「お前たち!そこまでだ!!」
悪の秘密組織の女エージェントの前に立ちふさがる少年ヒーロー、ヒカル。
「ああ?この前全然抵抗出来ひんまま腹しこたま殴られ続けて、無様に敗北したヒーロー少年君やないか…また虐められに来てご苦労さん!」
ヒカルの登場にもなんら慌てるそぶりもなく、挑発的な言葉を返す女エージェント。
彼女は前回の戦いの時、ヒカルを背後から羽交い締めにし、別のエージェントによってそのお腹を殴られ続けている間、ずっと彼の身動きを封じてたコードネーム「No.11」であった。
「またお腹殴られに来たんか?」
「う、うるさい!今度こそお前たちを倒して見せる!!」
そう言い放ち自分のおヘソに埋め込まれた、変身アイテムに手を伸ばそうとするヒカル。
ヒカルが自分のお腹をさらけ出そうとシャツの裾に手をかけようとした瞬間…!
「…そうは問屋が卸さへんで」
ジュルジュルジュル!!!!
「ッ!!???」
突如、ヒカルの足元のグレーチング蓋から這い出す緑色の粘体。
「な、なんだよコレッ!?」
驚くヒカルの足に纏わりつき、まるで意志を持っているかのように瞬く間に彼の体を這いのぼる。
「うわああああああッッッッ!!???」
そしてそれは一瞬で人の体を形成し、ヒカルの体を背後から羽交い絞めに抑え込んだ。
「う、うぅッ!?な、なんだよコイツ!?」
「ウチの組織の実験体の一つや。見た通りスライム人間ってとこやな。今日はソイツが遊び相手っちゅーことや!」
「く、こ、こんなヤツに…こんなの振りほどいて…ウグッ!!??」
ヒカルの開いた口に不意に浸入する粘体物質。
「むグっ!?うググググ!!????」
「あ、迂闊に口なんか開いとるから…。ソイツは人間の体内の温度が大好きなんや!どんどん少年君の腹ん中に浸入してくで!」
「(そ、そんな…!?)ウグッ!!ウグググググ…」
「ま!腹いっぱい味わうとええわ!ハハハハ!!!!!」
【続く】
zhicheng2354
2022-02-01 13:30:03 +0000 UTCポロシャツ
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