「はぐァッ!!」
"ソレ"は寸部の狂いなくヒカルの臍にめり込んだ。
「う、う…グッ、ゥおおおおおおおおおおッッッッッッッ!!!!!!」
臍のスイッチが"押された"ことで、その腹部の中心から放射される光。
「ッ!?」
光と共に発せられた衝撃波によって、体に纏わりついてたスライムがはじけ飛ぶ。
そして光は彼の衣装を新たなコスチュームへと変換していった。
「ナベルヒーロー!!ヒカルッ!!」
お腹丸出しの異常に丈の短い半袖ポロシャツに半ズボンという特徴的なコスチューム…
それこそナベルヒーローとして変身したヒカルの姿であった。
(お腹の中のスライムも消えたみたいだな…よしっ!)
「どうだッ!!変身してしまえばこっちのものだッ!覚悟しろッ!!」
「…なるほどなぁ、なかなかやるやんおヘソヒーロー君」
感心したように呟くNo.11。
「あの出っ張った鉄の杭に思いっきりヘソ突き込んでスイッチ押すなんてなぁ?」
腕を拘束され自ら臍の変身スイッチを押せないヒカルがとった手段…
それは壁から出っ張った金属製の杭に自ら臍を突っ込ませスイッチを押させるというものであった。
彼の目論見は見事成功し、変身を果たすと同時に体に纏わりついていたスライムも消し飛ばすことが出来た。
「…でもなぁ、変身したことが仇になってもうたなぁ?」
「!? 何を言って…」
「…えッ?」
【続く】
ポロシャツ
2022-03-07 10:15:19 +0000 UTC黒魔道師2971号
2022-03-07 04:03:58 +0000 UTC