俺に背を向け、いつものガニ股で歩き始めた親方は、しかし、数歩歩いて立ち止まった。
「・・・ちきしょうめ」
親方は体をモジモジとよじらせていたかと思えば、急にくるりと俺の方へ向き直った。
「ギンギンでおさまんねえ・・・」
股間にそそり勃つでっかいマラを持て余した親方は、少し困ったような、照れたような表情を浮かべ、ボリボリと禿げ頭を2、3度かく。
俺はもはや、ハブに睨まれたマングースのように、親方のマラから目を離すことができなかった。
親方は俺の喰い入るような熱い視線に気付いたのか、俺のほうに顔を向ける。
「・・・なんだ、おまえのもかよ」
親方は、天を衝くような俺の勃起マラをチラリと見る。親方の顔が、スローモーションでニカッーとしたいたずらっぽい顔に変わっていく。
どうやら、さっきまでの羞恥は、悪事の仲間を見つけた安心感に変わったようだ。
「よし、テツ! 一発、ここで抜いてくぞ! センズリ競争だっ!!」
親方はそう叫ぶと、さっきまで小便をぶっ放していた場所で、おもむろにマラをしごき始める。
「ホレ、おまえも早くしごけや! 遠くまでザーメン飛ばせたほうが勝ちだかんなっ!」
人の気配がないとはいえ、公道に面した場所で躊躇なくセンズリをぶっこき始めた親方に、俺は面食らった。
けど、谷底を見下ろし、空にマラを突き立てて一心不乱に扱き上げる
親方の姿は、まぶしかった。胸が熱くなり、これこそ男と思った。
(俺も、こんなふうな男になりてえ・・・!)
「うっす、負けねえっすよ!」
覚悟を決めた俺は、親方の横に並び、カチカチにおっ勃ったマラを扱き始めた。
(続く)