「うブゥッッ!!??」
突如意識外から、突如繰り出されたアンナの強烈な一撃が瑞希の腹部の中心をそのデベソごと深く抉る。
「ゥボォえええええええええええええッッッッッッッッッ!!!!!
!!!!」
次の瞬間、腹の奥底から発せられたかのような濁った喚声を上げながら、瑞希の体がくの字に折れ曲がり後方に吹き飛んでいく
ドガッ!!
「あがッ!?」
背中から固い"壁"に打ち付けられ、全身に走ったその衝撃に苦悶の声を上げる瑞希
「あ、…あぁ……、あ…がッ…ッ……」
自然と小刻みに痙攣する体
(な、なにを…喰らった…の…?ア、アタシの…お、お腹……)
自分の身に何が起きたのか、一体何を喰らったのか量ろうとする瑞希だったが、それより先に腹部の中心部から凄まじい疼痛が沸き起こった
「…ぅ…うぶッ!!ぶぅおえエエエエエエエエエエッッッッッッッッ!!!?????????」
不意にその口から吐き出される赤みがかった吐しゃ物
「あらぁ~意外とお腹打たれ弱いのね?その立派な腹筋もただの見掛け倒しだったってことかしら?」
自身の大きく陥没したお腹をきつく両手で抑えながら悶絶する彼女を、涼しい表情で見下していたアンナ
「でも、私のパンチのおかげでその出っ張っていたデベソちゃんもちゃんと奥に引っ込んでよかったわね?元の位置より大分めり込んじゃってるけど、フフ!!」
瑞希の目の前で嘲る彼女であったが、当の本人はそちらの方に意識を向ける余裕など微塵もなかった
「おごぅえッ!!う"エ"エ"エ"エぇぇぇぇぇぇ…」
自分の腹の奥底で渦巻く地獄の疼きに、全身から脂汗を滴らせながら苦悶の雄叫びを上げ見悶える瑞希
そんな彼女の背後に立っていた"壁"
その壁がゆっくりと彼女に迫りつつあった…
【続く】
ヤム
2021-11-20 07:59:43 +0000 UTC