「おふっ・・・ぐうっ・・・ぐへえっ・・・」
魔羅をしごく手の動きが早まるに連れ、押し殺していた声が漏れ始める。
脂肪に覆われた全身の筋肉が収縮し、汗が吹き出る。
(※イラストはまだラフの状態です。いずれ完成版を掲載します)
放出される熱に乗って、股間からはむわっとしたたまらない雄臭が立ち上ってくる。
(ああ、臭え・・・臭えべ・・・)
しかし、それは自嘲ではなかった。むせ返るような雄の臭気をおのれの体が発していることに、巨人は誇りを覚えていた。
今や、巨神の脳裏は完全に、快感と興奮だけが支配していた。みじめな思いや不安は頭から消え去っていた。やるべきことは明白だった。ただ、おのれの魔羅をしごき、雄の快楽だけを追い求めていればいいのだ。
「おお・・・気持ちええ・・・気持ちええ・・・極楽じゃ・・・センズリはたまらんのう・・・」
街の人間は、巨人が何のために存在しているのか分からない、とうそぶく。それは、巨人にしても同じだった。自分が何のためにここにいるのか、巨人には分からない。毎日何もせず、ただ呆けたように過ごし、やることといったらセンズリばかり・・・。街の人間に軽んじられるようになると、巨人の心には、ぼんやりした不安と寂しさがつきまとうようになった。
しかし、そんな不安も魔羅をしごきだすと吹き飛ぶ。青筋立てていきり立つ魔羅をしっかと握り、センズリをかいている時は、一人の雄として、どっしり生きていることが実感できた。おのれを誇らしく思い、忘れかけていた神としての感覚が蘇るのだった。
「ああ・・・おら男だべ・・・男だべよぉ・・・魔羅ぶら下げた男に生まれてよかったべよぉ・・・」
巨人は、太陽を仰ぎ見るように頭を上げ、ぎゅっと目を閉じてひたすらセンズリに励む。淫猥な行為であるずのそれは、どういうわけだか、どこか祈りにも似ていた。
「おお・・・気持ちええ・・・魔羅をしごくだけでおらはこんなええ気持ちになる・・・おてんとさまに感謝だべ・・・まこと、ありがてえ、ありがてえ・・・」
巨神の閉じた目尻からは、透明なしずくが垂れる。太陽の光を受け輝くそれは、巨人の額を流れる汗なのか、涙なのか分からなかった。
(続く)