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桜梅桃華@女装・TSF小説
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男の娘のための性別矯正下着:5

着せ替え人形

「ねえ、昨日の言った事は……ちゃんと覚えてるよね?」


朝の食卓で、姉ちゃんが意味深に笑う。俺は味噌汁をすする手を止めた。


「な、なにが……」

しらを切ろうとしたが、視線を合わせられない。昨日の感触が、まだ体に残っている。


姉ちゃんはにやりと笑った。


「ほら、あんた……下着、一枚しかないでしょ。昨日あれだけ濡らしたんだから、洗濯回してる間はノーパンだったんじゃない?」


「えっ……」


いきなりすぎて言葉が詰まる。


「それとも……男だった時にこっそり買った下着でも穿いてるの?」


「……いや……サイズ合わなくて……っ!?」


口を滑らせてしまった瞬間、姉ちゃんの目がきらりと光った。


「へえ……あんた、そんなの買ってたんだ。」


「うぅ……っ」

図星を刺され、顔が一気に熱くなる。羞恥が喉の奥で膨らんで、声が出ない。


「ふふ、じゃあ今日は一緒に下着を買いに行こうか」



外出のために姉ちゃんは私服を貸してくれた。デニムにTシャツでいいのに…。用意してくれたのは、大きく胸が開いた青い半袖のブラウスと白のミニスカート。

「似合ってる似合ってる。私の妹って紹介してもいいくらいだね」


「うぅ……」

からかわれながらも、結局逆らえないまま一緒にモールへ向かった。


休日のショッピングモールは人で賑わっていて、胸がざわつく。

人混みを抜けて、下着ショップの前に立つと、足がすくんだ。

女物の下着ばかりが並ぶ店内。場違いな気持ちで胸が苦しい。


「ほら、入ろ」

姉ちゃんが腕を引っ張った、その時――。


「あれっ!友月(ゆずき)先輩!」

背後から、明るい声が響いた。



振り返ると、そこに立っていたのは――倉島彩音。

中学時代、俺が密かに憧れていた初恋の人。

まさかこんな場所で、こんな見た目で再会するなんて。心臓が跳ね上がり、息が詰まった。


「わぁ!彩音ちゃん、久しぶり!」

姉ちゃんが笑顔で駆け寄る。高校では同じ陸上部で先輩後輩だったらしい。

二人は楽しそうに談笑し始める。俺はただ立ち尽くすしかなかった。


「今日はどうしたんですか?」と彩音が尋ねる。


姉ちゃんは一瞬こちらを見て、意味ありげに微笑む。

『言わないで』と必死に目で訴える俺。


「今日は姪っ子と下着を買いに来たんだよ。良かったら彩音ちゃんにも選んでもらいたいから、付き合ってくれない?」


一瞬で血の気が引いた。彩音の瞳が、まっすぐ俺に注がれる。

逃げ場はなかった。



「へぇ……姪っ子さん、すっごく可愛いじゃないですか!」

彩音がにこっと笑う。その笑顔は中学の頃と変わらない。

だけど今は、心臓が潰れそうなくらい強く鼓動している。


「じゃあ、私も似合いそうなの選んでみますね」

彩音が店内のラックに手を伸ばし、次々と下着を手に取っていく。

レースたっぷりの可愛い系、落ち着いた色味の大人っぽいもの、華奢なストラップのちょっと挑発的なデザインまで。

俺の視線は勝手に逸れてしまう。けれど彩音はそれを許さず、ひらひらと目の前に差し出してくる。


「ね、これとか絶対似合うと思う」


「や、やめっ……」


拒否の声は情けなく掠れるだけ。隣の姉ちゃんは楽しそうに見守っている。


「……あの、ほんとに……」


「試着してみましょうか!」


彩音の笑顔が、決定打だった。

俺は逃げられないまま、試着室へと追い立てられる。



カーテンの内側、狭い試着室。


「一人で着られる?それとも、手伝おうか?」

姉ちゃんの声が背後から降ってくる。振り返る暇もなく、ずかずかと入ってこられる。


「ちょっ……ここ狭いだろ……!」


「いいじゃん、姪っ子の面倒見るの」

姉ちゃんは当然の顔でハンガーから下着を取り出し、服を剥がしていく。


「彩音ちゃーん、ちょっと待っててねー!」


姉ちゃんがカーテン越しに声をかけると、「はーい」と彩音の返事。

背筋が凍る。彩音はすぐそこにいる。


「……ほら、腕上げて」

言われるままニットを脱がされ、下着姿になる。

その瞬間、姉ちゃんの指が肌をなぞる。ブラのホックを外され、胸が解き放たれた。


「……やっぱり、柔らかいね」

低く囁かれ、乳首を軽く弾かれる。


「っ……あ……」

声が漏れるのを必死に噛み殺す。彩音に聞かれたら……。


「ほら、新しいのつけよっか」

レースのブラを当てられ、肩紐を通される。

でも手がわざとらしく遅く、指が胸を撫でては摘まんでくる。

腰が震え、脚に力が入らない。

「ねぇ、似合ってるかな?」

カーテンを少しだけ開け、彩音に見せようとする姉ちゃん。


「ちょっ!待っ……!」

慌てて押さえる俺の手を、姉ちゃんは強引に退けた。


「わぁ……すごく似合ってる!」


血の気が逆流するみたいに顔が熱くなる。

俺の秘密が、憧れの人に丸見えになっていく。



「下も、試してみよっか」

姉ちゃんがショーツを手に取る。今、着ている布を下ろされ、素肌を晒された瞬間、空気が触れて疼く。


「……声……出しちゃダメだよ」

姉ちゃんの指が、敏感な部分を軽く撫でる。腰がびくっと跳ねる。


「っ……やめ……っ」


「声、聞こえちゃうよ?彩音ちゃんに」

耳元で囁かれ、理性が吹き飛びそうになる。


姉ちゃんの指が、ビラビラの周りを優しくさする。


「あぁ……ダメだって……本当に……」

そのまま指が、入口を通り中に入ってくる……。


「あっと!下は試着出来ないんだったー。パンツ上げて」

姉ちゃんがわざとらしく声を上げた。


「せんぱーい、大丈夫ですか?」

カーテンの向こうから彩音の声。


「ごめんごめん。大丈夫だよ」


「よかったぁ。じゃあ、次はこっちもつけて欲しいな」

彩音の笑顔が透けて見えるようで、逃げ場なんてない。


「うん、ちょっと待ってねー!」

試着室の中、姉ちゃんの手は止まらない。

ブラの隙間から手を入れられ、敏感な突起を転がされ、時に優しく、時に強くつねられる。その緩急に俺は身体が勝手に震える。

吐息が抑えきれず、喉の奥から漏れてしまう。


「……外にあんたの同級生がいるんだよ……。声聞かれちゃうよ……」

甘く囁かれ、膝が崩れそうになる。


カーテンの外では彩音の声。

「友月先輩、もっといろんなの着せてあげたいです!」


俺の羞恥は、もう限界を超えていた。


【6章へつづく…】

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