先日のカットの差分作成も進めたいところですが、目下あまり具合が良くなくて気を取り直して次予定の試作カットの下画~線画作業を手掛けております。
制作のテーマは毎回異なったりするのですが、前回のカット辺りまでは作画の精度を上げたりライティングや質感表現の試行錯誤などを主に行っていました。描く側としては頗る興味深いテーマなのですが観る側に立ってみるとちょっと退屈なものかもしれません。
毒を食らわば皿までという感じでそのあたりの軌跡をご覧頂こうと思います。パッと見では伝わらないかと思いますが、派生カットが揃っているところで原寸大で手の内披露です。縄の作画段取りですとか意識しているポイントが異なる辺りお気付きでしょうか。
この段階では1枚目よりそう時が経たずに作成したもので、「縄の質感や存在を際立たせるのには縄以外のモノの描写が重要だ」ということに気づいて強く意識し始めています。
で、こちらが先日のカットのもの、縄の一本一本の表情とか存在感、麻縄の手触りみたいなものとかより突っ込んで意識しています。ゴムロープなどと違って麻縄に見えるように表現するには下画線画の段階で伸縮性や変形性質の無い均一な太さを測定作図しなくてはいけないとかどこが肌に密着していてどこが浮いて隙間になっているかとか遠近法の作図が大変でした。そんな莫迦なことに手間かけていないで写真とかを見て写せばイッパツで解決でしょ? 3Dモデルでも使えば? と思われるところを敢えてそれを封印して作図する辺りが訓練目標なのです。
出来上がったカットだけ沢山観られればいいんだという大多数の常識的な向きにはただの莫迦に見えると思いますが、その通りだと思います。解っているけどやめられないってやつですね......。
ちなみに今手掛けている幾つかのものについては着想~ラフのあたりに重きを置いて前回のカットまでで得られた作画ノウハウを最大限生かそうと試みております。
先のカットの差分作成も頑張ります。
苦労な環
2021-11-09 14:36:22 +0000 UTC