「う、嘘だろッ!?」
必死に手足を動かそうとするも、四肢全てが"枷"のようなものにはめ込まれビクともしない。
仰向けに大の字に拘束されている事実に気が動転するルカ。
「な、なんでこんなことに…、ッ!?」
その時、ルカは近くに"何か"がいることを察知した。
ぼんやりと人影のような輪郭が近くにいる…
バチッ!
「ッ!?」
その時、突如火花のような閃光が発せられ、その影を浮かび上がらせた。
「な…!?」
暗闇から姿を表したのは、虎柄の水着のような衣装を着た女性であった。
だが、その頭からはまるで鬼の角の如き一本の突起物が生えている。
「あ、おはよう…ってとこかな?あ、もう昼だったっけ?」
その異形の"何か"がヒカルに向けって声をかける。
「お、お前は誰なんだ…!?な、何で俺がこんなとこに…ってか、一体どこなんだよココッ!?」
声を荒げるルカ。
「そんなにいっぺんに言われてもさぁ…ってか分からない?アタシが"誰か"って…」
「え…?」
改めてその姿を凝視するルカ。
金色の髪、赤みがかった肌、そしてそのむき出しの腹部の中央に鎮座した赤いバッテンベソ…
「…まさか」
「そ、いわゆる雷様ってやつ?ほら、おヘソ取っちゃうぞ~って…」
しかしその言葉はルカの頭をより混乱させた。
「…な、何言ってるんだよ…雷なんてメイシンで…」
「でも実際にここにいるじゃん」
「…う、嘘だ…嘘だろ?だって、だって雷さまなんて…」
「もう~、だったら実際に見せてあげるよ!」
突如、ルカを拘束している台が宙を移動するかのように彼女の元へと接近する。
「ッ!?」
捲れあがったポロシャツの裾から覗くルカのむき出しの腹へと顔を近づける"自称"雷娘。
「あ~、遠目から見ても汚そうなおヘソだったけど、近くで見るとホント汚いなァ」
「や、やめろッ!!俺の臍を見るなァ!!」
「え~、自分からあんなにおヘソ出してたじゃん。こんなつんつるてんなシャツなんか着てさ」
「そ、それは…」
「そうやって調子乗ってる男の子を懲らしめるの大好きなんだァ~ワタシ」
嬉々として、顔を近づけその臍穴を覗き込む雷娘
「うっわ、くっさッ!凄い匂い…!」
そう言いながらもその臍の両脇に両手を添える雷娘。
「ヒッ!、お、俺のヘソに触る…」
バチッ!
「ヒぐゥッ!?」
一瞬、微細であるが電撃のようなものが臍に流れたのを感じるルカ。
そして次の瞬間、雷娘がその臍の縁を左右へと思い切り広げる。
ベリッ!!
「はぐぅッ!!??」
穴を左右へと割り広げられ、その中身が余すことなく露となるルカのヘソ。
もともと大きめの穴であったが、それが今やなんと10cm近くまで穴を広げていた。
同時に上がる二人の声。
「こ、こんなにへそゴマがたくさん詰まって…最高だよォッッ!!」
「や、やめろぉォォォッッッ!!!!!中を見るなァァアアアッッッッッ!!!!!!」
嬉々とした声を上げる雷娘、一方己の臍の中を暴かれ悲鳴のような叫び声を上げるルカ。
「あぁ、予想以上だよォ…最高だよォ、ルカ君のおヘソのゴマ…」
「ゴ、ゴマなんか見るなァアアアアアアアアッッッッッ!!!!!!!!!」
「でもさっき自分から"へそゴマがたっぷり詰まってる"って言ってたじゃん~」
「う、うるさいィィッッッ!!!」
必死にお腹を彼女から引き離さんと藻掻くルカ。
だがそんな彼の事などお構い無しに、半ば恍惚とした表情で雷娘は臍の観察を続ける。
「あぁ~、こんな干しブドウみたいなゴマがたくさん…!こんな汚くて美味しそうなヘソ…初めてだよぉ~!最高だよぉ~!!」
「も、もういい加減にしろぉオオオオオオオオッッッッッ!!!!!!!!!」
普段から臍を人前でさらけ出しているルカも、こんな間近で臍を凝視されている事実に羞恥心が爆発しそうになる。
だがその行為を止めることも出来ず、為すがまま彼の臍の中身はしばらく彼女の視線にさらされ続けられるのであった…
【続く】
ポロシャツ
2022-06-26 08:50:46 +0000 UTCなな
2022-06-26 08:11:31 +0000 UTC