「いくぞッ!!」
早速構えながら雷娘に向かっていくリオ。
「え、ええっ!?だ、駄目だって!僕は戦いが苦手なんだって…」
「問答無用ッ!!」
「………ふ、…ゥッ!?」
「ああ?テメエか?最近アタシらの邪魔してるっていう奴はよ?」
一瞬何が起こったか理解出来ないリオ。
「…ぅ、ぅ…うっブッ!!…ブオえええェェェェェェェェェッッッッッ!!!??????」
次の瞬間、腹部の奥から凄まじい苦痛と熱さがこみ上げ、彼女はその場に崩れ落ちた。
「おゥゲエ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"ッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
溢れ出す涙、こみ上げる胃液、全身から浮かび上がる脂汗、ありとあらゆる体液を垂れ流しながら、腹部の奥から沸き起こる壮絶な苦患に悶絶するリオ。
「お、お腹がァッッ!!!!!お"な"ががア”ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッッッッッッ!!!!!!!!!ぐ、ぐるじイ"イ"イ"イ"イ"イ"ッッッッ!!!!!!!!!」
「さっすがッ!このイきりビッチもお姉ちゃんのワンパンの前には一発KOだね!」
突如現れた『お姉ちゃん』と呼ばれたその筋肉質な雷娘は、リオの腹部を殴りつけた拳の指を開き、事も無げにその手をプラプラさせながら言った。
「おい、ライナ。コイツがお前の言ってた奴か?…弱すぎんぞ?」
「お姉ちゃんが強すぎるんだよ!でもさすがに腹パン一発で沈むは思わなかったけどねぇ~」
お腹を両手で押さえ体を震わせながら地面に蹲るリオの元にしゃがみ込む『ライナ』。
「ねぇ?私のお姉ちゃん…ライカちゃんっていうんだけどその腹パン喰らった感想はどう?リオちゃん?」
「うッぼぉぉ…グッぷッ!!」
そんな言葉などまるで聞こえていないかのように地面にみっともなく吐しゃ物を広げていくリオ。
「あ~あ、汚いなぁ…リオちゃんって意外とお腹弱かったんだねぇ…でもせっかくお姉ちゃん来てくれたのに、一発で終わっちゃうなんて勿体ないからさ!お姉ちゃん!」
「はいはい、あいよ」
地面に蹲ったリオの背後に回ると、その体を無理矢理引き起こすライカ。
「う、うあ"ッ!!??」
「おらッ!しっかり立てッ!!」
背後から羽交い締めにされながら無理矢理立たされるリオ。
庇う手が払われたことで、ライカの一撃によりクレーターの如く大きく陥没したお腹が露になる。
「ア…グぇぇぇぇ…!」
元の形に戻ることなく未だ窪んだままの腹部の中央。
ちょうどそこに付いていたクリスタルの半球の突起もクレーターの奥の肉にめり込むように無惨に潰れ拉げ、その表面にも無数のひびが入り割れていた。
そんな惨状と化したリオの腹部を真正面から見つめニンマリと笑うライナ。
「あ~ぁ、リオちゃん、お腹こんなになっちゃって可哀想にねぇ…?…ん?」
その時彼女はあることに気づいた。
【続く】
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2021-09-15 01:35:05 +0000 UTCユウ
2021-09-12 06:09:06 +0000 UTC