過去作の紹介と思い出を語る「おもひでぼろぼろ」のコーナー。今回はこちらの「三睡図」です。2012.9.2の作ですね。
さて、タイトルが何やら分かりにくいのですが、これは実は禅画に「四睡図」というのがありまして…。パブリックドメイン画像があったので添付します。
こんなやつですね。作者は黙庵霊淵(鎌倉時代末〜南北朝時代)。豊干という太ったおじさん(というか一応えらい禅師)と、童子の姿で描かれる寒山・拾得、そして虎の4人が共に睡る姿を描いた禅画です。
このモチーフ、かわいいなあと思って、虎を熊に変え現代のセル画風にアレンジしたらどうなるか…というちょっとめんどくさい&まどろっこしいコンセプトのもとに制作しました(まあ、若気の至りですね、はい…。ほかにも同じモチーフで何枚か描いています)。
ちなみに、軸みたいにしたいと思って、プリントできる生地に印刷してみたりもしました。それがこちらです。
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……なんというか、コンセプトだけ先走った感、満載ですね(笑)。中2病っぽい作品への過剰な自己意識をひしひしと感じます。
ちなみに印刷したはいいものの、どうやって飾ればいいか分からず、四隅に練り消しをつけて貼り付けようとしたのですが、うまくいきませんでした(四隅が丸く汚れているのはそのためです)。太古の昔より連綿と続く計画性の無さ…。
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まあ、ちょっとだけ自己弁護しておきますと…。この当時は、まだまんがを描いてなくて(描けるとも思ってなかった)、さらに自分の絵がうまいとは思っていなくて(見りゃ分かる)、どうにかして作品に付加価値を付けなければ…といろいろ考えていたのです。で、あからさまに日本の伝統美術を引用しはじめるという、分かりやすい流れ…。
しかし禅画というのはちょっと特異な美術でありまして。描かれる人物は、ほぼおっさん(たまに童子もいますが)。むさくるしい髭面のおっさん、太ったおっさんたちを、みんなが一生懸命描いているのです!!
これをなんとか現代風にアレンジしたい!いやしなければ!!と思って(無駄な使命感)、セル画風のほかにも、墨絵風に描けるアプリケーションを使ったり、いろいろやっていたのですが、根本的な絵の下手さがあって…どれもあまりパッとしませんでしたねえ、はい(笑)。
ただ、一方で狙いとしては悪くなかったかなァ、という思いもありまして、うまい人にやってもらいたい…という気持ちは今でもちらっと持っています。
と、長くなりましたので本日はこのあたりで。
同じシリーズも何枚かありますので、いずれまた紹介していきたいと思います。
あんどん丸
2022-07-27 10:39:17 +0000 UTCごわんど
2022-07-26 11:46:29 +0000 UTC