「ふう・・・」
巨人は日課のセンズリを終えた後、大きなため息をついた。
「どうも、ここんとこ、センズリが前ほど気持ちよくねえだよ・・・」
巨人は、亀頭からだらしなく垂れる雄汁の名残りを指ですくい、ぺろっと舐めた。以前は、その行為は巨人に深い満足感を与えてくれるものだったが、最近ではただ精液の苦味だけが残り、味気なかった。
1日数回発射こそしているが、太筒から噴出される雄汁の飛距離と量は少しずつ減っていた。
あれほど耽溺していたセンズリにも気が乗らず、魔羅をいじり出したはいいものの、途中でやめてしまうこともあった。
「里のモンたちは、いったいどこに行ってしまったべなあ・・・」
巨人はどかっと両脚をおっぴろげ、股間にだらりと垂れ下がった陰部を剥き出しにしたままひとりごちた。
今や、巨人が秘部をさらけ出しても文句を言う者はいなかった。しかし、はるか昔のように、抜いても抜いてもムクリと起き上がってくる陰茎の生命力を称賛し、拝む者の姿も、またなかった。
「にしても、あれはいったい何の小屋だべか・・・」
かつての市街地は姿を変え、今では巨大な皿と箱のようなものが整然と並んでいた。今では、あれほど大勢いた市民は、姿を消していた。ただ時折、無骨な装甲を施した車両が出入りするだけだった。
巨人が発射した雄汁は、市街に並ぶいくつもの巨大な皿が回収した。雄汁は、太いパイプを伝ってその隣の巨大な箱に送られているようだった。それが何のために行われているのか、もちろん巨人には分からなかった。
「・・・なんだが、むなしいべ・・・。里のモンに罵られながらセンズリこくのは恥ずかしかったけんども、何も言われねえのも、張り合いがねえもんだべな・・・」
巨人はしばらく雄汁で濡れた陰茎とふぐりを弄んでいたが、やがて大きなあくびをしたかと思うと、ごろりと横になった。
(おら、なんだか眠くてしょうがねえべ・・・)
巨人は、そのまま、深い眠りについた。