グリュ…グリュ…
「ぐがっああああああああッッッ!!!!!!」
アンナに羽交い絞めにされたまま、その無防備な渦巻き出べそを三叉状の銛のような拷問具で責め苛まれ続ける瑞希。
必死に腹筋に力を込めるも、元々その筋肉が閉じていない隙間の穴から飛び出した出ベソが引き出されていくのを留めるだけの効果はなく、先ほどからただ為すがまま蹂躙されている。
「無駄よ蒼井瑞希…もうアナタの大切な渦巻きちゃんはオ・シ・マ・イ」
「アナタのお腹から巻き取られておサラバしちゃうの」
「うぐぐ…」
苦痛に悶える瑞希の耳元で背後から囁くアンナ。
「渦巻きちゃんが無くなったらここにポッカリ穴が開いちゃうわねぇ?私と同じ…大穴ベソお仲間ね」
「ぐぅッ!!こ、こンのぉおおおおおッッッッッッッ!!!!!!!!!」
これ以上、自分の自慢のおヘソを好きにされたくない…
その一心が瑞希の闘志に火をつけ、彼女はあらん限りの力で暴れた。
「誰がッ!!アンタみたいなデカべそにィッッ!!!」
「ッ!! あぐっ!?」
渾身の力で瑞希が暴れたことで、その後頭部がアンナの鼻頭を強かに打ち付け思わずその拘束していた腕の力が緩んでしまう。
「!!」
その一瞬を逃さず瑞希はアンナの腕を振り払い、己の臍を苛ませていた三叉銛を握っている敵『インセク』の手首を両手で思い切り叩きつけた。
「ッ!?」
不意を突かれたインセクの手が三叉銛の取っ手から離れた隙に、瑞希は素早くアンナとインセクの下からダッシュで逃げ距離を取った。
「っつう…やってくれるじゃないの…!」
鼻を擦りながら瑞希を睨み据えるアンナ。
だがその表情はどこか嬉々としていた。
「まだそこまで抵抗できる力があるなんて…まだまだ責め甲斐がありそうで嬉しいわぁ」
「冗談じゃないよッ!!誰がこれ以上、アタシのおへそを弄らせるもんか…!!」
臍に突き刺さったままの三叉銛を負荷を与えないよう、お腹の面に対し垂直を維持するようにその取っ手を握りしめる瑞希。
己の臍を苛み続けてきたこの忌まわしき器具を取り出さんと早速力を込めて引き出そうとする
「ぅぐッ!?」
臍に生じた新たな痛みに顔を顰める瑞希。
銛の先端部に備え付けられた"返し"…
それが臍奥の肉にガッチリ喰い込み、逆に瑞希の臍肉をさらに外に引きずり出すこととなってしまい、瑞希は自分で自分の臍を痛めつける羽目となった。
(ぐっ、ぬ、抜けない…!アイツらと戦うためには変身しないと…でもコレがおヘソに刺さったままだとリファイアリングが…!!)
インセクをも圧倒する瑞希のもう一つの姿『アークトルネード』
そのシーケンスは、『リファイアリング』を臍を囲むように充て、そしてそこから伸長した2本のニードルが瑞希の臍の渦に沿って進み、最終的にその中央の穴奥に突き刺さって変身が発動するというものである。
だがこの三叉銛が臍に突き刺さった状態ではニードルがその穴の奥底に辿りつくことは出来ない。
「フフ…どぉうする瑞希ちゃん?それをおヘソに突き刺したまま戦いを続けるのかしらぁ?」
「ぐ…っ!」
アンナもアークトルネードの変身の仕組みについてはよく知っている。
このままだと変身も出来ず、また奴らの好きなように臍を玩具にされてしまう…
ゆっくりとわざと焦らすように歩み寄ってくるアンナやインセクたち。
そこから後ずさりながら、瑞希は一つの決心を固めた。
(中途半端な力じゃこれも抜き出せずおヘソを無闇に傷つけるだけ……こうなったら!)
意を決し瑞希は大きく一呼吸吐くと、その銛を思い切り自分の臍奥へと突き込んだ。
「!?」
「うぎィッ!!」
喰いしばった歯から思わず悲鳴が漏れる。
だがその痛みよりさらに遥かな激痛が生じるのを覚悟で、瑞希は間髪入れず渾身の力で銛を臍から引き抜いた!
ブチュウゥゥッッ!!!!
瑞希の臍から勢いよく飛び散る鮮血!
「ぐぅ!!ッギャアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
悲鳴とも咆哮ともつかない瑞希の絶叫が響き渡る。
"返しが"瑞希の脆弱な臍肉を引き千切りながらも、ようやく銛がその臍から引き抜かれる。
だがその凶器が突き刺さっていた部位は無惨にも肉が抉れ血がドクドクと溢れ出し、直視するのにも耐え難き惨状と化していた。
「フー!フー!フー!」
その臍からマグマのように熱く全身に染みわたるような激痛を、必死に肩で呼吸しながら和らげんとする瑞希。
真っ赤に染まり、さらに引き釣り出され、血を次々と溢れさせながら、ピクピクと痙攣するかのように震えるその脆弱な組織…
(ごめん…ごめんね…アタシのおヘソ…こうするしか…こうするしかなかったんだ!)
「さすがね蒼井瑞希、まさか力づくでそれを取っちゃうなんてね…」
「!!」
あまりもの激痛に止め処なくあふれ出る涙を咄嗟に拳で拭い、瑞希はアンナの方を睨んだ。
「一度奥に押し込んで肉に喰い込んだ"返し"に余裕を作った一瞬、一気に引き出す…まあ理に適った方法だけど、当然タダじゃ済まないわよね、そのお・ヘ・ソ」
救い出すためとはいえ、主によって傷つけられ無理矢理引きずり出されたその憐れな出ベソをあざ笑うアンナ。
「誰のせいでこうなって…!でもここからはアタシの反撃の時間だッ!!」
ネックレスチェーンで付けていたリファイアリングを胸元から素早く取り出した瑞希は、それを間髪入れず己の傷ついた臍が中心に来るように囲むようにお腹に装着させた!
ポロシャツ
2021-06-07 12:11:58 +0000 UTCなな
2021-06-07 09:45:49 +0000 UTC