んでいくのだ。 【ゴクッ…】 少し、これを着るのには覚悟が必要だ。 このオーガの着ぐるみ…かなり分厚くできていて、完全にファスナーを閉められると、恐ろしい程の暑さに見舞われる。 そして、私達は一日中、ゴブリンの着ぐるみを着ていなければならない。 つまり、ゴブリンの着ぐるみを着たまま、このオーガの中に入らなければならない。 ゴブリンのマスクだけでも、呼吸がし易い訳ではない。 その上、こんな分厚いオーガの着ぐるみに包まれるのだから、さらに呼吸を制限され、かなり苦しいのだ。 これを着れば、壮絶なる暑さと苦しさが私に襲いかかってくるのだ。 それが分かっているから、着るのに少し躊躇してしまう。 着なければならないのは分かっているが、本能的に体が恐怖を感じているのだった。 キャラクターショーの時でも、早替えのために、ヒーローのタイツの上に戦闘員の衣装を着たりする事はあったが、マスクまで二重に被る事など無い。 ましてや、このゴブリンの衣装のような厚手のゴムの衣装を着たまま、こんなに分厚い怪獣のような衣装を着る事など無い。 ここでしか無い過酷な状況…。 それゆえその状況に怯んでしまう。 すると、沙耶が背後から私に声を掛けた。 「早く来てくれないと、準備が間に合わないよ」 私が早くオーガの中に入るよう催促をする沙耶。 確かに、準備は私だけではなく、他の人の準備もある。 躊躇している場合ではない。 「う…うん…」 そして私は、心を決め、オーガの足に自らの足を差し込んだ。 マスクまで一体型となったオーガの着ぐるみ。 足を入れ込んでしまえば、後は両手を通すのと同時に頭もマスクの中に入れ込むしかないのだ。 私はそのまま、両手、体と同時にマスクの中に頭を滑り込ませた。 【ジーーーーー】 すると後ろで沙耶が背中のファスナーを上げてくれる。 背中の開口が閉じられていく…。 だんだんと私が、オーガの中へと閉じ込められていくのだ。 ファスナーが閉まるのと同じくして、恐怖が私を包み込んでいく。 これが完全に閉まれば、私はオーガから出られなくなる。 そして、あの暑さと苦しさが訪れるのだ…。 「ふぅぅ…」 恐怖を紛らわすために、大きく深呼吸をする。 【ジーーーー・・・】 そしてファスナーは完全に閉められ、私は完全にオーガの中へと閉じ込められた。 視界は悪くはないが、やはりかなり呼吸は籠り始める。 (はぁっ…はぁっ…はぁっ…やっぱ…息苦しい…) そして立ち上がり、体を動かしてみる。 これだけ分厚く作られた着ぐるみ。 重さも相当ではあるが、関節の動きにくさもかなりのものだ。 到底、素早い動きなど出来るはずもない。 しかし、このオーガというモンスターは、大きく動き、パワーで圧倒するスタイル。 なので早く動く必要ない。 とはいうものの、この着ぐるみを大きく動かすには、かなりの力を必要とする。 なので、腕を振るだけでも、かなり大変なことなのだった。 それを必死に動かし、第三ステージの役目を全うしなければならない。 (はぁ…はぁ…はぁ…息苦しいし…もう…暑く…なってきた…) 私の体温を完全に中に籠らせるオーガの着ぐるみ。 第二ステージまでに、上昇した私の体温を逃がすことなく、着ぐるみ内に閉じ込める。 まだ、第三ステージに出て行っていないのにも関わらず、着ぐるみの中の温度は、かなりのものとなっていた。 (暑い…苦しい…で…でも…頑張らなきゃ…) そして、私はゆっくりと歩みを進めながら、第三ステージの部屋へと出ていくのだった。 私の体を押しつぶすような、重い衣装。 分厚いために動きにくい手足。 歩くだけでも一苦労である。 「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」 所定の位置に辿り着いた頃には、私の呼吸は荒くなり、着ぐるみ内の温度もかなり上昇していた。 (く…苦しい…息が…息が…ふぅぅ…それに…暑くて…おかしく…なりそう…) 決められた位置で、お客の到着を待つ。 動かなくても、着ているだけで、私を苦しめるこの衣装。 どちらにせよ、お客とは戦わなければならないので、出来れば早く来て欲しいところだ。 (うぅ…早く…早く…来てよ…暑いよぉ…) 既に暑さで頭がボーっとし始める程に、着ぐるみの中は暑くなっていた。 するとスピーカーから、リディアの声が聞こえて来た。 【皆様、あのシャーマンを止めないと…ゴブリンキングが召喚されてしまいます!!】 (あっ!!このセリフ!お客が来た!!) このセリフをきっかけに、陰から姿を現さないといけない。 私は所定の位置へと必死に飛び出た。 【グォォォォォ!】 目の前にはお客が剣を構えている。 そして、ついに最後の戦闘が始まるのだ。 最後の戦闘…この第三ステージだけは、お客のライフゲージは無くなる可能性がある。 かなりの確率で、お客が勝利するのだが、場合によっては、ゲームオーバーになる事もある。 つまり、このステージだけは、私たちに与えられるダメージが途中で終わる事もあるのだ。 お客の剣撃の痛みは、分厚いオーガの着ぐるみによって、ほぼ伝わってこない。 しかし、体に仕込まれた電気による責めは続く。 もちろん、ディスレクトマージも最後に控えている。 お客を倒しさせすれば、今までのように最後まで電気による責めが続くことはないし、陰部の道具も動くことはない。 なので、この戦闘は、とにかく勝つことが必要なのだ。 オーガの動きにくい着ぐるみ。 とても相手の攻撃を避けるような素早い動きは出来ない。 攻撃を受けながらも、こちらの攻撃で打ち勝つしかないのだ。 すると、私の周りを囲んだお客が一斉に私に剣を振り降ろす。 【バシッ!!】 【ビリビリビリ】 (んううぅぅ!!!) 背中に訪れる電気による痛み。 しかし、これで怯んでいる訳にはいかない。 (くらえぇっ!!) 私は体全体を使い、オーガの右腕を大きく振る。 オーガの腕の周りが攻撃判定となっており、その部分がお客に当たれば、ライフゲージを削ることが出来る。 どうやら今の一撃は、お客を捉えたようだった。 「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」 体全体を使って動くので、その分消耗も激しい。 少し動いただけでも、かなり呼吸が荒くなる。 しかし、そうでもしなければ、この動きにくい着ぐるみで、お客にダメージを与える事など出来ないのだ。 (はぁっ!はぁっ!息が!息が!!!) 激しい酸素不足に襲われながらも、お客に再び視線を向ける。 すると、脇から別のお客の剣が襲う。 【バシッ!】 【ビリビリビリ!!】 (んうぅぅぅぅ!!) 今度はお腹に電流が走る。 (痛い…痛い…痛いよぉ…) しかし、痛かろうが泣き言は言ってられない。 すぐに両手を振り動かし、お客に攻撃を仕掛ける。 攻撃を仕掛け、お客を倒せれば途中で終わる。 しかし、倒すためには、必死に体を動かし、攻撃を仕掛けるしかない。 終わるためには、必死に体を動かすしかないという事。 それは諸刃の剣。 動かせば動かすほどに、呼吸は乱れ、苦しさを増していく。 そして、動けば動くほどに体温は上昇し、更に着ぐるみの内部の温度も上昇していく。 つまり、自分を苦しめる状況に追い込めば追い込むほどに、途中で終わらせる確率も上がるという事。 苦しい…暑い…しかし、勝って早く終わらせることを、私は望む。 必死に体を動かし、お客を攻撃し続ける。 「はぁっ!はぁっ!はぁっ!!」 呼吸が体に追いついて行かない。 私の所まで辿り着く空気は、オーガの着ぐるみの中にある空気だけが出入りしているかのように感じる。 (苦しい…暑い…息が…頭が…うぅぅぅ…) 動けば動くほど、私を苦しめるオーガの衣装。 ゴブリンを着た上から、重ねて私を覆うオーガ。 恐ろしい程の暑さをもたらし、私の体の隅々から汗が噴き出ていく。 そして、その激しい暑さは私の意識を蝕んでいく。 だんだんと意識は朦朧とし始め、そして暑さにやられた手足の動きが遅くなり始めて来た。 (うぅ…まだ…続くの…苦しい…息が…息が…息が…むり……) だんだんとお客を攻撃しているのかどうかも、はっきりと分からなくなり始める。 しかし私は、本能で体を動かし、その攻撃を続ける。 【バシッ】 【ビリビリビリ!】 (んあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!) 意識が朦朧としながら、攻撃を続けるも、その間にお客の攻撃は続いている。 体には痛みと快感という刺激が襲い続ける。 しかし、その痛みや快感で、意識がはっきりしないくらい、私の頭は暑さと酸欠にやられていた。 (んぅ…も…もう…むり…だ…よぉ…) 無理だと感じていても、この暑さと酸欠、そして与えられる痛みに耐え、私は戦うしかない。 どれだけ苦しくても、諦める事は許されない。 足がフラフラとして、立っているのがやっとというくらいまで追い込まれた。 すると、致命傷となる、第三ステージのみの演出、お客の魔法攻撃が始まった。 「ファイヤーバースト!!」 【ビリビリビリ!!!】 (んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!) この魔法攻撃は、私の乳首へと今までの電気より強力な刺激を与えて来た。 通常の電気がビリビリとするものだとすると、ビリビリとしながら乳首が抓られるような感覚。 (いやぁぁぁぁぁ!!乳首が!!乳首が!!とれるぅぅぅぅぅ!!!) あまりの刺激に私は前かがみに膝を付く。 そして容赦のない、お客の攻撃は続く。 お客は三人組、もう二人の魔法が、連続で私を襲ってくるのだ。 「サンダーバースト!!」 「アイスバースト!!」 【ビリビリビリ!!】 (んあぁぁぁぁぁぁぁ!!!むりぃぃぃぃ!!!乳首がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!) 痛み通り越し、快感のその先のような感覚が私を襲う。 体中が痙攣というより震えに近い反応を見せる。 しかし、分厚い着ぐるみに包まれた私の反応は、外までは伝わらないだろう。 そこには膝を付いたオーガが魔法攻撃にやられていると映るだけだ。 (んあ…ぁ…乳首が…乳首が…ぁ…ぁ…) そして、猛烈な乳首への責めに全てを持っていかれ愕然としている所へ追い打ちがかかる。 ついに訪れる、招かざるセリフが。 【ディスレクトマージ!!】 (んあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!) 乳首に恐ろしい程の刺激を与えられた直後、放心状態となりかけていた私の陰部の中で、道具がその脅威を示し始めたのだ。 私のなかで、暴れまわる道具。 (んあぁぁぁ!!!むりぃぃぃぃぃぃぃ!!!いやぁぁぁぁ!!止めて止めて止めて!これぇぇ!止めてェェェェェェェェ!!!!) 乳首による刺激により火照らされた私の体を、内部から責め始める道具。 暑さと酸欠により意識が薄れているのも相まってか、それが与えてくる快感は、ただのゴブリンの時を遥かに上回るものだった。 (あぅぅぅぅ!!!これぇぇぇぇ!!いやっ!いやぁぁぁぁぁぁ!!) 私は膝を地面についたまま、オーガの着ぐるみの中で、激しく悶える。 とても立ち上がれるような刺激ではない。 その刺激に動かしにくいオーガの体を激しく動かす。 決して、自らが意図して動かしているわけではない。 陰部に与えられた刺激により、本能で体が動いてしまっているのだ。 膝をついた状態から、床へ崩れ落ちるように体を落とし、そのまま悶え続ける。 (いやぁぁぁ!!止めてぇぇ!これっ!ムリィィィィィ!!!) そして、壮絶な陰部への快感により倒れ込んだ私をお客の魔の手が襲う。 【バシッ!バシッ!バシッ!】 【ビリビリビリビリ!!!】 (んあぁぁぁぁぁ!!!痛いっ!!痛いっ!!んうぅっ!!やめてぇぇぇ!!!) お客にしてみれば、オーガを倒すチャンス。 一気に全員の剣撃が私を襲ってくる。 オーガというモンスターに止めを刺そうと、必死に攻撃を仕掛ける冒険者達。 しかし裏側は、着ぐるみを二重に着こんだ女の子が、お客によってリンチをされている…。 しかも、陰部を道具により責められながら、電気で体を刺激されながら…。 それはあくまで裏側。 そんなことは、誰一人、知りはしない。 着ぐるみの中で、女の子が暑さと酸欠に襲われ、その中、快感と痛みに必死に耐えているなど、想像もしないだろう。 そして容赦なく、その攻撃は続いていく。 【バシッ!バシッ!バシッ!】 【ビリビリビリビリ!!!】 (んあぁぁっ!!いた…ぁうっ!!んぅっ!!やめっ…やめてぇ!!あんっ!!!) その電気による痛みも、やがて快感へとすり代わり始めた。 私は、その電気の痛みをくらう事で、それに快感を感じ、そして、全ての意味での限界へと向かって行くのだった。 【バシッ!!】 【ビリビリビリ!】 (んあぁぁぁぁ!!!) 【バシッ!!】 【ビリビリビリ!】 (ダメェェェェェェェ!!!) 【バシッ!!】 【ビリビリビリ!!】 (こんなのぉぉ!!耐えられなぃぃぃぃぃ!!) 床に崩れ落ちた私をお客たちが、絶え間なく攻撃し続けた。 そして、ついにオーガのライフゲージがゼロとなった。 【ビリビリビリ!!!】 (んぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!だめぇぇぇぇぇ!!イっちゃうぅぅぅぅぅぅぅ!!) 全ての電極が同時に作動し、私の体中に襲いかかった。 【ビリビリビリ!!!】 (イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!) 私は体を大きく仰け反らせながら、絶頂を迎えた。 暑さと酸欠により意識は朦朧とする中、陰部へと与えられ続けた快感。 そして、体に襲い来る電気の刺激により、私は絶頂へと誘われたのだった。 【ドサッ】 そして、私はゆっくりとその巨体を床の上に崩れ落ちさせた。 (…ぁ…ぁ…も…もぅ…む…むり…ぃ………) オーガの着ぐるみを着たまま、私はその場に寝転がり、活動を停止させた。 体は絶頂を迎え、ピクピクと痙攣している。 しかし、私の体は分厚いオーガの着ぐるみに包まれている。 それゆえ、その小さな痙攣は、外から気が付かれる事はないだろう。 そんなオーガの屍は放置され、お客たちは最後のステージへと向かっていった。 そして、私はひたすらオーガの着ぐるみの中で、ぐったりと倒れこんでいた。 もう自分では何もする力は残っていない。 仮に立ち上がる力があったとしても、自力でオーガの着ぐるみを脱ぐことは出来ない。 私に残された行動は、このまま誰かにオーガの着ぐるみから出してもらえるのを待つだけなのだ。 どれだけ絶頂を迎えようが、動くことをやめようが、着ているだけで壮絶な暑さをもたらすオーガの着ぐるみ。 こうして、待っている間も、その暑さは私を蝕んでいくのだった。 しかし、何も出来ない私は、ただ、この暑さに耐えるしかないのだった。 「はぁっ…はぁっ…はぁっ………」 (…早く…早く…ここから…私を…出して…誰か…私を…出し…て………) 私は、ただひたすら待つのだった…。 この着ぐるみから…この暑さから…早く解放されるのだけを考えながら…。 (…出し…て………) ---------------------------END------------------------------------------

現実と空想の狭間の裏側 Side Story ~ 美琴 Side ~ 【仕事内容編】

Comments

(ᴗ͈ˬᴗ͈⸝⸝)ペコリ

ももぴ

ありがとうございます。 美琴の最終日編と合わせてお待ちしています。

アオイ

コメントありがとうございます! 次回、美琴の最終日編をアップ予定なので、その次は別の女の子編ですかね・・・^ ^ その時はリディア編も考えてみます!!

ももぴ

現実と空想の狭間の裏側の設定がとても好きなので楽しく読ませていただきました。 出来ましたら、次はリディア目線のお話で、 ゴブリンが感じていることに興奮して、 ゴブリン以外は入れる必要のないローターを入れて リディアを演じるスタッフの話とか読んでみたいです。

アオイ

コメントありがとうございます! 本編の中身目線な感じの作品でしたが^ ^

ももぴ

重ね着、久々に登場したので良かったです!

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