「お、お前ッ!?」
突如テニスコートに入ってきた一人の人物…
その姿に思わず身をすくませる梨緒。
それはかつて彼女を完全敗北せしめた雷娘の姉、ライカであった。
「おう、随分妙ちくりんなカッコしてるななオイ?そんな自分のデベソ目立たせてやがって…馬鹿じゃねぇの?」
「…っ!」
思わず口答えしたくなるもグッとこらえる梨緒。
何せ相手は変身した梨緒を腹パン一撃でKOさせた雷少女…
今の彼女では到底太刀打ちできる相手ではない。
周囲のギャラリーも突然の乱入者にざわつく。
「ね、ねぇ、なにアイツ…?」
「す、すごい腹筋…」
「あんなおっきなデベソ…初めて見た…」
人前に出てきたこともあってか、テニスウェアらしき恰好をしているライカであったが、そのあまりにも奇抜なスタイルが周囲の目を引き付けていた。
筋肉質な四肢と腹部をこれ見よがしにさらけ出した極めて露出度の高いテニスウェア…
特に目立つのは引き締まった腹筋の中央に堂々とそそり立つ巨大なバッテンデベソであった。
「おう、テメエら俺のヘソに見とれてねぇで、さっさとボールよこせよ」
威圧感溢れる視線を周囲に向けるライカ。
そして恐る恐る梨緒の後輩の一人が彼女にボールを差し出す。
「おう、あんがとな。それじゃ早速始めようじゃねぇか?」
「…」
「分かってるよなぁ?この勝負逃げる選択肢なんてテメエにはないぜ?」
「ぐっ…」
5人抜きした直後で体力も限界に近かったが、ライカの言う通り梨緒に選択の余地はない。
意を決し改めてラケットを構える梨緒。
その姿を見てニッと笑うと、ボールを手にラケットを構えるライカ。
「お、お前…テニスのルール知ってるのか?」
「あぁ、ライナの奴から一通り聞いた……ッぜッ!!!」
「…要は相手の"ヘソ"にボールをぶつけりゃいいんだろ?」
【続く】
ポロシャツ
2022-04-04 21:09:33 +0000 UTCなな
2022-04-04 11:42:28 +0000 UTC