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あんどん丸
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(R-18小説)親方と俺が崖っぷちで連れションする話(結)

 射精後の虚脱感の中、俺は急に不安になった。精を放った後、ついさっきまで熱く情を交わしていた男が、冷淡になるのはよくあることだ。


 俺は、親方の顔になかなか目を向けられなかった。


 しばらく続いた沈黙を破ったのは、親方だった。


 「おい…テツよお…」


 親方の言葉に、俺は身構えた。


 しかし、次の瞬間、親方は大きな口を開けてガハハと笑い始めた。


 「おまえ…なかなかやるじゃねえか。なあ」


 親方は、湿った手を俺の坊主頭に乗せたかと思うと、犬ころにするようにわしゃわしゃと撫で回し始めた。


 「わっ、きったねェ! ザーメン! ザーメンついてるっすよ」


 「気にすんなって。俺もおまえも、もとはといえば、ここから生まれたんだからよ。な?」


 親方は濃厚な精液の付着した人差し指を、嗅がせるように俺の鼻の前に持ってきて笑った。


 「ちょ! くっせぇ! おっさんのザーメン、マジ勘弁!」


 俺と親方は、そんなじゃれあいをしばらく続けた後、大声で笑い合った。


    *


 ようやく萎んだマラをチャックにおさめ、俺たちはトラックに戻り、当初の目的地だった資材置き場へと急いだ。


 開け放した窓から吹く風が、心地よかった。俺の頭に残った親方のザーメンがパリパリに乾いていくのもご愛嬌だ。


 時間がたつにつれ、射精後の虚脱感は、不思議な満足感へと変わっていった。俺の隣で、呑気に口笛なんか吹いている親方も、もしかしたら俺と同じ気持ちなのだろうか。


 「テツよお…さっきの勝負、もし勝ったら、何がほしかった?」


 親方は、窓の外に目を向けながらぶっきらぼうに言った。


 「……何も。ま、親方の財布の中身ぐらい承知っすからね」


 俺は、いつもの調子で答える。


 「ったく、こいつ、かわいくねえなァ」


 親方は俺の頭に軽くゲンコツを食らわす。


 (そう、何も…。だって、俺の願いはもうかなってるんだしな…)


 ゲンコツを食らってもニヤニヤとハンドルを握る俺を、親方はちょっと不思議そうな顔で見た。


 「おまえ、時々分かんねえよな」


 「分からなくてもいいすよ。それが親方のいいとこなんすから」


 「何だそりゃ。おまえ、絶対、俺のこと馬鹿にしてんな?」


 「んなことねえっすよ、尊敬してますよ。心から」


 「どーだか!」


 そんな他愛のない言葉を交わすうちに、俺たちを乗せた軽トラは深い緑の中を縫うように進み、いつしかあの谷間は遠ざかっていくのだった。


  (おわり)

(R-18小説)親方と俺が崖っぷちで連れションする話(結)

Comments

お楽しみいただけたでしょうか。ちょっと粗いですけど、エロくはできたかなと思ってます。コレを漫画にできる画力がないので、小説にしてみました。

あんどん丸

💦💦💦よかった〜続編の余韻が😊続々新作も楽しみです。応援してます✨


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