「ま、何かあるわけじゃねえけどよ・・・」
ゴニョゴニョと口ごもる親方の小便の軌道が、少しずつ上向きになってくる。
ビンゴ。
谷底に向かって勢いよく放射される小便の軌跡は、親方のマラが猛々しく隆起しつつあることを示している。
俺は親方のマラを覗き込みたい衝動を必死でこらえつつ、さらに発破をかける。
「いいパイオツっすからねェ…エリサちゃん」
横目でチラリと親方の横顔をうかがう。上目遣いで唇をつんととがらせ、真っ赤になった顔はタコそっくりだ。こんなふうに口をとがらせるのは、親方が少し困った時だ。
「…おい、どうすんだ。こんなんなっちまっただろが」
勃起を抑え込むことができなかった親方は、腹をくくってソレをさらけ出すことにしたようだ。
目線を落とし、怒張した親方のマラを目にした俺は、息を呑んだ。
ふ、太い…! 長さはないが、とにかく太い竿は、喩えるならビール缶。これまでそれなりに野郎のマラを見てきた俺でも、ここまで太いモノは始めてだ。
赤黒いエラの張った亀頭。どす黒い、筒のような竿には、青筋を立てた血管がからみついている。チャックからは、縮れた陰毛が燃え上がるようにはみ出している。
ダメだ。これは、もうダメだ。
完全にノックアウトだ。
みるみる膨らむ俺のモノを、俺はもう隠すことができなかった。俺が勃起したことに気付いた親方は、一瞬、少し面食らったような表情を見せたが、次の瞬間、頑丈な歯を剥き出しにし、まっすぐに俺の目を見てニッカと笑った。