巨人は、仁王立ちで腰を突き出し、荒々しく太竿を擦り上げていく。
竿の先っぽの鈴口からは、我慢汁があふれ、竿はぬらぬらと怪しく光った。
巨人は全身の力を振り絞り、雄の快楽を追い求めることに集中していた。厚い脂肪に覆われた筋肉は盛り上がり、全身は汗で光った。猛然と竿を扱く摩擦音、飢えた獣のような荒い吐息が静寂の世界に響く。
はぁ、はぁ、はぁ…。
ぎゅっと目を閉じ、額には青筋を浮かべ、唇を突き出して巨人は竿をものすごい勢いでしごき続ける。それは、一切妥協のない、雄そのもののセンズリだった。
強烈な摩擦に、あふれる我慢汁すら追いつかなくなり、亀頭にうっすら血がにじみ始めたが、巨人はかまわなかった。手のひらにぺっと唾を吐き、潤滑油の代わりにする。
「ああ、気持ちいいべ。センズリはまこと、気持ちいいべぇ、たまんねえ…」
はじめは右手で竿を扱き、左手は腰に添えていたが、やがて両の手で筒を作り、犯すように腰を振り始めた。
「ああ、ああ、たまんねえ・・・皆の衆、見ちょるかあ・・・! おらのセンズリ、見ちょるかあ・・・!!」
巨人の脳裏には、里の男衆どもの姿が浮かんでいた。巨人のセンズリを心から崇め、一緒にセンズリをかき、雄の快楽を共に味わった、懐かしい男衆たち。
一瞬も休まず竿を扱き続けるうちに、男集への郷愁と脳天を突き上げる快感とが、溶け込んでいった。
「ああ、気持ちええ、気持ちええ・・・たまんねえ・・・センズリはたまんねえ! たまんねえぞおーーーっ!!」
巨人の咆哮が、誰もいない世界に響く。
「おら、おら、分かっただよ・・・おらはセンズリをかくために生まれただよ・・・!」
巨人の手と腰の動きはますます激しくなり、全身の毛は汗で濡れ、皮膚に貼り付いた。尻をびっしり覆う毛は縮れ、たくましい巨人の尻をさらに淫猥に見せた。
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・。
息が荒くなり、巨人のふぐりがぎゅっと収縮する。
「おらが、新しい命の種を撒いてやらあ・・・!!」
巨人は天を仰ぎ見、絶叫した。
「ああ、いぐ・・・いぐべっ!! いぐべよおっーーー!!」
その瞬間、巨人の鈴口は、勢いよく濃厚な白濁の液を噴出した。それは、マグマの噴出のようにぶしゅっ、ぶしゅっと飛び出し、遠く放物線を描いた。
「うがあっ、がはあっ・・・」
雄汁の噴出はとうてい一回ではおさらなかった。果てしなく続く噴出のたび、巨人の体は痙攣し、喘ぎ声が地を震わせた。
「はあ・・・はあ・・・」
巨人が雄汁の噴出を終えたのは、何度目の発射だっただろうか。すべての力を使い果たし、巨人は膝から崩れ落ちた。
「へへ・・・おらの種、いっぺえ出たぞ・・・おめえたち、元気に育って、里にまた花を咲かせてけろよ・・・」
満足そうに目を閉じ、巨人は二度と覚めることのない眠りについた。
巨人が放った雄汁が、新たな命の種となり、荒れ果てた地上を再び草木や生き物で満たすのは、まだすいぶん先の話である。
(完)
あんどん丸
2022-10-02 00:34:16 +0000 UTCごわんど
2022-10-01 10:28:18 +0000 UTCあんどん丸
2022-10-01 03:33:12 +0000 UTC三太
2022-09-29 22:53:41 +0000 UTC