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桜梅桃華@女装・TSF小説
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メンズメイク体験から始まった、僕の女装堕ち:3

地雷系ファッション

食事を終えてレストランを出ると、夜風が肌を撫でた。

ファンデーションの膜越しに受ける風は、いつものそれと違ってやけに敏感に感じる。

頬に残るほんのりとした熱が、まだ冷めない。


「ふぅ……ごちそうさま。啓斗に誕生日をお祝いして貰って嬉しかったよ!ありがとう。じゃあ……行こっか」

凛は自然に僕の腕を取る。

その笑顔は、レストランでの“あのお願い”の続きを当然のように実行する顔だった。


「ど、どこに……?」


「決まってるでしょ。服、買いに」


「でも……こんな時間、もう服屋さん閉まってるし……」


弱々しい抵抗をすると、凛はくすっと笑った。


「大丈夫。ドンキなら開いてるから」


その一言に、血の気が引く。

夜の街で、しかもドンキで――。

誰が来てもおかしくない場所で、女の子の服を探すなんて。



繁華街のネオンが光る。

ドンキの入り口に掲げられた派手な看板と、夜でも途切れない人の流れ。

店内から漏れ出る雑多な音楽とアナウンス。

足がすくむ僕を、凛は当然のように引っ張って中へ入っていった。


「こっちこっち、レディースの服があるコーナー」


人混みをかき分けて辿り着いたのは、フェミニンなレディースの服がぎっしり並ぶコーナーだった。

レース、リボン、フリル。甘ったるい香水の匂いが漂ってくる。

目が痛くなるほどピンクと黒に支配された空間に、息が詰まった。


「わぁ、やっぱりこういうの似合いそう!」

凛は目を輝かせて、次々とハンガーを取り出す。

フリルブラウス、レースアップスカート、厚底ローファー。

“地雷系”、“量産型”そんな言葉が頭をよぎった。


「ちょっ、凛ちゃん……無理だって、こんなの……!」


「なに言ってるの。せっかくここまで可愛くされてるんだもん、最後までちゃんとしなきゃ」

楽しそうに笑う声は、完全に僕をおもちゃ扱いしている。



「はい、これ持って。試着室行こ」


両手に数着の服を押し付けられ、僕は引きずられるように試着室へ。

カーテンを閉めた小さな空間に入ると、全身から汗が噴き出す。

天井から吊るされた裸電球の光がいやに眩しくて、落ち着かない。


鏡の中には、すでに“女の子の顔”をした僕。

そこに、この服を重ねるのか――想像しただけで膝が震えた。


「ねぇ、早く着替えて見せて?」


外から凛の声。

ドキリと心臓が鳴る。


「……やっぱり無理だって……こんな……」


「私の誕生日だよ?今日ぐらいは私にわがままに付き合ってよ?」


甘えるようでいて、強い響きを持った声。

逃げ場を塞ぐ。

僕は震える手でワイドパンツを脱ぎ、レースのスカートを腰に通した。

柔らかい布が足を包む感触が、全身を痺れさせる。


ブラウスの袖を通し、リボンを結ぶ。

ボタンを留めるたび、男の体から遠ざかっていく気がした。


最後に厚底ローファー。背がさらに高くなる。

不釣り合いなのに、鏡に映った姿は――想像以上に、女の子に見えた。


「……できた、けど……」


「見せて!」


しぶしぶカーテンを開けると、凛の目がぱっと輝いた。


「やっぱり!めっちゃ似合う!啓斗、完全に地雷系女子だよ!」


「な、なんでそんな嬉しそうなんだよ……」


「だって彼氏がこんな可愛いとか、最高でしょ」


笑顔でスマホを構えようとする彼女に、慌てて手を伸ばした。


「やめてっ!撮らないで……!」


「ふふ、今はやめとく。でも後で絶対記念撮影しよ?」


にやにやと笑う彼女に、言葉が出ない。

羞恥と恐怖で、心臓が暴れまわっていた。



服を決めた後は、ウィッグコーナーへ。

壁一面に並ぶカラフルなパッケージ。

黒髪ロング、ゆるふわパーマ、ツインテールまで。


「んー……やっぱり黒ロングかな。清楚っぽくていいし」


凛が選んで僕の頭にあてがう。

鏡に映るのは――もう完全に、見知らぬ“女の子”だった。

化粧と服とウィッグ。三点セットで、僕は完全に作り替えられていた。


「……っ、これ、僕じゃない……」


「違うよ、啓斗でしょ。私の“彼女”になった啓斗」


凛の言葉に、全身が震えた。

でも彼女は楽しそうで、幸せそうで――僕は何も言い返せなかった。


「店員さんにこのまま着て帰れるかどうか聞いてくるから待ってて」


「は!?えっ、ちょっと……」


言うが早く、凛は僕を置いてレジの方に向かっていってしまった。



タグだけ切ってお会計をして貰い、買い物を終えた。

僕の身体には、ピンクのフリルブラウスに、黒のミニスカート。

厚底のローファーが床を叩き、胸元のリボンが小さく揺れる。

鏡の中で見た“地雷系ファッション”そのままの姿。

「ほら、帰ろ?」


凛が当然のように手を握る。

その小さな掌が頼もしくて、でも逃げ場を塞がれているようで。

羞恥と屈辱と、不思議な高揚感に飲み込まれながら、僕は彼女と並んで歩いた。


向かう先は――凛の家。

女の子にされてしまったままの姿で……。


【4章へつづく…】

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Comments

ありがとうございます💕今週末までお待ちください🙇‍♀️

桜梅桃華@女装・TSF小説

きゃー!可愛い😍最高です!続編楽しみ!

yuu02


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