人気のない校舎裏…
「はあ…はあ…」
人目のない場所まで辿りつきようやく一息つく梨緒。
そしてここに来るまで、"ある部位"を隠すようにずっと押さえていた両手を恐る恐る離す。
「うぅ…はぁ…」
"それ"を改めて見た梨緒の口からため息が漏れる。
彼女が視線を向けたのは、ちょうど自身のお腹の中心部…
制服シャツの前立てに並ぶ数個のボタン…その中に一つ、明らかに形状が異なるものが存在していた。
まるで"何かの肉塊"のようなボタン…
「…くぅッ!こ、こんな馬鹿馬鹿しいこと…やってられるかッ!!」
意を決し、彼女がその肉塊に触れようとした瞬間
グニ…!
突然その肉塊に何者かが触れ、その感触に思わず梨緒の口から嬌声ともつかぬ叫び声が上がる。
「ダぁメだよ~!リオ姉ちゃぁ~ん?」
梨緒のすぐ背後から聞こえてきた声。
いつの間にか現れたその声の主は、彼女の背後から抱きつくようにその肉塊を指で掴んでいた。
「お、お前っ!?いつの間に…!」
彼女に抱きついていたのは、外見がおよそ8~9歳くらいの少女…
だがその目は金色に怪しく輝き、どこか異様な感じが漂う。
怪少女はその指でつまんだ肉塊を上下左右とまるでレバーを弄るかの如くこねくり回し始めた。
「フあああッッッ!!??」
「だからダァメなんだって、勝手にその"おヘソボタン"外しちゃあ~?僕の命令は"絶対"だってこともう忘れたのぉ~?」
少女が言った通り、梨緒の制服シャツを留めていたのは、まごうことなき梨緒の"ヘソ"…デベソそのものであった。
「リオ姉ちゃんは学校にいる間ずっとこの格好でいないといけないんだよぉ~?大丈夫だって、そのおヘソもちゃんと白く塗ってるんだし、皆ただの"ボタン"にしか見えてないって」
「そ、そんなわけあるかぁッ!!明らかに"おかしい"って目で見られて…ッ!!」
出べそがはじけ飛ばんばかりの衝撃。
突然臍を貫いた凄まじい電撃に一瞬意識が飛びかける梨緒。
「だ・か・らぁ~、お姉ちゃんが僕に逆らうことなんて出来ないの!なんで分からないかなぁ!?」
「ヒッ!ぎィッ!?ひゃうぅン"ン"ッッ!!」
その飛び出した臍の頂点に刻まれた2本の皺、その線が交差する「×」の中心を怪少女がその人差し指で爪を立てるようにつつくたびに迸る電流。
「リオ姉ちゃん、このバッテンの中心ホント弱いよねぇ?」
「…やッ、やめ…やめろおッッ!!!!こ、これ以上は…ヘソがァ!!!ヘソが壊れるゥゥゥッッ!!!!!!」
「やめないよー、リオ姉ちゃんが僕の言うことちゃんと聞くまでねー」
梨緒の苦しみなどまるで意にも介していないかのように無邪気にその臍を責め続ける少女。
「もうお姉ちゃんは僕の"おヘソ奴隷"なんだよ?いうこと聞かないのならまた"思い出させて"あげよっかなー?」
バチィッ!!
一際放たれた凄まじい電撃に、梨緒の意識が飛ぶ。
その脳裏に不意に浮かんだのはつい昨日の出来事、『梨緒の敗北』の記憶であった…
【続く】
ポロシャツ
2021-08-18 21:59:40 +0000 UTCtamako117maro
2021-08-18 16:08:36 +0000 UTCポロシャツ
2021-08-15 10:52:18 +0000 UTCポロシャツ
2021-08-15 10:50:27 +0000 UTCなな
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2021-08-15 06:57:44 +0000 UTC