趣味の話:SCP-241-JP解説
Added 2019-10-01 23:39:34 +0000 UTC唐突になんですが、「SCP-241-JP『夢喰いの澱』」の考察がした~~~~~い!!のでします。
「SCPって何?」って人はグーグルに聞いて下さい。
SCP-241-JPは、とても良く考えられている良いSCPだと思うんですが、書いてある内容から全容を把握するには難易度が高く、考察のばらつきが多く感じます。「正解を当てろ!」とかそういうのではないのは分かっているのですが、アニオタwikiにもこいつの解説は無いし、決定版と呼べる内容はどうにも見つからず、「誰か~~俺の考察の答え合わせをしてくれ~~~!!」って気持ちになってしんどい!
何より、「これ、作者もしかして誰も正解を当ててもらえなくて寂しがってるのでは…???」というお気持ちに(愚かにも。最後にオチがついて本当に愚かなことがわかる伏線ですよこれ)なってしまったので、このSCPに関わりながらも心にもやもやを残しているかもしれない誰かのために、僕自身が答えとなります。実際の正解かは知らんけど僕にとってはこれが正解。レヴィナスも「絶対の真理なんて無理じゃよ、他者がおるし」って言ってたじゃん!?
なので今回は、僕のファン的な方々のためではなく、単にこのSCPでもやもやしてる人のための記事なので、全体公開です。ただのブログやんけ。
さてこのSCPは、結論から言うと「旅客機になりたい夢を持った戦闘機」とかではありません!!
作者じゃない僕が言うのもなんだけど、本当にこの考察で終わっちゃう人が多すぎるから言い切っちゃおう。違います。
このSCPは、「本当に元々旅客機」だったのです。SCP-241-JPを解説するにあたって、最も混乱しやすい要素は「これは過去改変の結果、因果が逆転してしまったSCP」であり、「記事に書かれていることは全て、過去改変されてしまった後の結果でしかない」というところです。
これを踏まえて、逆順に答え合わせをしましょう。
①まずこのSCPは「搭乗者の『叶えた夢』を『SCPの中で見た夢』に変換し、食べて排出する」という能力を持ちます。これは問題ありませんね。これが過去改変の原因です。
②前項の能力によって、「旅客機パイロットの『叶えた夢』を食べた結果、旅客機パイロットは旅客機パイロットではなくなってしまった」という過去改変が起こりました。その結果、「このパイロットが操縦していた旅客機」であったSCP自身も過去改変の影響を受け、矛盾を補正するために「別の飛行機」に変換されたのです。それがF-1型戦闘機としての現在の姿です。
…常識で考えると混乱しますが、このSCPは因果が逆転しています。
『最後の搭乗者であるパイロットが降りて、パイロットの夢を食べた瞬間、このSCPは、旅客機から戦闘機になった』のです。最後の搭乗者。旅客機なら、最後に降りるのはパイロットですね。
そう、最後の実験記録、241-17。ここで、パイロットが降りた、その瞬間!!!
この旅客機から降りた全ての搭乗者は『戦闘機から出てきた』ことになり、そしてその矛盾を修正した結果、『戦闘機型SCPの実験』という過去が、後から貼りつけられたわけです。
つまり、『パイロットが降りるまでは、すべての乗客は、旅客機から降りてきた』のです。
実験記録は241-5~17までナンバリングが飛び飛びで存在しますが、これは恐らく全部で17人の記録があったということでしょう。小さなプロペラ機なら、乗客はこの程度の人数なのではないでしょうか。
…小さなプロペラ機、というのが、『通常の旅客機よりは小さい、17人乗りのプロペラ機<パターンA>』なのか、『ごく少数、1~2人を乗せる、プロペラ機の中でも本当に小さい個人利用レベルのプロペラ機<パターンB>』なのかが、ちょっとよくわからないんですが…プロペラ旅客機って17人乗りを一人で操縦するもんなんですかね?だったら前者でしょうけど。
プロペラ旅客機について知識がないのでここはよく分かりませんが、正直、どちらでも矛盾しないと思います。
外国人が多いのも、『そもそも全員、プロペラ旅客機の乗客』だからですね。
さらに、全ての実験記録に置いて、日付が隠されているというのもポイントです。旅客機から降りた搭乗者は、過去改変によって『実験に参加した人達』ということになりましたが、降りた時刻を変えることは出来ません。
日付は、SCP記事あるあるの『なんとなく情報は歯抜けにしたほうが怖くて良い』的演出ではなく、『旅客機が過去改変で戦闘機になってしまったという矛盾の解消のため、あえて記録されていない』わけです。
もし実験記録の日付を記載してしまえば、<パターンA>なら日付は全て同じになってしまうし、<パターンB>なら今度は連続した実験の行程としては恐らく時期が離れ過ぎるでしょう。
17回の実験。どちらのパターンでも、日付が記録されてしまうだけで大きな矛盾点となるでしょう。
う~んどっちだろうな。最後の機内アナウンスの内容からして、Bの可能性がどっちかと言うと高いかな~と感じますが、はてさて。どちらにせよ重要なのは、『パイロットの夢を食べたことで、自分の存在をうやむやにし、完全犯罪を成立させた、逃げ切り故意犯系SCP』という点ですね。
旅客機に乗った乗客は、このSCPに『夢』を全て食べられ、澱として排出されました。
彼らの成功はなかったことになりました。
そして最後に、その旅客機を操縦していたパイロットの夢さえも食べ、『乗客の成功を食べた旅客機』という存在さえもなかったことにしました。
『パイロットがDクラス職員ではなくエージェントとして排出された』のは、このSCPの慈悲でもなんでもなく、単に、完全犯罪のアリバイとして利用しただけです。
かくしてこのSCPは、お腹いっぱい、たらふく食べ、その悪意を誰にも知られることさえなく、今でも、格納庫内で眠っています。
…いや、特別収容プロトコルでは、格納庫へ保管されてるって書いてあるのに、最後に博士はメモで「既に解体されています」って言ってるんですよね。これもうよくわかんねえな。どっちでも良いですけど、個人的には「実は解体とかはされてなくて収容プロトコル通り、格納庫の中でひっそり安らかに眠ってる」って感じのほうが、意地が悪くていいと思いますけどね。
正解かどうかはどうでも良いんですが、SCP-241-JPの記事にもやもやしてた誰かが「これじゃん!」と思ってくれれば良いんじゃないですかね。考察に正解はないらしいですよ。
しかし、もしこれが本当に正解だったとして、割と「旅客機になりたかった戦闘機が夢を探していた」的なちょっと良い話として誤解されてるの、逃げ切りホームランって感じで最高だよな…と思うし、そういうメタ的な意味でも完成されていた記事だったと思うんですよね。
…と、ここまで書いといてなんですが、さらに調べて、下書き相談ページとか見ると、
「この戦闘機にも夢があってそれが旅客機になること」「エージェントが乗って無力化したのは、夢を持ちながら叶えられず、夢を持ち続けていたから」とか、書いてあるっぽくて、普通にこっちが正解らしいですよ。
なのでこれは、正解にもやもやしているひねくれ者用記事です。うはははは。
Comments
色々コメントありがとうございます。 考察に正解なんか無いっちゃあ無いので、各々好きに信じたいものを信じることしか出来ないよね…僕はこれを信じるぜ!ということでここはひとつ。案外、最後に書いた下書き相談ページの内容から気が変わったのかもしれないし、僕自身この話は伝聞的に読んだものなので、実際は違うことが書いてあったのかもしれません(僕の分かる範囲ではこれ以上調べられなかった)しね。 そもそもSCPは1から10まで具体的に説明してくれるわけじゃなく…収容プロトコルを含めたあらゆる記事内容から想像を広げるのが楽しみであるわけで! 今後も気の向くままに頭ひねりながら記事を読んでいこうと思います。
緑のルーペ
2019-10-07 02:22:36 +0000 UTCしかし、誤解?が公式に正解とされている点も含めて構造に取り込まれているとすると、 この説は「まさかそんな」と否定され少数説に留まるべき… 「ネタバレ厳禁」的に秘されるべきなのかも。
三等兵
2019-10-07 01:02:39 +0000 UTC考えてみましたが、ルーペ先生説が、より正解に肉迫されてるということでいいと思います。 有力者含めていろんな人が戦闘機に乗せられるのはおかしい。 彼らが搭乗したときは普通に旅客機だったと考えるべきと思われます。 無害化された理由・必然性がちょっと弱いですが…老朽化して付喪神化した旅客機で、退役・解体前に戦闘機になりたかったとか? 元はYS-11?
三等兵
2019-10-07 00:45:33 +0000 UTC「書いた本人も予想外の正解」があってもよいと思います。自分はこちらの方が好みですよ! 追伸:『ガールズ・オン・ザ・ブルーフィルム』発売おめでとうございます。電子版を待って購入させて頂きます!
ゴットー
2019-10-02 08:46:20 +0000 UTC『旅客機の夢を見ていた戦闘機』という一般的なこのSCPの考察に対して『違います』とか断言しといてなんですけど、別に違わないですよ、違うのは僕だよ、というオチなんですが。その上で『うるせえ俺はこう思う!!』という感じ…。いやでも、絶対僕の考察が正解だと思うんだけどなあ…絶対こっちのほうが色々とスッキリするし…SF的にも…ぶつぶつ…ぶつぶつぶつ…(以下人生の終わりまで続く
緑のルーペ
2019-10-02 00:15:13 +0000 UTC