ある日の放課後…
普段はテニス部員たちが練習に励むテニスコート…
だが今日、そのコートに立っているのは2人の少女だけだった。
ネットを挟んで対峙する2人…
一人は他ならぬ梨緒であった。
相対するは彼女が所属するテニス部の後輩…
そして他の部員たちはコート外から彼女たちを注視している。
…厳密にいえば、彼女"達"ではなく、そのほとんどの視線は梨緒に注がれていた。
「う、うぅ…」
顔から火が噴き出さんばかりに顔を赤らめている梨緒。
…今、彼女は衆目に己の痴態をさらけ出しているも同然の格好をしていた。
部活用のテニスウェア…半袖ポロシャツにスコートという彼女のグラマラスな体を強調するに十分過ぎるこの衣装…
だがそんなウェアの上から、なんと彼女はまるでSMプレイのごとく黒の拘束ベルトを身に着けていた。
首回り、肩口、鼠径部にきつく巻かれたベルト…
そしてそこから伸びる6本のベルトが彼女の"ある部分"に向けて集結している。
その集結点の中心には…
「く、くそぉ…!」
テニスウェア越しに"盛り上がった"梨緒の腹部の中心部…
雷娘によって肥大化させられた彼女のデベソにはめ込まれたリングが体の6方へと延びるベルトの結節点となり、その存在感を否応なしに強調していた。
「す、すごい格好…主将…」
「あれって…出べそ?」
「へ、変態…」
周囲から聞こえてくる囁き…その一言一言が梨緒の心を容赦なく抉る。
(わ、私だって好きでこんな格好しているわけじゃあない!!)
そんな梨緒の脳裏に過るほんの少し前のやり取り…
「ふ、ふざけるなぁッ!!こ、こんなもの付けて試合なんか出来るわけないだろッ!?」
校舎裏に響き渡る梨緒の怒号。
テニスウェアに着替えこれから練習に出ようとする梨緒を呼び止めたのはライナであった。
「え~、そんなこと言える立場だったっけぇ~?梨緒姉ぇちゃん?」
「ぐぅっ!」
「これ付けたまま、そうだなぁ…5人くらい試合してよ。それでもし梨緒姉ちゃんが負けたらおヘソ取っちゃうから」
「な、なんだとッ!?」
そして今、梨緒は言われるがまま、鬼娘が用意した拘束具を身に着け無謀な試合に挑もうとしていた…
(く、くそ…体を少し動かしただけで…ヘソが引っ張られて…)
「せ、先輩…?」
あまりにも奇抜な格好をして試合に挑もうとしている主将に対し、訝し気に声をかける後輩。
「き、気にするな…こ、これも…"特訓"の一環だからな…!」
我ながら馬鹿馬鹿しいことを言っている…
だがもはや梨緒にはこのデベソ拘束試合を乗り切るしか手段は無かった。
「く…、い、いくぞ…ッ!!」
【続く】
ポロシャツ
2022-03-12 12:39:57 +0000 UTCなな
2022-03-12 12:31:51 +0000 UTC